ほこりで人は死なない

 とはいうけど、精神的におかしくなるよね。目に入るものに汚れがある、と気づける内にきれいにできたらいいけれど、汚れを汚れだと思わなくなった時に、何から手を付けていいか分からなくなり、精神的に病む。これは私の経験談です。

 親から逃げてきて、この部屋に住みだしてから、私は割ときれいに部屋を使っている。それは多分、自分で部屋を契約したからだし、なし崩しに生活することの内容に憧れの家具を買ったりした。

 元夫の家を出た時のアパートは親のお古ばかりだった。背もたれが割れている椅子、頼んでもいないのに勝手に買われた大きなダイニングテーブル。ちっとも愛しいと思えない古びた棚や食器。

 一気に買い替えることはできないから今回の引っ越しで持ってきたものもあるけれど、両親から渡された家具を一つずつ粗大ごみで出し、一人用の小さなちゃぶ台とふかふかの座椅子を買った。それだけで充分だった。

 もともと浪費癖があるからそろそろ自分に厳しくしなくちゃなと思うけれど、家の中をきれいにしたい気持ちは強くて、ここにレースカーテン付けたらどうだろうとか、お気に入りの食器棚が汚れるとイライラしてきたりする。

 だから会社早退して片づけたかったんだけど。昨日は友人と楽しく遊んできて、今朝はのんびりと家事ができてほぼ満足。欲を言えば途中のパズルゲームは余計だった。

 仕事で100%の気力と体力を使うことなく、のんびり仕事して家の事をやろうかなとちょっと思いました。

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