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4NL FLASHをexploitする

こんにちは!
goleiro.tikです!

今回はKKPokerのマイクロステークス、4NL FLASHの攻略方法について書こうと思います。

前回の記事では、PokerStarsの2NLzの攻略方法について書いたので、今回は4NLf 編です!

まずは、前回の記事から読むことをおすすめします!

では、早速いきましょう!



初めに

今回は前回の2z 編に引き続き、4f についてまとめていきます!

とはいえ、同じマイクロステークスなので基本戦略はほとんど変わりません。
今回は2z と4f の違いに着目してまとめていきます!


成績

※$100入金。

成績を証明できるものがなかったので、バンクロールのスクショを貼っておきます。

勘違いを招くような画像しかなくて申し訳ありませんが、最初に$100入金して最終的に$150なので約+$50です。
※$1.67はフリーロールで稼ぎました。

集計期間は大体2週間ぐらいで、トータル7,000ハンドぐらいこなしました。
※分散の範囲といえばそれまでですが、2zで20,000ハンド打っているのでお許しを🙏

ウィンレートに直すと、17.8BB/100handですね。

この成績を残すためにやったことをまとめていきます。


4f と 2z の違い

Starsで戦ってきた身としては2zと4f ではかなり差があるように感じました。
やはり、zoomの方が圧倒的にレベルが高いです。

どういったところに差があるかに注目していきましょう!

VIPカードは不要

KKはプラチナVIPに課金することで相手のスタッツを見れるようになりますが、4f では一切使わずにクラッシュすることができました。


リンパ―ズ

一番の差はここにあると思います。

リンパーが多い、多い笑。
VIPカードなしだとVPIPとトータルハンド数しかみれませんが、これだけでもrec判定が可能です。

相手に合わせて大きくプレイを変える必要はありませんが、スクイーズサイズには注意したいところです。

オープンするときはリンパーの数だけ1BB大きくオープンします。
例えば、リンパーが2人なら3+2の5BBでオープンします。

本当にとんでもないハンドでついてきてくれるので、こちらは適正レンジでオープンしてとりあえずCBを打つだけでエッジがでます。

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ラベリング

ラべリングとメモはかなり活用できます。
プレイヤープールが小さいため同じ相手と対戦することが多く、メモが活きる場面が多いです!

僕が使っている色分けは↓

・黄色:コーリングステーション(CS)
ここに対しては、バリューに寄せてドデカベットをぶつけます。
リバーでどのランクのペアやAハイ、Kハイでコールしてくるか?を観測しておくといいでしょう。
オーバーベットにガットショットでついてくる人がいるので、そこに対してオーバーベットブラフしてしまわないように注意しましょう。
こういった相手に対してはバリューの下限をTPGKぐらいまで下げて、キワのキワまでバリューを搾り取ります。

・オレンジ:reg
今はスタッツから判定していますが、当時は毎日500BB以上積んでいる人をreg判定していました。こちら側は大きなミスをしないように注意してプレイします。

・赤色:Too Agg
今はx/r 頻度やCB頻度から判定していますが、当時はレート的には珍しいブラフでのアグレッシブ過ぎるプレイを複数回観測した場合つけていました。
特に、エアーでIPレイズを仕掛けてくる相手は注意が必要です。

・ピンク:Preflop Leak
プリフロップで特徴的なプレイを観測した場合にメモします。高すぎる3Bet頻度だったり、ブラフ4Betが混ざったりしている相手をメモしたり、逆に4Betレンジがタイトすぎるプレイヤー、サイズテルのあるプレイヤーをチェックします。

・青紫色:ドンキー/スロープレー/ブラファー
通常では取らないラインにどういうハンドが含まれているかをメモします。
ドンキーはバリュードンキーか否かをメモするといいでしょう。
スロープレーは必ずメモしておきます。あんまりいないけど。
このレートで複数回ブラフを観測した場合はメモしておきます。キャッチしにいく必要はあまりないですが、キワで悩んだとき参考にします。

・水色:rec(ルースパッシブ/Fit or Fold)
CBに降り過ぎる相手はこのラベルをつけます。ここに対してはガンガンブラフします。全レンジでCBを打ってプレッシャーをかけていきます。
逆にここがレイズしてきたときはかなりタイトめにプレイします。

環境が変われば必要な情報や色は変えるかも知れませんが、大体はこんな感じです。青紫が便利枠みたいな感じで、とりあえず困ったらこの色をつけてました。

あとは、3Bet potのプレイラインはメモしておくといいかもしれません。
ポットサイズが大きくなる分、小さなミスが大損失に繋がる恐れがあります。
ボードと大体のサイジング(特にフロップCBのサイズ)はメモしておくとかなり役立ちます。
同じようなボードで異なるサイジングを使ってきた場合はリークの可能性があります。


3Bet戦略はより大胆に

4f 民に限りませんが、KK民は本当に3Betに降りないです。
Fold to 3Betの適正値は50-60%と言われていますが、後にVIPカードを購入して驚愕しました。
Fold to 3Bet>50%のプレイヤーはほとんどおらず、大体が30-40%、すごいプレイヤーは10%台もいました。

前回の記事で紹介しましたが、『IPから3BetしてとりあえずCB』がかなり有効になると思います。
3Betにコールし過ぎているので、CBに耐えれないハンドがかなり多く、ほぼほぼ全レンジでCBを打つことが肯定されます。

3Betサイズも3×でなく、4×でもいいかもしれません。
IP 4×、OOP 5×ぐらいのサイズ感でも全然コールがもらえます。


プリフロップの4Bet

4f 民の4Betレンジは2z 民よりやや広く、QQ+, AKがマジョリティだと思います。

2zではなかなか観測できなかった、AKでのPFAIが普通に観測できます。
こちら側もそれを加味して、5Bet AIレンジとAI callレンジを微調整します。

詳しくは以前の記事で紹介した僕のプリフロップレンジ表で解説してあるのでぜひご覧ください!



フロップCB

前回の記事の通りフロップまではIPであれば、
オープン/3BetしてとりあえずフロップCB

SRP, BTN vs. BB callでは、ほぼ全てのボードで33%レンジCBが有効になるのは有名な話ですが、これは環境のアグレッションによります。

4f では、x/rが返ってくることがほとんどないため、高頻度でCBを打つことが肯定されます。
前章で赤色:Too Aggをメモしておいたのはそのためです。

レンジCBは33%を使うことが多いですが、安すぎるのかかなりコールされる印象を受けます。
一般に、ベットサイズは『広く安く打つか、狭く高く打つ』ことがいいとされています。
フロップCBのサイズは環境を観察して、マジョリティが使うサイズを使うといった形でもいいかと思います。
結局は、フロップ、ターン、リバーと3ストリートを通じて、ちょうど全弾入れきれるようなサイジングを設定し、ハンドを振り分けることが大切だと思います。

フロップ→ターン→リバーでキレイにAIするためには、
①33%→180%→180%
②75%→150%→150%
③120%→120%→120%

といったサイジングを使えます!

それでも判断に迷う場合は、『とりあえず50%』を使っておけば大きく間違うことはないと思ういます。


一方、CO vs. BTN callのようなシチュエーションはどうでしょうか?
基本的に、OOPからは無闇にCBを打つことができません

どういったボード、どういったハンドでCBを打つのか?、あるいは、チェックするのか?については下記の記事が参考になります。
頻出シチュエーションを網羅したプレイラインチャートです。



ターン以降の分岐

ここからは分岐が多すぎて、全てのパターンを網羅的に解説することはできませんが、要点を絞って解説します。

CBからの展開がキーポイントになるかと思いますが、ここでは前述のラベリングが有効になってきます。

4f に限りませんが、マイクロ民はルースパッシブであり、ここからコーリングステーション(CS)かFit or Foldに分岐するイメージがわかりやすいと思います。
これを選別するためにレンジCBが有効になります。

まず、黄色:コーリングステーション(CS)に対してはとにかくドデカベットでAIを目指します。
ドローでオーバーベットにコールしてくる相手には、トップペア+があればガンガンデカいサイズのターンベットを使ってもいいと思います。
200%サイズを使うことも普通にあります。ターンで取り切ってしまわないと、リバーは滑った場合はコールを貰えません。
よく同卓していた相手に、ターンまではドローでオーバーベットにコールして、引けたらドデカドンクで教えてくれる優しい人もいました☺️

また、こういった相手には2nd/3rdペアでもキワキワのバリューを狙いにいきます。ポケットペアを過大評価してコールしてくれる人が結構多いので、バリューの取り逃しには気をつけたいところです。

次に、水色:rec(ルースパッシブ/Fit or Fold)ですが、このタイプがマジョリティかと思います。
プラチナVIPがあればFold to CB率(適正値:40%前後)で判定できます。
ショウダウンまでいったときに、フロップCBにどれぐらい緩受けしてるかで判断します。
このタイプはフロップで諦めるタイプフロップ緩受けからのターンで諦めタイプの2つに分類されます。
前者はレンジCBで勝手に淘汰されるので割愛するとして、後者にはセカンドバレルを検討します。
後者はフロップをかなり薄いバックドアドローでもコールして、ターン以降は伸びなかったら諦めるタイプです。ここにリバペロされないためにもターンで確実に降ろしきることが大切です。
特に、ターンがラグの場合は高頻度でベットを打ち込みます。

2z はフロップの時点でFit or Foldが多い印象ですが、4f はリバーまでタフに耐えてくるステーションが多い印象です。

unknownに対しては、フロップレンジCBから入ってターン以降は基本的にバリューだけ打つことから始めればいいです。

プレイしていく中で、ブラフするべきSDVのないハンドがリバーまで残っているのを複数回観測した場合は、ターンのバレルを増やすといった具合に微調整していくことが大切になります。


リバーは最後のバリューチャンス

Preflop
BTN/AKo 3BB RFI→BB call

Flop KJ7tt(pot 6.5BB)
BB x/c
BTN b 2BB

Turn 2tt(pot 10.5BB)
BB x/c
BTN b 18BB

River 3(no flush) (pot 46.5BB)
BB x/?
BTN ?

このリバーではBTNはどのようなアクションを取りますか?
BBがターンのオーバーベットに耐えているのを警戒してチェックバックしますか?それともコールを貰うために20BBぐらいをベットしますか?

僕ならAIします!

理由は単純でKヒットがコールしてくれるからです。Jヒットもコールしてくれるかもしれません。
負けたらどうするの?と思うかもしれませんが、変な2ペアが出てきたり、セットが出てきたら仕方ないです。
それよりもバリューの取り逃しが致命的になります。


また、ハンドの相対的な価値を評価をできていないプレイヤーが多いです。
ハンドを絶対的な強さで評価しているプレイヤーが多く、セットやトリップス以上の役を降りれないプレイヤーをかなり観測します
ここに対しては200%サイズでも300%サイズでもAIを目指して打ち込みましょう!


ティルってる?

KKPokerは他プレイヤーがこのセッションで勝っているか負けているかを見ることができます。

相手の立場に立って考えてみましょう

あなたは、今のセッションで-300BB負けです。
リバーでQQを持っていて、Kハイツートンボード(no flush/no straight)です。
相手がトリプルバレルAIしてきました。
どうしますか?

環境がバリュー過多であることを考慮すると相手は弱くてもAKでしょう。
スナップフォールドすべきです。
しかし、ティルト状態でやっと入ったQQ。なかなか降りれないのではないでしょうか?

ここに対して、アグレッサーはキワキワまでバリューを搾り取りにいくし、ブラフは控えるべきでしょう。


2zよりも待ちゲー

前回の記事で『マイクロは待ちゲー』と書きましたが、4f はより待ちゲー要素が強いと感じます。

本当に、本当に降りないです。トップペアへの信頼度がエグイです笑。
とにかく、ありがとうフォールドを続けてビッグハンドを待つ
最近KKPokerを始めた僕の友人は、『4f ってセット刺すゲームやろ?笑』とまで言っていました。

また、相手からのベット頻度がかなり低いのでショウダウンバリューの下限を下げることができます。
KハイですらSDVがあるときは結構あります。
ここらへんはブラフに回すよりかは、チープショウダウンを目指した方がいいと思います。

そんなことしてたら降ろされ過ぎてるかもしれない!』と思う方もいるかもしれません。
しかし、(今は)そんなことを気にする必要ありません。環境のベットがめちゃくちゃバリューに偏っているので、オーバーフォールドしておけば問題ないです。
※これを逆手に取ってくる悪い巧い相手は赤色:Too Aggに分類しておきましょう!


マイルストーン

自分がうまくなっているか?の客観的な判断材料としては、成績のグラフをつけてみることが大切だと思います。

僕は10f からエクセルできちんと収支をつけるようにしました。

グラフからわかる到達レベルは、

  1. 右肩下がり⇔勝負開始!

  2. 平行⇔ありがとうフォールド習得!

  3. 右肩上がり⇔ドデカバリュー習得!

こんなふうに考えると、自分の課題がわかりやすいのではないかと思います!


結局はハンドレビュー

ここまで、2z と4f の違いに注目してどのようにアジャストすればいいかについてフォーカスしてきました。

しかし、これを実戦に移すためにはハンドレビューが必須だと思います。

ここバリュー取り逃してないかな?

本当にこれに尽きます。

レンジ推定してどこに向けてのバリュー/ブラフなのかを明確に言語化してプレイする癖をつけるべきだと思います。

なんとなくたくさんのハンド数を稼ぐよりも、テーブル外でゆっくりと時間を割いてハンドレビューすれば新しい発見があると思います。


最後に

いかがでしたか?

今回は、2z と4f の違いに注目してどのようにアジャストすればいいかについてフォーカスしました。

この記事を参考にして少しでも多くの人が4f をクラッシュできることを祈っています!

最後までお読みいただきありがとうございました!


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