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書くことを通して、何がしたいか

書くことを仕事にしたい。

自分の中では夢のまた夢だったことである。

でも、そう考え始めてから、私は、なるべくそれを発信していくようにしていて、人と話す機会があれば、「実はライターに関心がある」と伝えていた。
その中で「知り合いにライターがいる」
と言ってくださる方がいて、
とあるライターさんに、お話を伺うことができた。

そのライターさんが、本当に素敵な方だった。

紆余曲折を経て、都会から農村に移住。
現在はその住まう地域で、
行政や住民と連携しながら、
その町やそこで暮らす人々の魅力を伝え、
移住を呼びかけるオウンドメディアや
フリーペーパーの
編集や執筆を手掛けている。

手掛けているメディアの中には、
実際にその町に移住してきた住民の方に
書いてもらった記事を
掲載しているものもある。
ライターが話を聞いて書くこともできるが、
実際の暮らす住民が書くことで、
よりその思いが伝わるという。

それはさながら、原稿を書かれたその方の
伝えたいこと、生き様を承認する作業で、
移住を考える人はもちろん、
そこに住む住人同士の交流も生んでいる。

私にはその姿が強烈に魅力的に映ったのだ。


私は仕事で長く地域の福祉活動の支援に
携わっていたこともあり、
住みよい地域を創るために奔走する住民や、
市民活動・ボランティア活動を実践する方々と
接する機会も多かった。

そんなまちづくりへの思いや、
その方の人生の来し方に触れ、感銘を受けることが、
その仕事で最も魅力を感じたことだった。

それが書くことを通じてできれば、どんなに素敵だろう。


書くことが好き、仕事にしてみたい。
そう思ったけれど、「書くこと」はあくまで、
手段でしかない。
書くことを通じて、何を伝えたいか。
何をしていきたいか。

自分の伝えたいことを、自分が書いて伝えていくこともできる。
自身の体験を語ることもできる。

でもそれだけじゃなくて、
その発信を通じていろいろな人の参画を得たり、
人とのつながりや交流を生んだり、
社会の課題に取り組んでいくだなんて、
本当に、なんて素敵な実践をされているのだろう。

単に、「副業ライティングで〇円稼ぐ」
みたいなことじゃなくて、
ライティングを通じて、
またライティングに付随する実践を通じて、
何かを伝えていくことができたら、
自分も幸せだし、
幸せを創出することもできる。

私も、このライターさんのようになりたい。
そのためにも、自分のしたいことは何か、
伝えたいことは何か
しっかり向き合っていきたい。

そう強く思えた1日でした。






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