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八代亜紀さんの歌の思い出と新しい発見

私の子どもの頃はテレビの歌番組がたくさんあった時代。八代亜紀さんは歌番組でよく聴いた歌手のお一人で、【雨の慕情】【舟唄】はよく覚えている。当時の年齢では、八代さんの歌の魅力に気づいていたとは言いがたい。

ずいぶん大人になってから勤務した場所には、カラオケの機械があって、マイクを持ち歌を楽しむ人がたくさんいた。八代亜紀さんの【雨の慕情】【舟唄】は、カラオケで歌うには難しい歌だけど時々歌う人はいた。

そんな時だったと思う、八代亜紀さんの【愛の終着駅】という曲を知り、映像が浮かぶようなドラマチックな展開の曲に『この曲すごい!』と思い、ベスト盤を購入。一時期この曲ばかり何度も何度も聴いていた。八代亜紀さんの歌声とこの世界観に衝撃を受けていた。

【おんな港町】【もう一度逢いたい】も好きになった。3曲共、女性がフラれる歌詞なのだけど、八代さんの歌声や曲にはそんなことを吹き飛ばし、笑って喝采を送りたくなるエネルギーを感じた。

2024年1月、八代亜紀さんの訃報が伝えられた。今はサブスクがある。久しぶりに八代さんの歌声を聴いて、私はやっぱりこの3曲が好きだな!と再確認した。

八代亜紀さんが歌い、小西康陽さんプロデュースで制作されたジャズアルバムのことがSNSに流れてきた。
2012年 夜のアルバム
2017年 夜のつづき
八代さんがジャズを歌っていることは何となく知っている程度で、過去に有名なクラブでジャズを歌うというテレビ番組も見たのだけど、八代さんの歌についてはすっかり忘れていた。

この2枚のアルバムを聞いて、『エウレカ!』と脳が喜んだ気がした。
大人な歌と演奏にしびれた。
サブスクがこんなにありがたいと思ったことはない。好きな演歌3曲からどかーんと好きだわ〜と感じる曲が増えた。
まだまだ繰り返し聴いている途中で、どの曲もうーんすごいなぁと思っているところなのですが、
いまこの曲というなら、【夜が明けたら】曲はブルージーだけど、次の場所に行くのよ、と決めている女性の歌。
【フィーヴァー】もドキドキして好き。

このアルバムを制作してくれて本当にありがとうございます!
八代亜紀さん、笑ってらっしゃるかな?

読んでいただき、ありがとうございました。

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