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『人生最後』残り、2515日。

休みで、熟睡したらいつも寝る時間に目が覚める。

お尻の辺りが、水浸しになっているのがわかった。

43才、退行か、老化か、ストレスか。

ただ、お尻の下の温かさと、まとわりつく感覚を確かめ、処理をする。
腎臓が壊れているからかもしれない。

喜怒哀楽なにもなく、心は凪だ。
ただ、現実を認識し、処理する。
なぜこうなっているのかを、考える。
いくつかの候補に絞り、調べてみる。
調べた中から、自分の考えと混ぜ込み、1つの答えを導き出す。
心の箪笥にそっとしまう。
必要な時、取り出せば良い。

夢占いで、そういう夢を見れば、吉夢で、
一攫千金。幸運が舞い込むらしい。

だが、実際に、寝たまま蛇口が壊れて、目も覚めなかった。現実だ。

更に調べると、原因は、加齢、ストレス、自律神経の乱れ、睡眠障害などなど、まあ、今向き合っていることである。


もし、心が目に見えて、形があるとすると、片手に乗るほどの、丸く白い球を想像する。

その白さが黒く汚れたり、反面に、色がなく反対側が見えてしまうほど透き通った心の球もある。

その球が、ある日、棘を宿したり、不規則な動きで変形し、丸を維持できないこともあるだろう。

外部からの圧力で、瑞々しさが失われ、砂漠の砂が詰め込まれ、破裂するときだってあるだろう。

五感を癒やし、闇の中の色が、虹色に変わることもあるだろう。

掌に自分の心を載せてみる。(ことを想像する)

とても透き通っていて、均整の取れた球体である。

あきれるほど透き通った空にかざすと、瑞々しさが球体を包み込んでいる。

優しく握ると瑞々しさとは、うらはらに、硬度もあることに気付かされる。

五感に栄養を与えているうちに、表面が、硬度を増し、強くなったようだった。

太陽の光が差し込むと、球の中で屈折し、その中に小さな虹がかかる。

掌の小さな虹を、見下ろし、こう思うのだ。

『今日が最後でも、いいな』と。

この
透き通った均整のとれた丸い心が持てるまで
生き続けられてよかった。

今日はどんな1日になるだろう。


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