見出し画像

【講義ネタ】閉じられた質問でお題まで辿り着こう

久し振りの講義ネタです。
 
タイトルの通りですが、閉じられた質問だけを使ってお題に辿り着く演習です。クローズド・クエスチョンとも呼ばれます。
 
基本的な内容ですが、オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンの違いは以下の通り。

オープン・クエスチョンとは

「これについて、どう思いますか?」「今後どうしていく予定ですか?」などのように、相手が答える範囲に制約を設けず、自由に答えてもらうような質問の仕方です。オープン・クエスチョンは相手からより多くの情報を引き出したい場面で有効です。
しかし、親しくない相手に選択肢が多過ぎる質問をすることで、心理的負担をかけてしまうこともあるので注意が必要です。そのため、5W1H(いつ/どこ/だれ/なに/なぜ/どうやって)を用いて、答える範囲をある程度限定するとよいでしょう。

https://www.innovation.co.jp/urumo/open_ended_and_closed_ended_questions/

クローズド・クエスチョンとは

オープン・クエスチョンは相手が自由に答えられる質問でしたが、クローズド・クエスチョンは相手が「はい、いいえ」の二者択一や「AorBorC」の三者択一などで答えられるような、回答範囲を狭く限定した質問の仕方です。 クローズド・クエスチョンは相手の考えや事実を明確にしたい場面などで有効です。オープン・クエスチョン同様にあまり多用すると、相手を無理に誘導したり追いつめてしまい尋問のように感じさせてしまったりする場合があります。

https://www.innovation.co.jp/urumo/open_ended_and_closed_ended_questions/

YouTubeでは「アキネーター チャレンジ」みたいな企画で配信されているので、学生も馴染みがあります。
 
最初にスライドを見せます。

「例えば、冷蔵庫というお題だったら、どんな質問で絞れますか?」と問いかけながら、
・家にありますか?
・食べ物ですか?
・今日、あなたは触りましたか?
・文房具ですか?

など「色々と尋ねることで絞っていけますよね。」と説明していきます。
 
グループ対抗にして、誰が早くお題に辿り着くか競ってもいいですね。

私の場合はグループの一人に前に来てもらって、お題を伝えています。
グループに戻ってもらい、制限時間を2分にして、グループ内でクローズド・クエスチョンをやってみる演習を課しています。
 
オープンな質問に対しては答えない。
回答者が分からない場合は「どちらでもない」とか「わからない」もあり。
 
お題は何でもいいですが、「アニメのキャラ」のように特定の人しか知らない可能性があるモノは避けたほうが良いです。
 
ハサミ、スマホ、机など、リンゴなど、物だとやりやすいですね。

終わってから、どんな質問をしたか尋ねていきます。
これが大事です。
 
クローズド・クエスチョンも自分の語彙力や発想力の中でしか駆使できませんので、他の人の質問に触れて幅を持たせます。
 

中には「重たいですか?」、「硬いですか?」「大きいですか?」のような抽象的な質問が出てくるので、

「このような質問は、何をもって重いか、大きいかを判断するのが難しいですよね。だから
・ハサミよりも重たいですか?
・スマホよりも大きいですか?
のように何かと比較して絞るのも一つです」

のように伝えて、具体的なクローズド・クエスチョンを考えてもらえるようにします。
 
社会福祉の授業ですので、アセスメントに活用できる質問技法を身に着けてもらうために、細かくフィードバックしますが、レクリエーションなら気楽に取り組んでも良いですね。


何か参考になりましたら幸いです。

本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
少しでも共感いただけたら、「♡」やフォローお願いします☆

よろしければ、サポートをお願いします。いただいたものは、活動資金として活用いたします。