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【コラム】なぜ理科を学ぶ?ベスト3を考えてみた。

 理科は将来どんなことに役立つのだろう。理科には、物理、化学、生物、地学、様々な分野がある。物理だけ見ても、電気や力学など本当に細かく細分化されるのだ。このそれぞれの分野の専門家になれば、もっというならば理科に関わる仕事に就けば、ダイレクトに理科を学ぶことが必要性を感じるでしょう。

 しかし、理科を仕事にしない生徒にとって、理科を学ぶ意義はどんなとことにあるのだろうか。
 実際、これからをどんなことに活かされるのか、その意味を教えている先生はどれくらいいるのだろう。学習指導要領が変わっても、まだ知識・技能の定着に重きをおいたり、理科にだけ活かされるような思考判断表現の授業をしていないだろうか。
 理科は正直にいうと、私も興味がない分野がたくさんある。宇宙の壮大さを考えたり、地球のことを考えるような壮大で、何だかロマンがあるような単元はすごく好きだが、理科教師であっても電気の単元はあまり好きではない。
 だからこそ、理科を学ぶ本質をしっかり生徒に教えたい。
 今日は自分が考える「理科を学ぶ意義」をベスト3形式でまとめます。


第3位 自然に対して感動できる心を学ぶ

 まず1つ目は理科という教科にしっかり着目したポイントです。
 みなさんは旅は好きですか。
 自分はとても好きである。特に景色が綺麗な場所にいくと、本当に癒される。そして同時に、自分たちのちっぽけさと、自然の雄大さを感じる。悩んでいるときに、本当に自然を見ると、「自分のような悩みがたくさん集まっても結局この空の大きさには勝てないね」なんて本当に思ってすっきりする。
 特に海を見ると、この地球の大きさが実感できるのと同時に、地球が丸いことがはっきり見て取れる。どういうことかというと、水平線を見てみてほしい。よーく見ると、水平線の両端は真ん中より少し凹んでいる。

 分かる?中央部分が膨らんでいるので、これをさらに繋いでいくと、大きな円にならないか?つまり、海を見ると地球が球であることを証明することができるのだ。すごい。
 こんな壮大なことに純粋に感動できる、そんな生徒を育てるため、理科を学ぶのかな。

第2位 正確な根拠で物事を正しく判断する力を学ぶ

 ここは非常に重要ではないか。実験結果は正確でないといけない。人の勘で答えを判断してはいけないことが他の教科よりも圧倒的に強い教科であると考える。
 理科には、対照実験と呼ばれる方法をもとに正確に物事を比較することが度々求められる。

 別アプリであるがものすごく対照実験について分かりやすく書かれているため、参考に見てみてほしい。実験は「悩みを解決するために行うもの」とまとめられている。その悩みを解決するためには、根拠が必要である。その根拠が正確に特定できれば、物事を正確に判断できることにつながる。
 私は、学習に興味がある生徒ほど他者とのトラブルが少ない、この事実は紛れもないことであると思っている。相手の表情や行動から今考えている気持ちを考えたり、根拠のない噂などを流したりしない、こういう正確な判断ができるため、人間関係において良好な関係が見いだせているのだと思う。
 理科が人間関係を正しく導いている、このように考えてみてはどうであろうか。


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