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◎未来を生きる子どもたちへ◎

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*「教育」 *小学校の先生 *学校教育環境 *education planner *森の学校をつくる 子どもたちを取り囲む人や物すべてが教育環境です。 未来を生きる子どもたちに… もっと読む
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記事一覧

味噌屋が味噌の作り方を教えたら

味噌屋が味噌の作り方を教えたら

お味噌屋さんは
本来、お味噌を売る

味噌屋がお味噌の作り方を教えたら
商売が成り立たない
だから普通は
お味噌をたくさん売ることを考える

どのようにしてお味噌を多く売るか
美味しく、なるべく安く
誰もが簡単に手に入るように

真似されたら困るから
レシピはもちろん企業秘密

シェアを奪い合い
他者を蹴落としてでも

自分と家族の生活を
守るために当たり前のこと

✴︎✴︎✴︎

南木曽ねこづく

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街の人、新鮮な海の幸を味わう

街の人、新鮮な海の幸を味わう

海の人と山の人は
互いの特産物を
交易することで

海の人は山の幸を⛰️

山の人は海の幸を🌊

味わうことができた

私は街の人🌇
今ではどこにいても
何でも手に入る時代

少しの暇と好奇心さえあれば
どこへだって行ける時代

その土地の季節のお野菜を⛰️
その海の新鮮なお魚を🌊

ほんの少し手を伸ばせば
誰だって届く時代

舗装された道路は
日本各地どこまでも続く

飛行機、新幹線
お金

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九九を言えない彼が100点を取った理由

九九を言えない彼が100点を取った理由

遅刻が多い
宿題をしない
忘れ物がよくある
九九が言えない

そんな彼が算数で100点を取った

その理由とは、、、

九九が言えない5年生そこで出会ったのは
九九が言えない5年生

3の段の後半くらいからあやしい

宿題はしていないことが多い
できないこともあると思う

それでも彼は
教えられたことを必死に書いている

漢字も絵を描くように
形だけで捉えて、書き順もめちゃくちゃ

それでも彼は

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水一滴すらも生み出せない私

水一滴すらも生み出せない私

「恩返し」について考える
道徳の授業でのお話

✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎✴︎

たくさんの人たちの支えによって
私たちは生きている

「私」を真ん中に置いて
白いワークシートの中に
自分を支えてくれている人たちを書いていく

「家族」
「お母さん」
「お父さん」
「兄弟・姉妹」
「先生」
「習い事の先生」
「チームのコーチ」
「給

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子どもたちが笑う世界は、きっと大丈夫だ。

子どもたちが笑う世界は、きっと大丈夫だ。

皆さんは
「魂は何度も繰り返す」
ということを、信じますか?

この世界で死を迎えると
身体から抜けた魂は
光となって還り
また生まれてくる身体へ。

そしてそれを繰り返す。

じゃあ、私は人間何回目だろう。

祖母との時間
お医者さんから
あと1週間と言われていた祖母は
それから2ヶ月生きた。

どんどん声が出せなくなり
寝ている時間が増えていった。

最後の2ヶ月間
祖母のベッドの周りには

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子どもは皆で育むもの

子どもは皆で育むもの

小学1年生の子どもを持つ
お母さんからの相談。

友だちによく
ビンタをされるみたいで
懇談でそのことを
先生に話しても良いのかな?

私の考えは「良い◎」です。

親がどこまで
学校生活に関与して良いのか

悩むことがあるかと思います。

私だったら

是非教えていただきたい。

もちろん
教師の立場として
自分が子どもたちの関係性を
把握できていないとあれば

言われれば、痛い。

けれども

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子どもたちと味噌汁作りのススメ〜世界同時多発味噌

子どもたちと味噌汁作りのススメ〜世界同時多発味噌

30日の今日は「みその日」。

毎月30日を「人類発酵の日」と称して、世界中で発酵食品を食べたり作ったりして、微生物たちと共生する世界を目指します。

子どもたちと料理をするということ

「子どもたちと遊んでほしい」

ありがたいことに、日本への帰国中に甥っ子や姪っ子を預けてもらえる機会が多くあります。

その時私は、料理をして一緒に食べることを提案します。

料理をして食事をするということは、生

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世界同時多発味噌〜世代を超えて

世界同時多発味噌〜世代を超えて

現在味噌が食べられるようになるのは、
どのくらい時間がかかるか知ってる?

うーん、、、

晩ごはんの後?

食後のデザートを作るように
4歳の女の子は大豆を踏む。

昔昔は公民館に集まって、よお味噌を作ってたわ。

大豆を煮た時に出る煮汁がな
好きやねん。

あれが美味しいねん。

手作りの味噌は全然味ちゃうな。

今もくもくと味噌ボールを作る。
シワひとつない可愛い手。

目に見えない微生物た

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愛すべき日本の文化〜宇宙杯みんなの俳句大会

愛すべき日本の文化〜宇宙杯みんなの俳句大会

「宇宙杯みんなの俳句大会」

今回は日本から参加させていただきます。

一年半振りの帰国は、何とも美しい春です。

桜の開花、暖かくなる氣候。

別れと出会いの何とも美しい季節に、日本にいられることに感謝します。

さて、甥っ子の卒園式と入学式の、母親の着物の着付けという大役をいただき、門出を迎える家族の記念すべき瞬間を共に味わうことができました。

卒園式家族の許しを経て、ヴィンテージの銘仙を少

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「発酵」は、神様の仕業なんだって

「発酵」は、神様の仕業なんだって

子どもたちと味噌作りをしました。

毎月30日は「世界同時多発味噌」と題しまして、味噌をはじめとする発酵食品を作ったり食べたりすることで、微生物たちとの共生する世界を創っていこうという企画です。

エストニア在住ですが、今回は帰国中の日本から、子どもたちと一緒に醸しました。

味噌作りワークショップの流れ味噌の作り方はもちろん、「発酵」や微生物についても学べる内容のワークショップです。

小学校3

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小学校の先生として大切だった10のこと〜同じ方向を向く

小学校の先生として大切だった10のこと〜同じ方向を向く


《その10》
保護者の方と話すときは、
同じ方向を向いて話す。

個人懇談

これだけは、
いつになっても胃がキリキリしますよね。

子どものことを1番に思う、保護者の方と先生との大切な時間。

有意義なはずの時間を、緊張と不安で包んでしまうのはもったいない。

きっと保護者の方たちも、同じ氣持ちなのかもしれません。

緊張を解き放つ「きっかけ」は、
とても簡単なことです。

教室内に子どもたち

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◎どこまでも人でありたい◎

◎どこまでも人でありたい◎

大人の氣持ち「何でこんなこともできないのー!」
「早くしなさい。」
「ダメ。」
「いい加減にしなさい。」

子どもを目の前にして言ってしまう時もある。

大人からしたら、子どもたちの言動や行動に目を疑うようなことは、もちろん、ある。

誰かを悲しませるようなことがあったら、全力で止めに入ることも、ある。

私自身が悲しいと感じれば、それが怒りに変わり、感情を表に出すことも、ある。

子どもの氣持ち

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学校給食と食育

学校給食と食育

「今時、嫌いな食べ物まで食べさせる給食なんて流行りじゃない。」

と、学校現場で働いているときによく言われた。掃除の時間になっても、食べ終わるまで食べさせることはよくない。

私も小学校の時は、パンが苦手で、食べきれずに家に持ち帰っていた。今では持ち帰りは禁止されているので、子どもたちはこっそり机の中に隠したり、口に入れてトイレへ行ったりと、苦手な食べ物が給食に出た時は、色々と苦戦している。だから

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「じゃんけん」で決めることをやめた1年間◎小学校1年生の学級経営◎

「じゃんけん」で決めることをやめた1年間◎小学校1年生の学級経営◎

大阪市立の小学校で約9年間勤めていました。
教職を辞めて2年経ちました。

現場を離れはしましたが、私は今でも教育者としての誇りを持っています◎

「教育環境プランナー」(自称)として、退職後は活動を続けています。
今は「食育」に力を入れていますが、未来の子どもたちのために、教師として働いてきた経験をnoteでアウトプットしていくことも始めようと思います!!

ぜひ、現役で働いている教員の方々に「

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