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病院の待合室で死について読む。

今日も天気が良く、病院まで徒歩15分、散歩気分で向かった。案の定、朝の病院は混んでいる。
自分の問診まで時間はたっぷりあるのだ。
そんな時は読書をする。
現在この本を読んでいる。死や長生きについて考えさせられる一冊だ。
終末医療、看護現場について無知な僕にとっては学びと新たな知識に溢れた良い本である。

長生きすることが幸せではない?100歳まで生きられるのではなく、100歳まで死ねない。ピンピンコロリは不摂生の極めた人ができること。健康な人こそ、コロリとはいけない。…
看取りの際の蘇生措置はほぼ無意味で、演技のようなもの。

ただただ書き出しただけでも、自分の認識が塗り替えられ、再認識する内容が止まらない一冊なのだ。

死は自分とは遠い存在、めったに考えることも、目にすることもない現象。こんな印象を持ってきた。だからこそ死に対して恐怖心や、拒絶心がるのだ。死は自然現象であり、日常にありふれたもの。そう受け入れることで死を冷静捉えることができそうだ。

身近な人の死もいつか必ずやってくる。

大切な人とは、元気な時にこそ語り合い、生き方、考え方、死への認識を把握しておく。

昏睡状態、意識朦朧の相手との意思の疎通や、生への励ましはほぼ無意味なのだ。
延命治療はかえって苦しませ、死を迎える当事者にとっては人生最期が人生最悪の時間となることもある。
大切な人にこんな最期を与えてはならない。そう切実に思うのだ。

この本を読む前に、スピリチュアル系の本を読んだ。スピリチュアルから見た死。医療従事者が見る死。共通点よりは、相違点が圧倒的に多いように感じた。

僕はスピリチュアルや宗教を信じてはいない。この分野は学びや興味本意で読む。腑に落ちることがあり、生きやすさを求める者にとって確かに有用な分野である。

偶然だか2冊連続での死に関する本を読んだのだ。僕の思う死に対する認識は、今読んでいる本がマッチしているようだ。
この点に関して考えは人それぞれで当然良い。

やっと問診がまわってきた。
4ヶ月で1.5㌔だが体重が減った。僕は食べても食べても体重が増えないのだ。共感してもらうのがたいへん難しい体質。
本当に体重をもっともっと増やしたい!笑
後は、会計を待ち薬を買いにいく。
この空き時間に書く朝note。

今日も良い1日にしましょうね!


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