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日記「19」を販売。

4月に下北沢で行われた「日記祭」に向けて製作した自身の日記集「19」を販売しています。

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これは、わたしが毎日つけている日記のうちの、2017年から2022年までの19日だけを拾い上げてまとめた日記集です。2023年4月に行われた「日記祭」に出品するのをきっかけに製作しました。
A6のコンパクトな掌サイズで、製本はほぼ手作業で糸とじになっており、ノドの開きがよく風合いがあります。
自身の記録のため、自分が自分を観察するためだけにつけてきた日記を、外へ公開することへの抵抗ももちろん大きく、イベント後は「何てことをしてしまったのだろうか…」と焦りや羞恥心などにも苛まれましたが、こんな高額な書籍でもスッと手に取り買ってくださるお客様たちがいたことに大変感動&感謝をしまして。(購入してくださった皆さんどうもありがとうございました!)恥ずかしさよりも喜びが優ったのも事実です。

製本の関係で値が上がってしまいましたが、本を作るの手間とコストが身に染みつつも、金額など関係なく、作りたい形で本を制作できた喜びはひとしおでした。表紙の「19」という数字もスタンプで一つ一つわたしが手で押しています。(失敗できないので緊張で震えました)
仕事柄、商業的な本の製作をずっとやってまいりましたが、何の制約もなく自由に作ることの開放感たるや。色々協力してくださった印刷所、製本所の皆さんにも感謝でいっぱいですし、日記祭に参加させてくれたメンバーのみなさんにも感謝しています。

あと他のメンバーや他の出展者の皆さんの日記も読ませてもらって、どれひとつとして同じものはなく、どんな形式でもすごく魅力的で面白くて、そこも意外でした。ありのままの飾ってない文章、何気ない言葉が頭に衝撃を走らせました。これまで本というとビジネス書とか実用書とか小説などしか読んだことがなく、ZINEという世界を知り、人の思考ワールドを泳ぐのもまた良いものだなと、脳が少しほぐれた感じがしました。

というわけで、いろんな人の手が加わってできた特別な一冊。限定13部のうち在庫分が数冊です。興味がある方はぜひです。

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