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ぬか床

これまでぬか床は冷蔵庫で管理していました。それなりに美味しく漬かっていたんですが、Amazonオーディブルで稲垣えみ子さんの料理エッセイに出会って、ぬか床を冷蔵庫から出してみることにしました。台所の片隅に放置です。

オーディブルで2回聞いて
あまりにも気に入ったので紙の本も入手

稲垣えみ子さんはアフロのミニマリスト。家に冷蔵庫がない暮らしをされています。私も若干ミニマリスト気質があって、前から稲垣さんのことは知っていたんですが、本を読んだことはありませんでした。
料理に対する思いとか、私も同じような考えだったので、言葉がすっと自分に入ってきて共感しながら楽しく拝読しました。ぬか床のことも詳しく書かれているので、これからチャレンジしたいなーと思っている人の背中を押してくれます。

常温のぬか床に手をつっこんでみると、ふわっふわ、ふかふかでびっくりしました!常温なので混ぜる時に手が冷たくならないのもありがたい。冷蔵庫でぬか漬けしている人は分かっていただけると思うんですが、特に冬場は手が凍りそうなくらい冷えてます。常温だと、そんな事にはならず、ふかふかの柔らかい味噌のような触り心地。この中にちゃんと微生物が生きているんだな〜と改めて感じることができます。

なんとなくカビさせるんじゃないかと心配でずっと冷蔵庫に置いていたことを後悔するくらい、ぬか床の状態が良くて驚きです。
味もやさしくて良いです。冷蔵庫だと口に入れたときになんか酸っぱさが気になる日もありましたが、常温ぬか床はまろやか。塩味も酸味もマイルドな気がします。

ぬか床は、ちょっとした余り野菜をつっこんでおくと何でも美味しく食べれます。生で食べれる野菜はよく洗って適当な大きさに切って投入。下処理が必要なものは湯掻いて冷ましたものを入れます。あまり難しく考えず、余ったものを入れています。
うちのレギュラーはにんじんです。半分だけ使ったときの残りは、もれなくぬか床へ。にんじんは年中手に入って、大きく切るとゆっくり漬かり、早く食べたいときは小さく切ったりして、消費スピードと漬かり具合を調整しやすいです。

稲垣さんの本では、変わり種がいろいろと紹介されていて、茹でたじゃがいもや厚揚げなんかもイケるそうです。またいつか試してみようと思います。

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