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島々を放浪し、短編の一会を重ねながら旅の徒然を綴る。

 立ち止まると感情が溢れ出てしまい溢れ落ちてしまうので旅を重ね、島々を渡り歩く。
砂浜に夜明けから座り込み過去も未来も無い「今」だけの流れを感じとる。
過去の後悔も未来への希望も期待も無い。
今だけに生きる。
その場の美しさだけを見つめ、憤りを飲み込んで。込み上げてくる気持ちを素直に出し、声をだして波の音に溶かしてしまえばそれでお終い。
6年かかったか・・・・・。
その場の空気を腹一杯吸い込んで匂いまでも記憶する。さっ、すべてを水に流してしまおう。
再び、旅立ち。

2024年。
東海汽船の旅路にて。

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