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ホストのトーク力に驚いた話

地域包括支援センターを辞めて、数日。

私は山梨県にいました。

なぜか。

ジャンボ鶴田さんのお墓参りに行きたかったからです。

墓標に「人生はチャレンジだ」と刻まれている、あのお墓です。

働いていると中々じっくりと時間を作ることができないので、辞めて次の活動するまでの時間がチャンスだと思いました。

車で大阪から山梨県まで行き、お墓参りを済ませ、県内のホテルに車を停めて、夕食。

目的は墓参りだけだったので、あとは町をブラブラ散策して帰ろうかなと思っていました。

夕食も済ませた時、普段はお酒を飲まないのですが、旅先だから良いかなと、目に留まったbarに入りました。

カウンターで静かに飲んでいたところ、
「隣、いい?」と話しかけてくる男性が。

聞いていると歌舞伎町でホストをされている方でした。
借りにJさんとしておきます。

Jさんから
「君、ニックネームとかある?」と尋ねられたので、

「そういえば、高校時代はキン肉マンに出てくるテリーマンに似てるから、『テリー』って呼ばれていました」
と答えました(今のハンドルネームにも繋がってます)

すると早速、

「テリーはさ、好きな女性のタイプってある?ベスト3考えて!言い合ってこうぜ」

と提案を。
凄い、初対面であだ名、そしてすぐにゲーム感覚で遊べるのかと関心。


一通り終わったところで、

「漫画読む?ワンピースは?じゃあ今度は、ワンピースの好きなキャラベスト5でいこうぜ!」

と新たなお題。

私が答える度に

「えー!マジで!?なんでー?」
「マスター!聞いた?テリーってクロコダイルが好きなんだって!」

と好きなキャラを答える度にオーバーリアクション。
時折マスターも巻き込みます。

話してる自分も気持ちが乗ってきて、結構熱く語ってしまいました。

で、驚いたのが気づいたら2時間経ってたんですね!

衝撃でした。
遊びで、質問とリアクションだけで、こんなに話を続けられるのか。
なぜ山梨にいるのかも教えてくれなかったし。
そして、私も彼も個人情報をほぼ喋ってない(バツ3だけは聞き出せたかな)。

そして、疲れない。
間を持たせるコミュニケーションの凄さを実感しました。

そろそろお店を出ようと思ったので、
「良かったら連絡先、交換しませんか?」と提案すると、
「それは野暮ってもんだよ。またいつかどこかで会えたらね。楽しかったよテリー」
と言われて、連絡先も交換せず。

継続的な関係を作る目的ではなく、ただこの場と私を楽しませるために時間を使う。
コスパやタイパ意識の強かった自分にとっては、良い刺激をいただきました。

コミュニケーションの目的も様々ですね。
コミュニケーションをテーマにした研修で講師をすることになっているので、ちょっと思い出してみました。
この事例、導入で話してみようかな。


本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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