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やあ!チャーリイ・ゴードン

この感情がなんというのか。
言葉にならない、できない。
空虚とは正反対。

ひさしぶりに小説を読んだ。
私は本当に、長い小説を読まない。
あなたは小説を読むといいですよ、
と言ってくれた「友だち」がいて、
読んでみます、と伝えた。
本当につねづねそう思っている。

noteの縁で、今まであまり読むことのない
&premiumの雑誌を読んだ。
そこのあるページで
この本はたしか紹介されていた。
タイトルは何度も聞いたことがある。
けれど、どんな話しなのかを
私は知らずにやってきた。

今、読む必要があると思った。

図書館でリクエストしたら、
金の箔押しがしてある赤い本が届いた。
「愛蔵版」にふさわしい(3900円+税)。

noteで、ちょうど読まれているかたがいた。
最後の一文について書かれているのを
目にし、私もこの一文に
たどりつきたい、と思った。

一気に読み進めた。
昨日なんて、夕飯つくるのも
後回しにして。夢中になって読んだ。

私は最後の報告に書いてある
この言葉を何度も思い出している。
お皿を洗いながら、
洗濯物をほしながら、
ふと思い出してしまう。

ありゃりゃぼくわまた
チャーリイ・ゴードンそこのけを
やっちゃた
...

そこからの文章が、
チャーリイの決意が、
またむねをしめつける。

かわいそう、という感情について
書ける日がくるといいなと思う。
かわいそう、というものは
つくづくいいことがない、
と私は思っているから。



小説を読んでごらんよ、
と言ってくれた「友だち」。
ありがとう。

noteにも、ありがとうを!