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    百鬼園随筆(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集

    百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。 小鳥たちへの偏愛ぶりを諧謔味あふれる筆致で綴る「阿呆の鳥飼」、のちの「阿房列車」シリーズを彷彿とさせる旅行記「一等車」、やることなすことピントのはずれた知人・瀬川さんの間抜けぶりを記した「間抜けの実在に関する文献」など、34編の随筆を収録。 室生犀星をして〝天下無敵〟と賛嘆せしめ、内田百閒の文名を一躍高めた記念すべき第1冊目の百鬼園随筆文集。昭和8年刊行。 ------------------------------------------ 私は小さい時分から小鳥が好きで、色色な鳥を飼つたり、殺したりしました。色色飼つてゐる内には、段段あたり前の鳴禽ではつまらなくなつて来て、仕舞には五位鷺や木菟など迄も飼つて見た事があります。 けれども本来厭き性ですから、次第次第に世話をするのが面倒臭くなつて来て、籠の中を飛んでゐる小鳥を見ても、面白くも可愛くも何ともなくなり、第一鳴いてゐるんだか、居ないんだか忘れてしまふ様になると、ある朝起きて見たら、宿木の下に両足を上に向けて、死んでゐたり、又は餌をやる時一寸した隙をねらつて、手の下から逃げて行つてしまふ様な事になります。 (「阿呆の鳥飼」より) ------------------------------------------ ◎Contents ▶︎短章二十二章 琥珀 見送り 虎列刺 一等車 晩餐会 風の神 髭 浸水式 羽化登仙 遠洋漁業 居睡 風呂敷包 清潭先生の飛行 老狐会 飛行場漫筆 飛行場漫録 嚔 手套 百鬼園先生幻想録 梟林漫筆 阿呆の鳥飼 明石の漱石先生 ▶︎貧乏五色揚 大人片傳 無恒債者無恒心 百鬼園新装 地獄の門 債鬼 ▶︎七草雑炊 フロックコート 素琴先生 蜻蛉玉 間抜けの実在に関する文献 百鬼園先生言行録 百鬼園先生言行餘録 梟林記 解説:戸板康二 「百鬼園随筆」雑記(平山三郎) カバー:田村義也 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:旺文社文庫 □date of issue:1980年 重版(1980年 初版) □size:15x11cm □page:288 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 三方薄ヤケ 経年シミ ★扉ページに蔵書印あり » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
    700円
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    抱擁(日野啓三 著、落田洋子 カバー画)

    ☆2024.6.1再掲 作家の心象を外界に投影する「私小説」の枠組みから完全に離陸し、日野啓三のターニングポイントとなった野心作。 1982年に第10回泉鏡花文学賞を受賞した単行本の文庫化。落田洋子のカバー絵が、物語の世界と静かに響き合う。 「いかなる意味でも作者は、その影さえも、この物語の中にはいない。彼はいわば神として、登場人物の運命を駆動する力として、物語の外にいる」(「解説」池澤夏樹 より) ------------------------------------------------------------------ 大都会のまんなかに静かに佇む洋館に心引かれ導かれた私は、その一室で幻想的な少女、霧子と出会う。身を固く包んで口さえ開こうとしない霧子に、私の興味はふくらむ。そしていくどかの奇妙な触れ合いの末に、霧子の心は徐々に開かれてゆく……。泉鏡花賞に輝くロマネスク長篇小説。 (「カバー裏紹介文」より) ------------------------------------------------------------------ ◎Contents 第一章 洋館 第二章 少女 第三章 白夜 第四章 洪水 解説:池澤夏樹 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:集英社文庫 □date of issue:1987年 2刷(1987年 初版) □size:15.4x10.8cm □page:280 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 背ヤケ褪色 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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    百鬼園随筆(内田百閒 著)- 旺文社文庫 全作品集

    百閒の遺志に従い「旧仮名遣い」を用いて、昭和54年から59年まで刊行された旺文社文庫〈特別企画〉全作品集より。 小鳥たちへの偏愛ぶりを諧謔味あふれる筆致で綴る「阿呆の鳥飼」、のちの「阿房列車」シリーズを彷彿とさせる旅行記「一等車」、やることなすことピントのはずれた知人・瀬川さんの間抜けぶりを記した「間抜けの実在に関する文献」など、34編の随筆を収録。 室生犀星をして〝天下無敵〟と賛嘆せしめ、内田百閒の文名を一躍高めた記念すべき第1冊目の百鬼園随筆文集。昭和8年刊行。 ------------------------------------------ 私は小さい時分から小鳥が好きで、色色な鳥を飼つたり、殺したりしました。色色飼つてゐる内には、段段あたり前の鳴禽ではつまらなくなつて来て、仕舞には五位鷺や木菟など迄も飼つて見た事があります。 けれども本来厭き性ですから、次第次第に世話をするのが面倒臭くなつて来て、籠の中を飛んでゐる小鳥を見ても、面白くも可愛くも何ともなくなり、第一鳴いてゐるんだか、居ないんだか忘れてしまふ様になると、ある朝起きて見たら、宿木の下に両足を上に向けて、死んでゐたり、又は餌をやる時一寸した隙をねらつて、手の下から逃げて行つてしまふ様な事になります。 (「阿呆の鳥飼」より) ------------------------------------------ ◎Contents ▶︎短章二十二章 琥珀 見送り 虎列刺 一等車 晩餐会 風の神 髭 浸水式 羽化登仙 遠洋漁業 居睡 風呂敷包 清潭先生の飛行 老狐会 飛行場漫筆 飛行場漫録 嚔 手套 百鬼園先生幻想録 梟林漫筆 阿呆の鳥飼 明石の漱石先生 ▶︎貧乏五色揚 大人片傳 無恒債者無恒心 百鬼園新装 地獄の門 債鬼 ▶︎七草雑炊 フロックコート 素琴先生 蜻蛉玉 間抜けの実在に関する文献 百鬼園先生言行録 百鬼園先生言行餘録 梟林記 解説:戸板康二 「百鬼園随筆」雑記(平山三郎) カバー:田村義也 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:旺文社文庫 □date of issue:1980年 重版(1980年 初版) □size:15x11cm □page:288 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ傷み 三方薄ヤケ 経年シミ ★扉ページに蔵書印あり » 随筆・エッセイ https://narda.thebase.in/categories/1326663
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    抱擁(日野啓三 著、落田洋子 カバー画)

    ☆2024.6.1再掲 作家の心象を外界に投影する「私小説」の枠組みから完全に離陸し、日野啓三のターニングポイントとなった野心作。 1982年に第10回泉鏡花文学賞を受賞した単行本の文庫化。落田洋子のカバー絵が、物語の世界と静かに響き合う。 「いかなる意味でも作者は、その影さえも、この物語の中にはいない。彼はいわば神として、登場人物の運命を駆動する力として、物語の外にいる」(「解説」池澤夏樹 より) ------------------------------------------------------------------ 大都会のまんなかに静かに佇む洋館に心引かれ導かれた私は、その一室で幻想的な少女、霧子と出会う。身を固く包んで口さえ開こうとしない霧子に、私の興味はふくらむ。そしていくどかの奇妙な触れ合いの末に、霧子の心は徐々に開かれてゆく……。泉鏡花賞に輝くロマネスク長篇小説。 (「カバー裏紹介文」より) ------------------------------------------------------------------ ◎Contents 第一章 洋館 第二章 少女 第三章 白夜 第四章 洪水 解説:池澤夏樹 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:集英社文庫 □date of issue:1987年 2刷(1987年 初版) □size:15.4x10.8cm □page:280 □condition:経年なり・普通 ヤケスレ汚れ傷み 背ヤケ褪色 » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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    あの夕陽・牧師館 - 日野啓三短篇小説集

    ☆2024.6.1 再掲 読売新聞の特派員として、軍政下のソウル、ベトナム戦争中のサイゴンに赴任したのち、作家へと転身。「写実的私小説」から、「人間の内奥を幻視する小説」へと作品世界を深めていった日野啓三の、文学的歩みの精髄を一冊に凝縮。 ベトナム戦争中、失踪した記者の行方を追うデビュー作「向う側」、自らの離婚体験を描いた芥川賞受賞作「あの夕陽」等初期作品から、〈都市幻想小説〉の系譜、さらには癌体験を主題化した円熟期まで、代表作8篇を収録。 --------------------- 彼らはみな「向う側」へ行こうとしている。 小説であるから登場人物は日常の中にいる。彼らは普通の人々であり、特別な能力や資格を持っているわけではない。サイゴンに赴任した特派員として、離婚を考える男として、久しぶりに故郷を訪れた者として、彼らは小さな事象の雑踏の中にいる。この雑踏をぼくたちは日常と呼ぶ。 (「解説」池澤夏樹 より) --------------------- ◎Contents 向う側 あの夕陽 蛇のいた場所 星の流れが聞こえるとき 風を讃えよ ここはアビシニア 牧師館 示現(エピファニー) 月光のエアーズ・ロック 解説:池澤夏樹 絶版または版元品切れ ソフトカバー ダストカバー □publisher:講談社文芸文庫 □date of issue:2002年 □size:15x10.6cm □page:240 □condition:経年なり・普通 カバースレ汚れ 三方薄ヤケ » 小説 https://narda.thebase.in/categories/1326662
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bookstore [ narda ](ナルダ)は、古本と、古い雑貨、そして時々新しい本を扱うオンラインストアです。少しずつ商品を増やして、皆様のお越しをお待ちしています。 https://narda.thebase.in/

    • 五月闇ひそと仕掛ける殺鼠剤 令和俳壇 推薦(五十嵐秀彦選)角川俳句6月号掲載

      • プシュケーのはじけて消ゆる石鹸玉 巫女ひそと囁きかわす幣辛夷 NHK俳句 佳作(兼題:石鹸玉・堀田季何選、兼題:辛夷・高野ムツオ選)6月号掲載

        • 春愁のひとを演じる猿の芸 岩波俳句 佳作(池田澄子選)『世界』6月号掲載

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        • 五月闇ひそと仕掛ける殺鼠剤 令和俳壇 推薦(五十嵐秀彦選)角川俳句6月号掲載

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        • 写真俳句 ― photo x haiku
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        • アリと、私と、鈴子さん – 小説
          1本

        記事

          もてなしの鶏を絞めたり薬喰 令和俳壇 佳作(櫂未知子/五十嵐秀彦選)角川俳句5月号掲載

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          蛙の夜ねむりぐすりの白さかな 蓬摘む産土神にひざまづき NHK俳句 佳作(兼題:蛙・夏井いつき選、兼題:蓬・山田佳乃選)5月号掲載

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          甘噛みに上手下手ある仔猫かな 令和俳壇 推薦(櫂未知子選)角川俳句4月号掲載

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          百畳の凧百人の力瘤 令和俳壇 秀逸(成田一子選)角川俳句4月号掲載

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          本心の黒々とある椿の実 令和俳壇 推薦(成田一子選)角川俳句3月号掲載

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          少年老いぬ流星群を待ちわびて 令和俳壇 佳作(五十嵐秀彦選)角川俳句3月号掲載

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          管球の秋意灯せるジャズ喫茶 令和俳壇 推薦(五十嵐秀彦選)角川俳句2月号掲載

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          おでん酒さびしき尻の並びおり NHK俳句 佳作(兼題:おでん・夏井いつき選)2月号掲載

          おでん酒さびしき尻の並びおり NHK俳句 佳作(兼題:おでん・夏井いつき選)2月号掲載

          あけましておめでとうございます。

          2024年も、よろしくお願いいたします。 発送に少し遅れが生じるかもしれませんが、 お正月中もご注文を承っております。 皆さまにとって、よい一年でありますように。 bookstore ナルダ https://narda.thebase.in/

          あけましておめでとうございます。

          今年も、のこりわずかとなりましたね。 2024年が、よい年でありますように。

          今年も、のこりわずかとなりましたね。 2024年が、よい年でありますように。

          秋風や略儀ながらと訃の知らせ 令和俳壇 佳作(五十嵐秀彦選)角川俳句1月号掲載

          秋風や略儀ながらと訃の知らせ 令和俳壇 佳作(五十嵐秀彦選)角川俳句1月号掲載

          恵文社 冬の古本市に参加します【会期:2023.12.26→2024.1.15】

          京都の恵文社一乗寺店で2003年から毎年開催され、年末年始の風物詩となっている「恵文社 冬の古本市」に参加させていただくことになりました。 会期は2023年12月26日(火)〜2024年1月15日(月)で、元旦は休業されています。詳しくは、下記をご参照ください。 ●恵文社 冬の古本市について https://note.com/keibunshabooks/n/n0327223f74b1 フリーペーパーとショップカードも置いていただきますので、ぜひお持ち帰りください。

          恵文社 冬の古本市に参加します【会期:2023.12.26→2024.1.15】