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あなたと

背中を押して欲しいわけじゃない
引っ張りあげてほしいわけじゃない
空のグラスを飲み干すような日々の中
ただ、あなたは隣に座ってくれる

月を眺めて、「綺麗だよね」と
あなたはそう言ってくれる
それだけで、あなたの言葉が聞こえるだけで
不安だらけの明日にも夜が来るから
だから次の朝に耐えられる

満天の星空に迎えられなくていい
たったひとつの、小さく暗い星だけでいい
それを一緒に見付けられたなら
「また明日」の為に何度でも目を閉じられる

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