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海賊とよばれた男#2

映画の良さに気付き早くも2作品目。
その2作品目に選ばれたのは、我が百田尚樹氏の代表的小説、『海賊とよばれた男』。

本作は、中学生の頃に原作を読んだことがあり、その映画版。
本屋大賞?も受賞していた有名作であり、筆者自身も本作の読書感想文が府大会で入賞したこともある、思い出の作品である。

本作は、戦後の日本の発展を、石油の側面から支えた人物を主人公にした物語であり、出光佐三氏をモデルにしている歴史映画でもある。

出光佐三氏の経営哲学や偉業は、ここで記す必要もないが、日本のことを第一に考え、その発展に尽くしてきた姿は、今の日本人が中々持ち合わせていない大和魂を強く感じる。

また、百田尚樹氏の作品には、不器用ながらも強い大和魂を持ち合わせたヒーローが必ず存在する。そして何よりそのヒーローがカッコ良い。
特に出光佐三氏は筆者も現在通う神戸大学出身であり、出光氏の講堂などもあることから、そのリスペクトはより強い。

百田尚樹氏は日本保守党を設立するなど、右翼思想で、保守派であることは有名であり、氏の作品もその影響を受けるものであることは分かっているものの、このカッコ良さには惚れ惚れする。

実は私は氏の影響を非常に受けている。
就職先や思想、卒論やゼミの金融コンテストのテーマ選びにまでも、氏の影響を大きく受けており、日本を強くしたいという思いが形成されたのは、氏の代表作を青年期に読んだからであろう。

『影法師』『海賊とよばれた男』『永遠の0』は筆者のバイブルであり、日本男子がこの時代に読むべき必読書である。

映画レビューよりも百田尚樹への批評になってしまっているが、映画レビューに主題を戻すと、岡田准一を筆頭に、キャストの演技が日本の戦後の勢い、バイタリティを如実に表現しており、眼前にその景色が広がるようでもあった。

ただ、やはり原作厨からすると、小説には敵わないなとも一方で感じさせられた点もあるが、純粋な映画としては、きっと良い映画として写っているはずだ。

評価は3.7。
この習慣を続けていきたい。

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