見出し画像

高校生の自分に会いに行った話

「死にたくなった・・・」
一生に一度くらいは誰でも
頭をよぎった事があるかと思う。
そんな時は場所を変えるのも手だ。

ある日、ふと、ふとですよ😆

友達と部活の帰り、
或いは部活をサボって行ってた
あのお店に行ってみたくなり
思い切って行く事にした。

高校の校舎の向かいにあった
喫茶「エターナル」(仮名)。

今でもまだ営業していることは
“食べログ〟で事前に確認済みだ。
全国区の有名タレントも
地元のローカルタレントも
テレビのロケで行ってる。

電車に揺られながら見る風景は、
だいぶ様変わりしていたが
長閑な空気感は変わらず🚃

【思い出すのは悶々とした事だけ】
高校生活は黒歴史で、
楽しいことなど数えるほどしかなくて
それでも懐かしく思うのは
何なのだろう。

でも、あの中で痛い洗礼を受け
人間関係の厳しさ、難しさ、
汚さ、打算、派閥、上下関係などを
学んだ気がする。

思春期真っ只中
考える事はみな同じ
恋がしたい、一線を超えたい🩷

人生のほとんどの事を
この時期に学んだと言っても
過言ではない。

男女共学だったが
9割が女子だったので
ほぼ女子校だ。

女子刑務所のような
中小企業のようなw

“なぜ女子刑務所かと言うと〟
一刻も早くシャバに出るために
仮釈放を目指し模範囚になり頑張っても、
なかなか出所できない悪党連中に
目をつけられると、嫌がらせをされる、
仲間ハズレにされる、みたいなw
気を抜けない状況なのだ。
ムショ暮らしの経験はありませんよ(笑)

“なぜ中小企業かと言うと〟
安全牌はイエスマンだ。
もう終身雇用の時代ではないが
(定年まで)安心して雇用されるためには
トラブルを起こす事なく
常に人間関係を円滑に気を使いながら
穏やかに保守的に、がキーだ。
挑戦&独立など考えなくて良い。

とは言いつつ、昨今の高校生より
いろんな意味で緩かったし
SNSもなかったので平和だった。

だからだろうか、
社会人になってからの方が
100万倍楽に思える。

【コバンザメ女】
中学の同級生コバンザメのM美も
同じ高校に入った。
成績悪すぎて、裏口入学の疑惑あり(笑)
そんなにハイレベルな高校でもなかったが
「それなのによく入れたな」と不思議だ。

ホントにコイツが生まれながらの
“コバンザメ気質〟で、
誰に付けば自分が得するか安全か
瞬時に判断できる才能がある(笑)
顔はそこそこ可愛かった。

結婚式に呼ばれたんだけど
妊娠8ヶ月でバージンロードを歩いてて
凄く可愛かったなぁ〜ドレスが👗
既にバージンではないがw

【得体の知れないクソ女】
やはり、ボスと呼ばれる奴は
どこの世界にもいるもので、
虫も殺さぬ顔して的を得た暴言を放つ。
あんなに性格が悪いのに
なぜ人望が厚いのか不思議なY子。
人望が厚いというより打算で
付いてくる奴らに囲まれていた。
父親が市議会議員だからか⁈

孤独とは無縁で子分たちをいつも
引き連れて校内を闊歩してた。
それはまるで“白い巨塔〟の名場面
財前教授の総回診のようだ。
大名行列よ、まるで(笑)

成績は上位だった。
成績と人望は比例するのか⁈
顔は恐ろしく地味w

【消えたホビーショップ】
駅を降りると駅舎は新しくなり
駅前の雑貨屋はもうなかった。 
2坪程の狭い店舗で
ここは、好きなキャラクターがあり
友達とよく通った楽しい店。

駅から歩いて約30分。
日差しが眩しい、
6月の紫外線は強い!

区画整理だろうか、お店までの
道路も風景も随分と変わっていた。

卒業してから初めて行く高校は
老朽化しており、こんなに小さかったかと
愕然とした。

【罰として正座2時間】
ある日の放課後、友達と部活をサボって
この店でフルーツパフェを食べていたら
入り口に仁王立ちした
岩のような大女(部長)が
鬼の形相でこちらを睨んでいて
“蛇に睨まれたカエル〟状態で
体がフリーズした。

ヤバい、こ、殺される😱

まだ半分しか食べていないパフェの
アイスクリームが口の中で悲しく溶けた。

「なにやってるの!さっさと戻れ!」

「はい」
平身低頭にひたすら謝る友達と私。
ちょっと泣いた😆

食べ終わるのも待たずに
校舎に戻った時の映像が甦る。
パ、パフェが・・・😢

という光景をいまだに忘れられない(笑)

もちろん、罰として正座2時間。
反省するどころか心の中では恨み節全開w
パフェぐらい最後まで喰わせろw
自分が悪いくせに反省の色なしw

あの部長、婦人警官になったという
噂だが、天職だと思うよw
スナイパーとかもアリだ。

霊長類最強の同級生女子
それはS子。
あの頃、身長は確か175cmで
今頃、5m越してると思うよw
制服を着たメスのティラノザウスw

【クソみたいな青春時代もアリ】
楽しいだけの高校生活ではなかったが、
社会の荒波に揉まれる前のステップとしてはなかなかヘビーなもので、
経済格差と教育格差に諦めと不条理と
「なにクソ」と思うハングリーさが
徐々に私の中に芽生え始めた。

【変わらぬ味にほっこり】
お店の外観も内装も変わっておらず
いつもの席は埋まっていたので
別なテーブル席に座り
あの時食べ損なった
フルーツパフェを堪能した。
ホイップクリームじゃなくて
生クリームなのが嬉しい😋
硬めで気泡のあるプリンは
多分蒸して作るやつだ。

あの頃、よく食べていた
味噌ラーメンも食べるはずだったが
お腹一杯だったので
またいつかの機会にしよう。

タイムトリップしたつもりで
高校生の自分に会いに行った。

あの頃の黒歴史は、
白くなることはないが
“他の色が映える黒〟だと思えば
プラマイゼロだよね
😁

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?