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いい湯だな、アハハン

こんばんは。宵待と申します。妖怪です。昼間は、人間のふりをしています。


『肩までしっかり浸かって、10秒。』
これができなくなったのは、いつからだろう。
肩まで湯船に浸かって、10数えるだけ。
けど、それ以上に大切な意味を含んでいると思います。

ーーー

今日、久しぶりに温泉に行って来ました。本当に、久々。
しかも、初めて行った場所だったので、なんだかドキドキ。

入浴券を買って、早速更衣室へ。
(券の所は初めてだったので、見よう見真似でやりました(笑))
すると、そこには、鍵をうまくさせない子どもがいたのです。
手伝ってあげようか……。でも、手伝ってしまったらこの子のためにならないかもしれない……。とモジモジしていると、親御さんが来て無事鍵を開けていました。

さてこれで安心と、自分も鍵を閉めて温泉に入ろうとしたのですが……。
なぜか、鍵を抜くことができないのです。
その後も鍵に手こずり、、、
5分の格闘の末、やっと抜くことができました。
……なんだか、先ほどまで子どもの心配をしていた自分に、恥ずかしさを覚えました。

さて、気を取り直して温泉です。
しっかり体を清めてから、湯船に浸かりました。

『あ〜気持ちいい……。』
溶けてしまいそうとは、まさにこのこと。
自分の体温が、温泉に近づいていきます。その感覚が、たまりません。
頭に血がのぼってくるせいか、湯気で視界が埋め尽くされているせいか、だんだんとぽわぽわしてきます。

すると、いつもの自分の生活が蘇って来ました。

いつもシャワーだけで、短時間な入浴。
だって面倒くさいし、その方が節約できます。

……あれ?いつから、そうなってしまったんだっけ?

『しっかり肩まで浸かって、10数える。』

昔は、あれほど口酸っぱく言われていたのに。

思い返してみれば、昔から湯船に長く浸かっているのが苦手だった気がします。けど、今日こうして肩まで浸かってみて分かりました。
温まるのは、体だけではないと。
だからあれだけ、口酸っぱく言ってくれたのかな。

あ〜それにしても、頭がぼーっとする……。そろそろ上がるか。
すると、ちょっとクラっと来ました。どうやら、湯船に長く浸かるのは今も苦手みたいです。

そして、お風呂から上がってからのお楽しみと言えば……
そう、ビン牛乳です。ためらわず、一気にいきました。

プハッー‼︎

やっぱり最高です。

するとどうでしょう。とんでもない強さの、眠気が襲ってきました。

今日は、よく眠れそうです。

ふはぁ〜ぁ。ああ、駄目だ。
今日は少し早いですが、床につきたいと思います。

では今日はこの辺で。
皆さん、よい宵をお過ごしください。