48.しばらく呆然とした後に、ジャスミンティーを口に含んだ。愛ってなんなのだろう?辞書では表わせない自分なりの愛。児島正にお母さんから愛されている、と言われたことを思い出す。枕元にあるこぶりで薄紫色の目覚まし時計を、握り、白い壁に思い切り投げつけた。壁は凹み時計の部品は散らばる。

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