【講義ネタ】閉じられた質問でお題まで辿り着こう
久し振りの講義ネタです。
タイトルの通りですが、閉じられた質問だけを使ってお題に辿り着く演習です。クローズド・クエスチョンとも呼ばれます。
基本的な内容ですが、オープン・クエスチョンとクローズド・クエスチョンの違いは以下の通り。
オープン・クエスチョンとは
クローズド・クエスチョンとは
YouTubeでは「アキネーター チャレンジ」みたいな企画で配信されているので、学生も馴染みがあります。
最初にスライドを見せます。
「例えば、冷蔵庫というお題だったら、どんな質問で絞れますか?」と問いかけながら、
・家にありますか?
・食べ物ですか?
・今日、あなたは触りましたか?
・文房具ですか?
など「色々と尋ねることで絞っていけますよね。」と説明していきます。
グループ対抗にして、誰が早くお題に辿り着くか競ってもいいですね。
私の場合はグループの一人に前に来てもらって、お題を伝えています。
グループに戻ってもらい、制限時間を2分にして、グループ内でクローズド・クエスチョンをやってみる演習を課しています。
オープンな質問に対しては答えない。
回答者が分からない場合は「どちらでもない」とか「わからない」もあり。
お題は何でもいいですが、「アニメのキャラ」のように特定の人しか知らない可能性があるモノは避けたほうが良いです。
ハサミ、スマホ、机など、リンゴなど、物だとやりやすいですね。
終わってから、どんな質問をしたか尋ねていきます。
これが大事です。
クローズド・クエスチョンも自分の語彙力や発想力の中でしか駆使できませんので、他の人の質問に触れて幅を持たせます。
中には「重たいですか?」、「硬いですか?」「大きいですか?」のような抽象的な質問が出てくるので、
「このような質問は、何をもって重いか、大きいかを判断するのが難しいですよね。だから
・ハサミよりも重たいですか?
・スマホよりも大きいですか?
のように何かと比較して絞るのも一つです」
のように伝えて、具体的なクローズド・クエスチョンを考えてもらえるようにします。
社会福祉の授業ですので、アセスメントに活用できる質問技法を身に着けてもらうために、細かくフィードバックしますが、レクリエーションなら気楽に取り組んでも良いですね。
何か参考になりましたら幸いです。
本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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