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驕らないためにために意識している言葉

これは地域包括支援センターで働いていた時の話。

諸事情が合って、高齢者の病院受診に同行した時のことです。

高齢者の症状に対して、考えられる症状、原因、生活上で想定される問題などを細かく説明してくださる先生でした。

高齢者も絶大な信用を置いているようで、やはり確固とした知識と誠実な対応は大事だなと痛感する時間でした。

そんな時、高齢者から先生に言葉を投げかけます。


「先生って本当に何でも知ってるよね。凄い」


私もそう思ったので、代弁してくれたような気分でした。

そうすると、先生から素敵な言葉が、

「まぁ・・・最初から知ってたことなんてないよ。
全部、人から教えてもらったことだし。症状なんかは患者に教えてもらってるし」


専門的な知識を持つ人が大切にしなければいけない言葉だと受け取りました。

人との出会い、研修、連絡調整、文献など色んなものを通して知識を得てきたのであって、そこに対する感謝を意識する。色んなケース対応ができるようになってきたのも、私の業界でいうと、「クライエントから教えてもらってきた」と言えるかもしれません。


人に対して投げかける言葉ではなく、自分自身の驕りを抑えるために使っていきたいものですね。


最近、「郷に入っては郷に従え」という言葉って「訪問者」が心構えとして使う言葉であって、「招き入れる側」が訪問者に自分たちのルールに従うように伝える言葉ではないという話に触れて、「自分のために使う言葉」について考えたいなと思うようになりました。

本日は以上です。。
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