見出し画像

フィリピン出国許可証【ECC/ARP】を取得する方法(2023年6月時点) 〜長期滞在者向け〜

こんにちは。フィリピン・セブ島に教育移住した、ごえもんです。

フィリピンは観光ビザを延長して最長36ヶ月滞在できるので、移住しやすい国のひとつですよね。ただし、6ヶ月以上滞在した場合には、出国時に「ECC(出国許可証)」を取得する必要があります。
※一部の長期滞在ビザ所有者は不要

また、該当者のみかもしれませんが、「ARP(外国人登録制度)」の申請もあわせて必要になりますので、その方法もお伝えします。(一緒にまとまて手続きできます)

「外国人登録証(ACR-I Card)」所持者がフィリピンに6か月以上滞在した後に出国する場合は、あらかじめフィリピン入国管理局より「出国許可証(ECC)」を取得する必要があります(領収書は要保管)。
※「4 帰国・出国/(1)出国前の準備/ ア」を参照

外務省海外安全情報より

本記事では、フィリピン・セブ島でECC(出国許可証)を取得する手続きについて詳しく解説します。実際に手続きした際のミスなども共有しますので、二度手間にならないよう、ぜひ参考にしてください!

※ビザや滞在期間などの条件により、内容に違いがあるかもしれません。本記事は観光ビザ滞在の場合となります。

※セブ島以外のフィリピン滞在の場合も、基本的な流れは同じだと思います。

はじめに〜ECC(出国許可証)の入手方法【概要】

はじめに、ポイントをお伝えします。

◾️場所:入国管理局

入国管理局(BUREAU OF IMMIGRATION=以下、「イミグレ」と表記)を訪問して、申請します。セブ島の移民局は、ショッピングモール「ロビンソン・ガレリア」内3Fにあります。なお、セブ島隣で空港のあるマクタン島にも移民局があります。「ガイサノ・マクタン・アイランド・モール」内にあります。
入国管理局の場所一覧

場所の詳細は、筆者の別記事(観光ビザ延長について)をご覧ください。

なお、オンラインサービス(e-Services)ではECC-Bのみ受け付けているようです。観光ビザ(ECC-A)の場合は入国管理局に出向く必要ありです。

◾️ARP申請は本人が行く

ARP(外国人登録制度)の申請も一緒に行う可能性があります。この場合、登録する本人が行く必要があります。指紋と顔写真を取るからです。

◾️3営業日必要

申請日の3営業日後15時(pm3:00)以降に、再度訪問してECCを受け取ります。

ECC申請に必要なもの

  1. パスポート(原本を3日間預ける必要あり)

  2. 滞在延長の領収書(連続滞在期間のすべて)

  3. ACR-Iカード

  4. 証明写真(2 x 2 サイズ) 4枚

  5. 両面テープまたは糊(写真貼り付け用)

  6. 申請用紙(その場で受け取って記入)とペン

  7. 料金(500ペソ)

  8. 出国時の航空券(提示不要)

以下、補足説明です。

1. パスポート(原本を3日間預ける必要あり)

パスポートは申請処理中の3日間預ける必要がありますので、同じタイミングでパスポート原本が必要な予定を入れないように注意してください。

2. 滞在延長の領収書(連続滞在期間のすべて)

3. ACR-Iカード

ACR-Iカードはチラッと見ただけでほとんど使っている様子はありませんでした。(預けることもありません)ただ、カード自体を持っている方がスムーズな可能性がありますので、念のため持参してください。

4. 証明写真(2 x 2 サイズ) 4枚

ECC, ARPの申請用紙にそれぞれ1枚ずつ貼り付けます。2枚はバラの状態でARPカウンターで渡します。

証明写真は、モール等にあるプリントサービスを利用して事前に準備していくことをおすすめします。もし用意を忘れた場合は、1Fの「Travellers' Lounge」で写真印刷等可能と聞きました。(撮影も?実際利用はしていないので、詳細はわかりません)

背景は“白”でと書いてあるので、注意してください。影などもNGとなる場合があるようです。

ちなみに、2 x 2 インチのことを、“two by two”と呼びます。

ここで写真が印刷できるようです。

5. 両面テープまたは糊(写真貼り付け用)

その場で申請用紙をもらって記入しますが、写真を貼り付けてくれと言われます。筆者はテープや糊を持っていなかったので、モール内の書店まで買いにいきました。(テープや糊くらい貸してくれと思いましたが、このあたりはフィリピンですね……)

6. 申請用紙(その場で受け取って記入)とペン

記入する基本情報はパスポート記載内容と住所で大丈夫です。

【ECC申請用紙】

※出国便や日程の記入が必要になります。

▼記入後

 (黒塗りしたら機密文書みたいになりました…)

【ARP申請用紙】

※冒頭の「Visa Type」は“TVV(Temporary Visitor’s Visa”と記入してください。

右中央の部分は文字が擦れて見えなかったので、聞いたら「書かなくてOK!」と言われました。

その場でスムーズに記入できるよう、ペンは持参しましょう。

7. 料金(500ペソ)

ECC申請費用です。現金で用意しましょう。
ARPは無料でした。

8. 出国の航空券(提示不要)

「出国の航空券」の提示は求められませんでしたが、申請用紙に航空会社や出国日、フィリピンに再入国する場合は戻るまでの期間を記入する欄があります。
事前に出国の予定は全て決めておくとともに、その内容をすぐに確認できるようにしておきましょう。

ECC申請の流れ

※必要な時間

申請日は、スムーズにいけば1時間程度で終わると思います。

受取日は、10分ほどでした。

ただし、混雑具合にもよりますので、時間に余裕を持っていきましょう。

1. ARP,ECCの申請書類を受け取る

イミグレに到着したら申請の旨を伝えて、申請書類を受け取ってください。(ARPは全員が必要かわかりません。イミグレに確認してください。筆者は、1年ほど前にACR-Iカードを作成して1年近く過ぎていました)

2. ARP申請

イミグレの左端のカウンターで写真を1枚貼った申請用紙とパスポート、バラの写真2枚を提出します。

順番がくると、指紋を1本ずつスキャンし、顔写真を撮影します。つまり、本人がいる必要があります。

最初に筆者は息子を保育園に預けて1人で来てしまったので、自分の分しか申請できませんでした……。翌日もう一度息子の申請をしに一緒にイミグレを訪問しました。

3. ECCの申請

申請用紙を、イミグレの中央あたりのECCカウンターに提出します。

渡したら、支払いカウンターから呼ばれるまで待ちます。

4. 支払い

呼ばれたら、イミグレ右端の支払いカウンターで₱500を支払います。(領収書を受け取ります)

5. ECC申請・領収書の提出

支払いが終わったらそのまま、再度ECCカウンターにいき、各書類・パスポート・領収書を渡します。
3日営業日後の日付を記入した引換券を受け取れます。

申請日はこれで終了です。

6. [3営業日後]ECC受け取り

ECCカウンターで引換券を渡し、ECC申請完了の用紙とパスポートを受け取ります。
受け取り時は本人がいなくても大丈夫です。

3“営業日”後なので、当然土日祝日はカウントしないで3日後になります。

時間は午後3時以後になりますので注意してください。

以上となります!

最後に

筆者がイミグレを訪問した初日は、ARPの機械が故障したらしく、翌日に再度訪問することになりました。このような急なトラブルもありますので、1週間以上前には訪問して手続きを済ませることをおすすめします。

発行から1ヶ月間有効のようですので、早過ぎてもダメです!ご注意ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?