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悲しみの果て 花とコーヒー

エレファントカシマシの楽曲
【悲しみの果て】

宮本浩次さん、エレファントカシマシのファンになって3年ほど経ちます。
【悲しみの果て】というこの楽曲は、コンサートのたびに必ず演奏される曲で、宮本さんにとって特別な一曲なのだろうと思っています。
2分半あまりの短い曲。
私が印象的に感じる部分は、

部屋を飾ろう
コーヒーを飲もう
花を飾ってくれよ
いつもの部屋に



私自身がコーヒーを飲んだり、買ったりもらったり庭に咲く花を家の中に飾るとき、この歌詞の部分は思い出したり出さなかったりです。

☕️

今年の1月17日
自分自身のSNSに、阪神淡路の震災当時のことを書きました。その記事に添えた写真は、無意識に選んだ2枚。
公開した後に自分で気づきましたが、季節感のある花の写真と、コーヒーを淹れている写真でした。

花とコーヒー
【悲しみの果て】の歌詞じゃないか。
29年前のことを思い出しながら現代に生きている自分は、生活の中に花とコーヒーがあるんだな。これはうれしいことだとじわじわ感じました。

☕️

三年ほど前から、生まれ育った家に住む両親が年齢や病いで生活に援助が必要な状態となり、たびたび帰省しています。

庭にはいろいろと毎年咲く花があり、もらって帰ることがあります。
新しい年になり、一月は庭に水仙が咲いていました。先日帰省したときも、帰る直前に母に「水仙もらって帰るよー」と声をかけて、花と葉をハサミでチョキチョキ切って新聞紙に巻いて車に乗せて持って帰りました。
「水仙は水を替えると結構もつよ。」と母は言ってたなぁと思い出しながら、コーヒーを飲んでいます。


調べたらわかることもあるだろうし、読んだ本の中に記述があったかもしれませんが、この曲が作られた時の宮本さん、エレファントカシマシの歴史を詳しく知っているわけではありません。

それを理解した上でというより、一曲の歌、その歌詞が、自分が生きているこの生活に自然に浮かんでくることを幸せに感じます。

☕️

二月
部屋に飾るかどうかはわからないけど、梅の花の咲くさまを宮本さんは見ているだろうなと思いながら記す。

読んでいただきありがとうございました。

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