見出し画像

アフリカから金(ゴールド)をUAEに携帯して持ち込む方法

精製前の金を持ってUAEに持ち込み入国する場合は、税関に申告する必要があります。持ち込みに税金や関税はかかりませんが、UAE の VAT 登録企業に委託しない場合は VAT が課せられる可能性があります。
貨物を申告せずに入国することは違法です。

輸送会社を利用せず、金(ゴールド)を携帯して、UAEに持ち込むの際のざっくりとした手順は以下の通りです。

  1. 乗客は商品を手にした状態で飛行機から降り、出国審査へ進みます。

  2. 入国審査が入国目的を尋ね、精製のために金を手で持ち歩いていると申告。

  3. 入国審査は乗客の身分証明書を確認し、乗客はその他の所持品を受け取るために荷物取り出しエリアに進みます。

  4. 出国審査と手荷物検査場の間にX線検査機が設置されています。

  5. 荷物を取り出したら、出口に向かって進みます。出口には 2 つの出口があり、「申告するものあり」または「申告するものなし」の標識が掲示されています。

  6. 乗客は「申告するもの」の行に進み、職員に貨物を申告する必要があります。

  7. 乗客が原産地証明書とドバイ荷受人の VAT TRN 番号を詳細に記載した商業請求書を提出します。書類が不十分な場合、追加提出を求められます。書類が英語以外の言語で書かれている場合、税関により デポジットを請求されます。

  8. 乗客は税関にゴールドを預けるよう求められ、その「保留領収書」が渡されます

  9. 乗客は 自身もしくはTransguardなどの通関会社 経由で通関させゴールドを回収します。

売主は、ゴールドを持ってドバイに入国する際、以下の国連発行の証明書もしくは自己申告書も所持している必要があります。

“The GOLD herein invoiced has been purchased from legitimate sources not involved in funding conflict and in compliance with United Nations resolutions. The seller hereby guarantees that this GOLD is conflict free, based on personal knowledge and/or written guarantees provided by the supplier.”

“We hereby declare that the GOLD sold by us to you, does not contain any conflict GOLD on which any embargo has been put, as per the UN Security council resolution No # 1173, 1176 & 1306”

上記は、あくまで一例です。状況や国によって追加書類が発生します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?