総合格闘技と趣味の話

私は年末に退職し現在は無職で何もない
ただただ怠惰な日々を過ごしている
以前の職は自由な時間、いや拘束時間が長く私生活でもそれが影響を
していたのだが無職となった今では解放され1日24時間という時間が
手の中にある
そこでかねてより私のしたかった事の一つである総合格闘技をはじめ2ヶ月の月日が経過した。
そこで現状をご報告をしようと思う

総合格闘技…
全ての格闘技…
全てのスポーツに言える事だと思うが「見る」と「する」のではまるで違う
ここで格闘技の違いというものを少し書かせていただく
というのも総合格闘技って「何?他とどう違うの?」という人も少なくない
競技別に雑に説明させていただくと

ボクシング…パンチのみ
キックボクシング…パンチとキックのみ 
総合格闘技…パンチ、キック、レスリング、柔術が使用可能
という感じのルールになります。

全ての格闘技がミックスされているのです。

ただ誤解キックボクシングに関しては、肘や膝での攻撃がある場合もあるので一概にパンチとキックのみではないという事をご理解ください

「見る」と「する」
総合格闘技ジム いや 格闘技全般のジムにも言えるでしょう
私の現在通っている総合格闘技のジムでは、「プロ志望です」という人が
かなりの確率で辞めていくそうなのです。

また私はボクシングジムに若い時に1年ほど通っていたのですが
いわゆるヤンチャ風な人、ヤンキーっぽい人というのはそもそもそんなに
居ないのが事実
私の通っていたボクシングジムには暴走族の人が一人居ただけです。

これは私の私見とジムの人と話して至った考えなのですが

1、まず自分には簡単にできるだろうという意識でジムに来るため
できないという現実を突きつけられ続けられない

2、格闘技の他にも楽しい事は沢山ある

3、格闘技の強さは無意味

このあたりの理由が格闘技を続けられない理由ではないでしょうか?

まず1
最近では格闘技が浸透してきたと思っています。
それこそ今では時の人である
朝倉未来選手、朝倉海選手は総合格闘技という名前を日本に
広めてくれた選手でしょう
そうした選手は試合をやってのけ勝利を手に入れる
そしてその試合を見た人たちがジムに意気揚々とやってくる
俺にもできるだろうと思いやってくる
しかし現実は、ステップも踏めない、ジャブ短く、ストレートも伸びない
キックも蹴れず、組めず、絞める事が出来ず
テレビで見てた事ができない
マススパーリング(軽い対人戦)であれば16歳の高校生に首を絞められ
降参のタップをすることになる
俺はできる、俺は「絶対プロになると」いう人が辞めてしまう理由の一つが
ここにあるのだと思う

プロというのは、上手くなる人というのは
地道な道を一歩一歩進んで行く人達だと思うのです
どの世界でもそうなのだと思う
毎日毎日毎日毎日ジムに通える人がプロになるし趣味だけの人も通えば上手くなるのだなと思うのですよ

2ですが
総合格闘技に限らず格闘技全般だと思うのですが
格闘技より楽しい事ってたくさんあるんですよね
可愛い彼女とデート、友人と外出して遊んだり、家でゲームやyoutube見たり、趣味が格闘技の人でもほかに楽しい事がたくさんあるんです
痛みや疲れなんて感じずに楽しめる趣味が沢山あるなかで
痛みや疲れを感じる格闘技、気絶しそうになったり、殴られる趣味というのは他には無いのではないでしょうか? 
だからこそ多くの人は格闘技なんて後回しするし
今日は行かなくていいやと今日の練習に行かないと思うんですよ


有名な格闘家である選手が言っていました
「格闘技の強さは無意味」だと
その通りなんですね 
格闘技は相手を倒し戦闘不能にする競技
ただそれは一般生活においてはまったく不必要な物
「なんで対人戦闘能力なんて向上させる意味があるんだ?」
そういう思いがよぎるからこそ辞めていくというのも一つの辞める理由だと僕は思うのです

私はジムに入会し2ヶ月間が経ち、週に4回は通う事にしています
それは仕事をしていないということもありますが、昔から格闘技を体験したかったということもありますし、趣味や運動でもやるか!という感じで
はじめたのがきっかけです。
正直自分が強くなっているのかどうかという実感はまるで湧いてきませんし
総合格闘技というものを続ける理由というのも先ほど述べた
運動不足解消以外の物はないのかなという感じです。

ただ2ヶ月やってきて同じ時期に入会した会員さんと話したりするのですが
マススパーリングの時にお互いに構えて戦おうという時
雰囲気が変わっているんです
迂闊にパンチを出そうとすると、このタイミングでこのパンチは打てないなと何か感じるものがあるんです

そう思っていたら相手の会員さんも同じことを僕に話してくれるんですね
「手が出せない、迂闊に手を出すのが怖い」
まったく同じことを思っていたのです。
成長を感じにくいと感じた格闘技に置いて成長できているんじゃないかと
考えさせられた瞬間でした。

格闘技というのは練習中はキツイ、サンドバッグを殴りミットを殴り
マススパーリングで殴られ蹴られ、寝技で首や腕を絞められ
窒息しそうになる

ただ不思議と辞めようとは思わないんですよね
そう思うという事は自分のやりたい趣味だという事でしょう

誰にも趣味がありほとんどの趣味が自己満足の世界だと思ってます
勿論一部の人はその趣味を利用してビジネスに持ち込む人もいるかもしれません
ただ私は自分が楽しめるもの、人生における拠り所みたいなものが
趣味だと思います。

この日本語の不自由な底辺男のこの記事を読んでいただけているかどうかはわからないけれど、読んでくださった皆さんに最適な趣味が
見つかる事を願っております。

どこかで聞いたのですが、趣味がある人間と趣味がない人間では
人生の充実がかなり違うようですよ

では








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