鈴木ゆうとん@日常探究家

定めなきこそいみじけれ 日常探究家

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最近の記事

坂口恭平著「現実脱出論」を読んで

『現実を見なさい』、読者の方は、親や教師によく言われたことあるだろう。 この本では現実を『現実さん』と、他者として捉え、「現実」という概念への多角的な見方を提示している。 現実とは、他者と意思疎通を図るための時間・空間である。他者と共有するため、多くの場合、1人1人の感覚・感性は切り落とされ、矯正されている。目に見えないものは湧きに追いやられ、見えたものは異常者・障害者として扱う。 坂口はこのような「現実」に対し、疑問を呈する。例えば、自分が好きなことをやっている時は時

    • 横須賀探訪〜軍港と文化が行き交う場所〜

      本日は、人生ほぼ初めての横須賀を探訪しました。 車で横浜横須賀道路を南下し、中心地に近づくとさっそく左手の海に大きな軍艦が停泊しており、軍港の街を匂わせていた。 メイン通りの「ドブ板通り」は、人で繁盛して川がドブ川になり、それを板でフタをしたからこのような名称になったという。 ランチは、通りにあるハンバーガ屋「グリル&カフェ アルフレッド」に入った。照明が暗くアメリカンな内装で良い雰囲気だった。店内では屈強なアメリカ兵と思われる人々がダーツやビリヤードに興じており、「トップ

      • 4人組感情メンバーについて

        今回も『うつ』なるものの詳細をつらつら書く。私の感情はこんな風に変わった。 感情の種類で喜怒哀楽という言葉があるが、その中の、『喜』と『楽』を感じることが少なくなる。 例えると、喜びさんと楽しみさんが感情の洞窟にこもって、岩戸を閉めて出てくれなくなったのだ。まさに「天の岩戸隠し」のような現象である。 私は、岩戸の前で、『喜』さんと『楽』さんに、「最近こんな面白いことあった」、「一緒に面白いことしよう?」と、岩戸から出てくれるように話しかける。 すると、1日に2~3回ほど、

        • 僕の新しい特徴~にぎやかな場所~

          僕は10年前に『うつ』なるものを発症してから新しい自分の特徴ができた。次の通りだ。 ・考え方が3日に1回変える必要がある。 基本となる考え方が3日に1つ必要なのである。車に例えると、ガソリン、ハイエク、軽油と毎回いろんなガソリンを入れる必要がある。3日に1回、考え方の新しい燃料が必要になる。 ・自分と他人との壁が薄くなる 突然野生のサバンナに放り出される感覚がある。 周りの目が気になり、自分がやってる行動がどう見られるか気になる時がある。自分と他人を仕切っていた壁がなくな

        坂口恭平著「現実脱出論」を読んで

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        • 日々の考え
          6本
        • 渋谷体験記
          3本

        記事

          結論ないが焦りについて考えてみる

          焦りとは何なのか?を考える。 焦るの語源は、馬が気がはやって足をばたばたさせることから、足迫る(あしせる)→焦る、となったらしい。 人間に置き換えると ・約束の時刻に間合わないから、焦って準備して出かける ・仕事の納期が迫っているため、焦って取り組む といった場面がよくある。 焦りとは、ある期限に間に合わせるために生じるものか。 原始時代の人間でも、狩りをしている最中、肉食動物から襲われそうになる時、焦りの感情が生まれそうだ。動物に食べられない期限に間に合わせるために本

          結論ないが焦りについて考えてみる

          純喫茶巡り〜2024年1月版〜

          2024年明けましておめでとうございます。 新年に入って、突然、『純喫茶』に足を多く運びました。今回の記事では、私が最近、訪問した喫茶店たちを紹介します。(以下だ、である調) ⚫︎なぜ純喫茶に惹かれたか 純喫茶は、ジャズ喫茶が多いというのが偏見。ジャズが流行った1950年・60年代の雰囲気を再現しており、入るとタイムスリップしたような感覚に陥る。また、ジャズでなくとも、照明やインテリアが重厚でエレガントだ。大理石の床、木の長机・年季が入った時計など店によって様々ある。 私は

          純喫茶巡り〜2024年1月版〜

          2023年の振り返り

          今年1月を100の値とすると、下降線で5月は20、そこから12月にかけて上がり、今は140程の値にです。 春からキャリアブレイク(キャリアを立ち止まること)期間を過ごしてあり、時間があるため、色んな方々と会い、多くのイベントに参加していました。 キャリアブレイクをすると、社会・肩書きから離れます。当初は解放感がありましたか、徐々に孤独感なこれからどうしようかという不安が付き纏って来ました。私はそれを直面すると、人に会ったりイベントに行っていました。 キャリアブレイクを周

          「2013年7月22日」私の転換点

          2013年7月22日、私の転換点の日。 その日、私は高校受験のための塾で英語の授業を受けていた。最前列の一番左の席で黒板に書かれた文字を見ている。 しかし、昨日まで難なく理解できていた黒板の文字が頭に入ってこない、、、何かおかしい、自分に「集中、集中」といつもの言葉を唱える。いつもはこの言葉で集中できていたが、効果がない。。 段々と額に汗が出てくる、なぜだ?なせだ?なぜだ? そこから私の世界はモノクロになっていった。 上の瞬間は、メンタル・頭の限度を超えたため、身体が受付け

          「2013年7月22日」私の転換点

          ”あきらめ”て、大きな流れに身を委ねよう

          私は今キャリアブレイク(キャリアを立ち止まり、人生を見つめ直すこと。欧米で広まっている考え方)中である。 その時に感じるのが焦り、不安、恐れだ。 常に何かしければならない、時間がカウントダウンのように過ぎていく、このまま何者にもなれないのか、この期間を有意義に使わなければならない、などの感情だ。考えて動くのは良いが、常に考えていると頭がオーバーヒートしてくる。これは精神や身体にとっては段々しんどく感じてしまう。 そこで、どのように気持ちが楽になるか考えてみた。 そこでたど

          ”あきらめ”て、大きな流れに身を委ねよう

          サイハテで得たコトバ集

          ・君は宇宙の子だろう。やりたいようにやれ。 ・今後の進路で悩んだら、もっとシンプルに考えたら?それをしている自分が好きかどうかで選べば? ・面々と続いてきたご先祖様が紡いできた生命をムダにするな。親の期待よりもっと永い先祖様を超えていけ。 ・循環の中で生きる。衣食住ともに。

          サイハテで得たコトバ集

          2022年以降の読書リスト

          ・『自分の仕事をつくる』西村佳哲 筑摩書房  デザイナー、職人など多くの職業人の働き方・生き方を描いている。 ・『拝金』『成金』堀江貴文 徳間書店  堀江氏の実体験をモチーフにした自伝的小説。リアルな人間模様を描きながら、資本主義社会で成り上がる主人公の成長物語を描いている。若者は必見の本。 ・『日本占領と「敗戦革命」の危機』江崎道朗 PHP研究所 日本国民全員が読んでおくべき書。敗戦後にGHQに紛れて暗躍したコミンテルンの活動を記しており、目から鱗の内容。ソ連が主導し

          2022年以降の読書リスト

          8月読書記錄リスト

          ・『知の巨人 ドラッカー自伝』 ピーター・F・ドラッカー   牧野洋=訳・解説 日経ビジネス人文庫  私の世代だと「もしドラ」で有名なドラッカー唯一の自伝。  経営コンサルタントの前は、ハプスブルク帝国滅亡寸前を生き、ドイツで新聞記者を  務め、ヒトラーに直接インタビューしているのは驚いた。また、日本画コレクター  だったのは知らなかった。彼の経営論もちゃんと学びたいと思った。 ・『知ったかぶりキリスト教入門』中村圭志 幻冬社新書  Q&A方式で、非キリスト教徒が疑問に思う

          うつと脳

          うつになって、おでこの辺りの脳がが石のように動かなく感じる。 前頭前野の神経回路がストレスによってダメージを受けたのだろう。深い考え事、集中すること、決断すること、が苦手になった。 脳とうつの関係って解明されていないことが多いけど、それが謎があって面白いと思う。

          好きな言葉

          大地黄金 永遠に続く『今』 同時 偶有性という希望の光 煌めき 熱狂 悲しみという希望 過去に苦しかったことは今笑おう 多動力 世の真髄真理を掴む

          神経質という呪縛

          こんにちは。 今回は、自分が子供の時から感じていた1つの『呪縛』を書こうと思います。 タイトルの通り、神経質な気質についてです。 子供の時に親から「これは食べてはいけない」「ここは汚い」など言われてきました。 (親も神経質な気質でした) そう言われて続けて、私も神経質になっていきました。 世の中は生きづらい、死にたくないと、過度に悲観的な気持ちが芽生えました。 それが祟ってか、小学生の時に湿疹が出て身体が悲鳴を起こしました。 うつになったのもそれが影響だと考えています。

          なぜ自分は続けることが素晴らしいという思っているのか?

          私は小さい頃から習い事や部活動などを、家族から「すぐやめる子ね」とネガティブに言われ続けてた。そのため、辞めることはダメで続けることは良いことという固定観念が出来上がった。 ただ、今改めて考えて、本当にそうだろうか?もちろん、そうではない。 止めることをある種の才能だと逆転の発想をしてみたらいいのではないか。 世の中、辞めたくても辞められない人が山ほどいる。 自分で自分を責めてきた過去は手放して、これまでの自分を認めて褒めてあげよう。 それがフェアな見方というものではないか。

          なぜ自分は続けることが素晴らしいという思っているのか?