2024年2月映画【枯れ葉】
2024年2月
劇場で観た映画
【枯れ葉】
アキ・カウリスマキ監督
日々生きていくっていくつもある狭い道を選択して通り、日常生活を送ることなのか。困難に会うかどうかも何もかも身に起きて無事に生きるだけで奇跡的なことなのか。
隘路(あいろ)という言葉が今読んでいる本に出てきたので浮かんできました。
少しずつ、または昨日と大きく違う毎日を過ごして一日一日が過ぎていく。
ひととひとが会うこと。
動物と出会うこと。
思ってもみないことが起こること。
ひとを愛しいと思うこと。
映画の中には歌詞のある音楽が多数、古い映画音楽のような音楽とともに流れている。
映画の登場人物は解雇されたりケガをしたり事故に遭ったりする。きっとこれからも困難はやってくる。だけど最後のシーンで歩いていく2人は今までよりも美しいものに気づいたりしていくんじゃないかな、という気がする。
世界ではどうしようもなく悲しいことが立て続けに起こっている。
ラジオから流れてくるニュースが、この映画が現代に生きるひとのお話だということを示していた。
私は2つくらいわかっただけだけど、映画の中に過去の映画がちりばめられている。
これから折々に映画【枯れ葉】の1シーンがふわっと浮かんでくるのではないかな、という気がする。それが今から楽しみなような気がする。どこかでまたこの映画に出会って二回目を観るのも楽しみ。
私が思う映画らしい映画でした。好きです。
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