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私が社会福祉士取って良かったと思うこと


社会福祉士ですが、「社会福祉士及び介護福祉士法」の中で、以下のように規定されています。

『社会福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもつて、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整、その他の援助を行うことを業とする者をいう。』

社会福祉士及び介護福祉士法 第2条第1項


「相談に応じることに絞られていて、けしからん。もっと社会に働きかけて~」
とかいうベテランのソーシャルワーカー(資格なくてもソーシャルワーカーに熱い思いのある方もいますので、あえて社会福祉士と書かないでおきます)もいます。

「その他の援助」にソーシャルアクション的な要素も含めていると解釈すればいいし、書き過ぎて訳わからなくなるより良いなと個人的に思っています。

もちろん、「日常生活を営むのに支障がある者」だけでなく、親族含めたその関係者からも相談に応じます。

私は大学院卒業時に受験して取得したものの、個別指導塾で働き始めました。
もともと、教員免許を使って教員になろうと思っていので、社会福祉士を活用する気もありませんでした。


それが、個別指導塾退職後に地域包括支援センターで勤務することになり、資格を活かすことに。

正直、社会福祉士として勤務する前は良かった部分が見えませんでした。
ここは綺麗事は言いません。

「福祉の視点を持って他分野で働くのに役立ってる」という素晴らしい方もいらっしゃいますが、私は全然。

なので、福祉分野で働いてみての「良かったこと」を書いてみます。

①単純に「資格持ってるって凄い」と言ってもらえた

何の実務経験もない私でしたが、働いてみると他業種の方から「社会福祉士持ってるんですね!凄い」と言ってもらえました。
それだけ福祉分野の中では難しい資格だと言えます。

社会人になってから取ろうとすると、受験資格を取るための勉強、受験勉強と本当に時間との戦いになるので、学生時代に取ることができて良かったと思います。
持ってるだけで凄いと思ってもらえるのは、それはそれで純粋に嬉しい。


②権利擁護の専門家として見てもらえた(信用を得た)

①にも共通しますが、成年後見や虐待対応の時に当時の管理者から「うちの社会福祉士を連れていきます」とか「テリーさん、一緒にケース対応頼むわ」と言ってもらえました。

専門家として必要とされている。これは大変ありがたいことです。
もちろん、そのために努力しましたが、「権利擁護対応なら社会福祉士」という感じがありました。

③色んな方と繋がりを持てた

職能団体で社会福祉士のスキルアップを目的とした研修会に参加することを通して、色んな分野で働いている福祉関係者と知り合いになれました。
困った時に助言、実際に助けてくれる仲間に出会えたのは、財産になっています。

④社会福祉士としての実務経験を買われて転職できた(キャリアチェンジなどにも活かせた)

研究業績も十分ではありませんでしたが、相談援助経験を評価してもらって大学で勤務する縁を得られました。

また、色んな受験資格、研修、講義でも「相談援助経験5年以上」でないと受けられなかったり、講師を担当できなかったりする要件があるので、それらをクリアできるのも社会福祉士のおかげでだと思っています。


こんな感じですね。
資格をどう活かすかは本人次第ですし、私以外にもっと資格を上手に利用されている方もいると思います。
色んな方の事例に触れていただきたいです。


本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。
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