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ハレー彗星が帰り支度を始めました~2023年12月9日遠日点通過~

ハレー彗星という彗星をご存じでしょうか。
約76年の周期で地球に接近する彗星のことです。

前回、地球に最も接近したのは1986年の3月ごろ。
当時12歳だった私ですが、小学生の時、名古屋市立科学館が運営する「天文クラブ」というものに在籍をしていたこともあり、とても宇宙の世界に興味を持っていた記憶があります。

ハレー彗星が地球に最も接近するということもあり、日本国内でも望遠鏡が売れまくったり、観測ツアーに申し込みが殺到するなどかなり盛り上がっていたとは思うんですが、実際には当時の日本の条件が観測には不向きで、日本からはブームの騒動ほどには彗星を見ることができなかったと記憶しています。

次回、地球に接近するのは2061年の夏。
前回1986年の時より日本での観測条件はいいのではないかと言われているとのこと。

私は生きていれば88歳。ちょっと(かなり?)厳しいかもしれませんね。
人生で二度見られる彗星とも言われておりますが、果たしてどうなることやら。

そんなハレー彗星ですが、2023年12月9日、太陽から最も遠い位置である「遠日点」に到達し、いよいよ地球に帰ってくる帰還の旅に転じました。

遠日点の話は昨日友人に教えてもらったんですが、それを聞いてなんだか昔の懐かしい思い出と38年後の想像つかない未来の姿が頭の中でごっちゃになり、でもそのごっちゃが何だか楽しくも感じました。

今日からは1日1日、確実に地球に戻ってきていることになるんですね。
それにしてもなんだかロマンのある話です。

前回の小学生の時は、物珍しさで見たい!と思っていましたが、もし次回見ることが出来たなら、どんな想いでそれを見るんでしょうか。

様々な人生を経験した最後に見るハレー彗星。
どんな想いを持ってそれを見るのか?とても興味深いです。

遠日点から1日遡って12月8日の話。
先月受診した人間ドックの結果が返ってきました。
「げっ!再検査の項目がある!!」

何が何でも88歳まで生きたいとは全く思っていないのですが、二度目のハレー彗星を見ることができるのも悪くないなあ。

これまで少し無理して働いてきたこともありますが、これからの50代は無理は厳禁ですね。

色々メンテナンスしながら、体を労わり、そして心も労わりながら、生きていこうと実感した日となりました。

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