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献体登録は一旦保留

❶献体への思い

高校からの友達が専門学校時代に
交通事故で失明(網膜剥離)したことが 
キッカケで思うところがあった。
すぐにアイバンクに登録した。

既に“臓器提供意思〟カードは
持っている。
使えるものは何でも使ってと。
でも、献体とは違う。

“献体〟とは、医学・歯学の大学における
解剖学の教育・研究に役立たせるため、
自分の遺体を無条件・無報酬で
提供すること。

昔、お世話になった方が
「日本尊厳死協会」の支部長を
務めているので、20代の頃から
延命治療の拒否や
漠然と献体については考えていた。

昨年、乳がんが見つかり
その時の衝撃は想像以上で😢
「思ってたより早く死ぬかも」と
思うようになった。

乳がんはステージに関わらず
再発を繰り返すと言われている。
今のところ、定期検査は問題ないが
先の事はわからない。

人はいつ死ぬのか、
どういう状況で亡くなるのか
誰もわからない。

地震と同じで、日頃からできる範囲で
“備え〟と準備のようなものを
しなくてはならない。

できるだけ人様に迷惑をかけたくない。

献体をすると、希望すれば
献体した大学の納骨堂に置いてもらえ、
永代供養もしてくれるそうだ。
※詳細は大学ごとに異なる。


❷死生観

私は「死後の世界はない、
人は死んだらそこで終わり」
という死生観なので、
お墓も葬式も戒名もお経も要らない。

「私のことを忘れないで欲しい」
なんて思わない。
忘れてもらって結構!
言わなくてもどうせ忘れるだろう、
そんなもんだ。
早く忘れてもらった方が有難い。
生きた証など残さなくても良い。

死んでしまえば、意識も無くなり
ただの“肉の塊〟になる。

ならば、医大生や学生たちの
実習のために、医学の進歩のために
少しでもお役に立てれば本望。
綺麗事じゃなくて本音だ。

❸献体への道

早速、大学から献体登録のための
資料を取り寄せたが、
読み進めていくと
簡単な話ではないことがわかった。

亡くなったら24〜48時間以内に
連絡して遺体を引き取ってもらう、
遺体の損傷が激しい場合や
病気によっては断られる事もある。

献体に同意する人が最低2名が必要など
死亡診断書も献体するにあたり、
至急用意しなくてはならない。

そもそも、登録には 
親族をはじめとした
2名以上の署名捺印
が必要で
同意した1人以上を同伴して
大学に直接出向く必要がある。

簡単に言えば確認のための
面接みたいなもの。

これは、なかなか気が引けるなぁ。
サインだけならまだしも
「判子をついてくれ」は、
借金の保証人を依頼するみたいで
お互いに精神的に負担である。

ましてやこんな重い書類に
死んだ後の処置に同意をしてくれる人が
一体何人いるだろうか?
なかなかの責任重大な話だ。

人に頼むって結構気が重いな😂

なので、一旦保留にした。
書類にはとりあえず記入できる部分は
記入し、捨てないで保管しておこう。

故人の意思だけを尊重し優先して
もっと簡単に献体できればいいのにと
願うばかり。

“同意者2名〟というのは
ハードルが高すぎる
😂

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