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生活記録は作品で

こんばんは。宵待と申します。妖怪です。昼間は人間のフリをしています。


作品を作ったり、作らなかったり。それが面倒くさかったり、面倒くさくなかったり。

そんな私が、作品を作っていてふと思ったこと。


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油絵、始めました。


最近、5月ながら暑い日が続いていますね。もう、冷やし中華を始めてもよいぐらい。しかしながら、宵待は冷やし中華が嫌いなので、今年も始まらないと思います。
そんな中、どうやら油絵は始まったみたいです。
正確に言うと、始めたのは4月なのですが……。ま、誤差ですよ誤差(笑)

ガサツな性格なので、のびのびとできる油絵には魅力を感じています。

正確に塗らなくても、気に入らなければ削ってもよし。最近は、画溶液を垂らしたり、指で描いたりすることにハマっています。


ハマっている繋がりでいけば、中学生の時、生活記録を書くのが大好きでした。


一日数ページ書いて、それを一年も続ければ5冊ほどになります。
まぁ、びっくり。

我ながら、よくやったなと思います。誰かにやれと言われたわけでもないのに。(そもそも、出す出さないも自由でしたし。)まぁでも、こういうことが好きなんだと思います。
毎日なにか感じたことをメモしたり、日記を書いてみたり。(最近はどちらもサボっていますが…(笑))
ましてや、生活記録は先生からの返信つき。これほど楽しいものはありません。なかなか普段はできない話も、生活記録の中ではできます。自分は何を考えていて、先生は何を考えているのか。どちらも知ることができるのです。


そんな生活記録に思いを馳せている時、ある仮説が私に浮かんできました。

「私の作品って、生活記録なんじゃね?」

そう。多分、私が作品を作っている時にやっていることって、生活記録を書くことと同じなんです。


現在も油絵をはじめ、様々な素材を使って作品を作る機会があります。
そんな時、私はどんなことを考えているんだろう?と思い返してみると、だいたい自分の内面的なものです。

こんなことを思った。こんな形がすてき。こんなことと、繋がるんじゃないか?などなど。

これが作品にも反映されて、「こんなことを伝えたいんだよ!」に繋がるのです。

これって、多分私が生活記録でやりたかったことと同じ。

当時、自分が考えていることを伝えて、それに感想をもらうことが楽しみでした。なので今でも、自分の作品についてコメントをいただくことが楽しみです。
どんなことを言われるのか、いまだにドキドキして、冷や汗が出てきますけどね(笑)

加えて、自分自身についての発見も、生活記録を書くことでありました。先生に読んで欲しいというのはもちろんですが、自分で文章を書くと、自分の考えが整理されて、可視化もされます。そうすると、様々な発見があるんです。
「私はこんなことを思っているのか。」ってね。
それに、私は自分の書いた文章を読み返すことが好きです。
ここでも、「こんなふうに思っていたんだ。」という発見があります。

これは制作していても同じ。自分、素材と対話しながら作品を作っている感覚があります。そうすると面白いもので、なかなか深い部分まで見えてくるのです。そして、そんな作品を見返していると、また発見が多々あります。

ですので時々、自分の作品鑑賞会「宵待ーあの頃の私」を開催しています。(先ほど、命名しました。)


話は変わりますが、先ほど久方ぶりにパンドラの箱を開けました。
……そう。中学生時代の生活記録です。

ーーおいおい、さっきと言ってることが違うじゃないか!自分の文章見返すことが好きなんだろ?

ええ……まぁ、そうなんですけど……。中学生時代の文章ですよ。
なんというか……その……分かります?なんか、小っ恥ずかしいというか……。
緩和させるために、怪談話を流しながら読んでいますが……読むことに集中してしまうと、怪談話が入ってこず、全く怖くありません。よって、生活記録の恥ずかしさの方が勝ってしまいます。

恐るべし……生活記録。

なのでまだ、3ページしか読めていません(笑)
こんな文章を、毎日毎日読んでくださった先生には感謝しかないです。

まぁもう少し、当時の自分と格闘してみたいと思います。

しかしながら、作品の数としては今の方が多いですからね。
「未来へ贈り物」なんて言えば、聞こえがいいですが……。
ファイト、未来の私!


それにしても、暑いですね。
そのせいか私の油絵も、油マシマシへと進化しています。
固有色でない色を塗ったり、削ってみたり、絵の具を盛り上げてみたり。楽しくやっています。そんな私の絵を見て、皆言葉を失うぐらい(笑)
ちょっと、遊び過ぎたかな〜。

とはいえ、表現者としては、まだまだです。
文章でも、美術でも、片足のつま先を突っ込んだ程度。プロでもなんでもない、ただの妖怪です。

そんな私ですが、せっかくつま先まで突っ込んだのです。白髪の増えた私が、気絶するぐらい自由にやってやろうと思います(笑)

では、今日はこの辺で。皆さん、よい宵をお過ごしください。