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10/2ジャニ会見「NG記者リスト」発覚…153日目

 富士山「初冠雪」。平年より3日遅く、昨年より5日遅い

 明日は自分の人生にとって区切りの日
 なので、今日はごろごろする。いつもか?
 最近、自分も心疲れることが多く、それを書こうと思ったが。それは自分にとって大切だが。

 仕方ない。ニュースが出た、ジャニ会見NGリストで思う所を書く。
 個人が1~2時間で調べた範囲なので、事実誤認があったらすみません。
※17時台追加 3日)公取委、映画館運営大手「TOHOシネマズ」(東京)が今年8月に提出した改善計画を認める。「TOHOシネマズ」は遅くとも2016年11月以降、「TOHOシネマズに優先的に配給し、ライバル映画館に配給しないよう」配給元に圧力をかけ、独占禁止法の疑いで調査されていた

ジャニーズ事務所10/2会見、「NG記者リスト」の存在発覚

 ジャニーズ事務所(東京・渋谷)、「ジャニーズ」の看板撤去始まる 
 4日)10月2日のジャニー事務所二度目の会見で、NG記者リストが存在。NHKの報道が先行。会見進行担当のPR会社「FTIコンサルティング」が複数の記者やフリージャーナリストの名前や写真を載せて質問の指名をしないようにする「NGリスト」を持参していたという。
 ジャニーズ事務所HPに本日5日掲載されたコメントをまとめると以下。
 ーー会見前々日に会見を委託したコンサルティング会社(筆者注:以下、コ社)と打ち合わせした時、コ社がメディアのリストを持ってきた。そこにNGと言う文字があり、井ノ原が「これどういう意味ですか?絶対当てないとダメですよ」と言った。その時にコ社の方は、では当てるようにします。と答えた。そのやりとりをその場にいた役員全員が聞いている。なので今回流出したとされる資料は、弊社の関係者は誰も作成に関与せず、指名をしない記者を決める等も全く行なっていない。コ社に、このことをきちんと伝え、謝罪してほしいとお願いしたが、外資なので本国の許可が必要で調整に時間がかかると言われた。弊社は誰か特定の人を当てないで欲しいなどと言うような失礼なお願いは、決してしていない。

 と、書いている途中で(13:12)、会見運営のコ会社謝罪のニュース。
 “NGリスト”作成認めFTIコンサルティングが謝罪 「会見の円滑な運営準備のため」だった

“リスト”はあって当然、「どう使うか」は良心の問題

 今回、会見はネットでリアルでちょいちょい見ていた。
 記憶にあるのは、司会の男性(元NHKアナだった)が良くも悪くも、記者の指名を明確に仕切ろうとしていた印象。前回会見(9月7日)は明らかに、司会(女性)の段取りが悪すぎたので、その反省を踏まえたと思っていた。
 途中でその男性司会が「さすがに顔が覚えられない。。」と言っていた
のは、既にあてた記者かどうかの確認が難しい意味と思っていた。
 しかし、実話ナックルズの記者にあたったあたり、なかなか公平なのではないかと思ったりもしたが。。

 さて、「NG」と書かれていた云々は別として、注意を払うべき記者のリストを持っていること自体は全く驚かない。通常の記者会見、株主総会でもそんなものは当然あるだろう(心の中にしても)。想定問答は当然事前に作って準備しているはずだし、特に鋭い質問をするとわかっている記者、あるいは場を攪乱するかもしれない記者に備えるのは、仕事として当然である。問題はその「リスト」をどう使うか、である。「良心」に任されていると言ってもいいかもしれない。

 NGと書いてしまった、しかも、他者から見えるところに曝してしまった、それはミスと言えるだろうが、リスト自体は作ってもおかしくはない。準備をすること、それだけで責められるものではない。

「2時間の会見で全員質問は最初から不可能」の事実

 一方、10/2会見は2時間で約300人の記者?がいたとされるが(アシスタント的な人間も含まれようが)、仮に一人一問でも、全員に回るのは最初から不可能とわかりきっている。
 会見時間は2時間8分(=128分)、最初はジャニーズ事務所側の説明が35分ほど
(テレ朝動画で確認)。残る質疑応答の時間は「90分」。仮に「一人の記者との質疑応答が5分で済んだ(その後、次の記者にあてる時間も含む)」として「18人=20人弱」。そこで、再質問や「ごねる」記者がいれば更に長引く。1時間半の質疑応答では20人、がんばって30人前後の質問が現実的だ。
 
となると、途中で井ノ原氏が「まあまあ落ち着いて」と言って、記者がさらにヒートアップするのは当たり前で、全員に質問は回らないからだ。
 しかし、そもそも、記者会見で全員に質問が回ることはほぼない。

 さて、今回、会見時間が2時間と区切られていた。これは妥当か。

4時間の会見は会見者も記者もクタクタ、しかし禊だった

 ちなみに、前回9/7の会見は4時間余りに及んだ、これは妥当か。
 
前回の4時間会見は、ネットで流しながら、飛び飛びで見ていた。見ている途中からこっちが疲れ、会見の場にいる人間たちも相当疲れているだろう、頭ももう働かないだろう、記者たちも、ということを感じた。そして、弁護士や長年の経営者ならともかく、タレントである東山氏や井ノ原氏が壇上にいて適切な受け答えを続けるのは極めて困難だろうと。しかし、「禊(みそぎ)」の会見であるからこそ、ジャニーズ事務所は4時間の尺を甘んじて受けたのだろう、と思った。ただ、司会の段取りは悪すぎた。

「次いつあるかわからない会見」で必死に食い下がるのは当然

 その前回会見の「反省」を受けての、10/2の2時間会見。これは、前回会見に出た人たちの意見も入れたのだろうが、いくら二度目の会見とはいえ、結果的に短すぎたのだろうと思う。会見場所をもっと長めに抑える、3時間前後が妥当だったか、勿論、全員が質問できるわけではない。100%満足の記者会見など、皆無だ。
 例えば、首相会見などは常に厳密に時間を区切られるが、首相が実際に多忙なこともあるし、総理番その他の記者にとって「また話を聞ける機会が確実にある」。財界トップなど「定例会見」を設定される有力者は同様だ。
 しかし、ジャニーズ事務所の会見は、次いつあるかわからない。必死に食い下がるのは当然だ。

某有名記者の功と罪、功は確かにあるのだ、罪もあるが

 その一方で、一部の記者に「自分が質問すること」を最重視する人間がいる。勉強不足で、別の記者が既に聞いたことを繰り返したりする(ただ、今回ジャニーズ会見ではあまり見当たらなかったが)。

 今回ジャニーズの会見、某「有名記者」が、マイクももらえないのに、「聞き苦しく」叫んでいた。ただ、その質問で、確かに「痛い」部分も突き、ジャニーズ側から“本音”を引き出す効用はあった。これまで「忖度」質問を繰り返してきただろう記者にはできない質問、「相手を傷つけてでも抉り出す質問」を、確かにその人はできる。なかなか難しいところだが、その記者のような人間だらけでも会見は進まないし。。

文春以外は横並び、ならば全体で意味のある会見に

 通常は「特ダネ」を狙うのは記者の習性。
 しかし、そもそも「共同記者会見」で特ダネは出ない。
 ましてや、ジャニーズ性加害問題に関しては、週刊文春(ゲンダイも?)以外はほぼ後追い。ならば、記者会見全体で意味のある回答を引き出し、後はコメンテーターなり識者なり独自取材で各社の色付けをしていくのが、現実的ではないのか。
 忖度を続ける社もあろうが、それこそ多様性なのか。

出せる膿は、今こそ出さずして

 ジャニだけで世界が成り立っているわけではない。
 ただ、出せる膿はこの際、出してしまった方がいい。
 すでに、この問題で過去からこれまでに心身を病んだ人がいる(はずだ)。この「膿を出す」作業(=敗戦処理)で心身を病む人はいるだろう、だからやるな、という人もいるだろう。
 しかし、今、やる時なのだろう。今出さずして。性加害の時間がいかんせん虚しく長すぎた。
 加害者が死んだ今、ではあるが。悔しい思いをほぼみんな抱えたまま。

 皆さまのご健康を。


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