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欲は天井知らず?

人間の欲には、際限がないものだなと最近常々思う。食欲睡眠欲然り、物欲然り。
欲しいものはそこら中に溢れていて、でもそれを手に入れる為の手段はごく僅か。だからこそ、欲というものが生まれるのかもしれないな。
美味しそうなチョコレートシュークリームがあって、買って、食べて。満たされると、次は同じメーカーの違う味の、例えばストロベリーシュークリームが食べたくなる。それが済んだら、今度は別のメーカーの、これまた美味しそうなクレープが。
やりたいこと、というのはひとつチェックがつくと新しい項目が追加される仕組みらしい。それが生きること、といえばそれまでだけど。貯金するには、どうにも弊害だ。
僕は我慢強くないし、欲に弱い。欲しいものは欲しいと思った瞬間に手に入れたいタイプだし、やっぱりやめようなんてできない。素晴らしき経済活動。
でも、お小遣いで月々の趣味を賄っているときは、ブレーキの方が強かったと思う。他人の……親のだけど……金だから、無駄使いはできない。働くことの苦労を知っていたわけではないけれど、渡されるお札に重みを感じていたのは確かだと思う。意識しているにせよ、していないにせよ、だ。
中学生の頃なんて、千円があればなんでも買えると思っていたな。髭の生えたオジサンは、なんでも欲しいものと交換された。それさえあれば、なんだって手に入った。大金持ちの気分で、お菓子やら本やら、オモチャやらを買っていた。それが全て。
それがどうだろう。
今や自分で稼げるようになって、少なからず家計に貢献して。余ったお金は全部お小遣いだ。あの頃とは、文字通り桁の違う額。
そうなると、途端に欲が着火されて、理性が弾け飛ぶ。自分の金だ、思うまま使ってしまおう、と、そうなる。悪いことじゃない。
そこで、欲には際限がない、という話が湧いて出てくる。
子どもの頃は、数百円のお菓子とか千円ちょっとのオモチャが物欲の最大限だった。今では、一万ちょっとの舞台やライブ、数千円の洋服が最大限。
なんだろう、水槽が大きくなった感じ? 広くなった分、泳いでみる場所が広がって、見てみたい場所も増えたみたいな。
となると、今より稼いで貯金が増えたりすれば、水槽はもっと大きくなるんだろうか。そしたら、もっともっと欲が出てくるんだろうか。
欲の無い心、達観して、ミニマリストで、少ないもので満ち足りる生き方……カッコイイけど、飽きそうだ。欲にまみれて、迷惑をかけない程度に欲を満たして、そうやって楽しむ方がよっぽど人生らしい。
呆れるほど限度を知らない欲こそ、僕の求める退屈しない人生なのかもしれない。際限がない、際限がない。
……眠たくて取り留めがなくなってきた。頭の中にはぐるぐる何かが巡ってるんだけど、書き起こしが難しい。とっちらかって、なんだか上手くまとまってくれない。
また思い立ったら、同じテーマで書いてみようかな。次はもっとちゃんと書けるかな。