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社員全員のファッション、変えてみた:イメージコンサルティングの記録

まずはこの写真を見てください。

これは、私たちの会社が、2023年の年始に初詣に行った際の集合写真です。

よく見ると.…..。

まったく同じ格好で、同じポーズを決める2人。

この件は、毎週開催している全社の定例会議でも「珍事」として話題に。

笑い話ではありますが、2人ともそれぞれが違った魅力のある人なのに、同じ服装ではそれがまったく伝わらないのは、もったいないですよね。この写真をきっかけに、「ファッション」に問題意識を持つようになりました。

そんなことをきっかけに、私たちは会社のプロジェクトとして「イメージコンサルティング」を受けることになりました。

GOBでブランディングを担当している私、奥平真央が、その経緯や結果を、包み隠さず紹介します。

個人の感性が爆発した組織へ

イメージコンサルティングとは、その人のなりたいイメージ、相手に与えたい印象などに合わせて、ファッションや立ち居振る舞いなどを提案してくれるものです。

ファッションが相手に与える印象を左右する、というのは皆さんもよくわかると思います。しかしそれ以上に、私たちGOBにとって、ファッションは重要なものだと感じていました。

なぜなら、私たちは一人一人の「感性」を大切に、経営し、組織を作っているからです。少しだけ、私たちの会社について紹介させてください。

私たちは普段、全国各地の起業家に投資をしながら、共に事業をつくっています。その際、「この人と一緒に事業をつくっていくか」を判断する基準は、事業の収益性やビジネスモデルの秀逸さではなく、その人が描く世界観の実現を共にしたいか、です。

「この事業アイデアが実現すれば、こんな社会になるんです」という世界観を一緒に実現したいと思った人に対して投資をして、一緒に事業を作っていきます。

そしてこの世界観の起点になるのが、その人の「感性」です。

こんな会社なので、当然組織としても感性を爆発させ、磨き上げていくことを常に大切にしています。

だからこそ、私たちは「感性を磨き、それを服装にも爆発させることが必要だ」と考えました。

「オシャレになろう」ではなく「感性を服装にも反映しよう」

以前に、私たちのメンバーの1人が「イメージコンサルティング」を受けていたこともあり、興味を持っていたので、早速コンサルタントの方に話をして、トントン拍子で実施が決まりました。

私たちからコンサルタントの方にお願いしたのは「オシャレになろう」ではなく、「一人一人の感性を服装にも反映したい」ということでした。

1:会社としてのイメージ調査

イメージコンサルと言っても、単に服装の提案だけではありません。

まずは、会社単位でのイメージを調べました。

今回は、社内のメンバーや、一緒に事業を作っている起業家はもちろん、その家族や、投資先、取引のある企業の担当者など、社内外の方々にお願いして調査を実施。

メンバーが会社に対して抱いているイメージや、あるいは社内のメンバーと社外の関係者からの印象にギャップがあるかを確認することで、改めて会社としての立ち位置やブランディングを見つめ直すきっかけにしました。

さまざまな意見がありましたが、社内外とも一致していたのは「親しみやすさ」です。私たちは、会社のスタンスとして「共にあそび抜く」ということを掲げているので、多少なりともそこが伝わっているのかも......とうれしくなりました。

2:メンバー個人のコンサル

さて、ここからが本題です。

GOBメンバー個人のイメージコンサルティングが始まります。

今回コンサルを受けたのは、全16名。社長からインターン生まで、立場関係なくみんなで受講。

それぞれ事前のアンケートに回答した上で、オンラインで1時間コンサルタントと対話を重ねました。

「どんな仕事を担当しているのか」「どうなりたいのか」「他者からどう思われているか」などの観点から、現在、過去、未来といろいろな話を引き出してもらい、後日、その結果をまとめたレポートをPDFで個別に送付してもらいました。

各人の提案コーディネートをまとめたイラスト

上のイラストは、全員の提案結果をまとめたものです。ジャケットスタイルのフォーマルな装いから、金髪サングラスのLAスタイルまで、バラエティに富んでいます。

メンバー間でもお互いの提案内容やコンサルティングのレポートを共有し合いながら、お互いの感性に触れました。

3:ショッピングモールでコーディネート実践!

せっかくの提案、提案だけで終わらせてはもったいないですよね。

ということで今回は、メンバーのうち2名を対象に、実際にコンサルタントの方と一緒にお買い物へ行きました。

まず1人は、冒頭の初詣の写真でも取り上げた加藤史紘さん。普段は関東圏を中心に、企業や自治体との新規事業づくりを進めたり、個人としてもコーチングサービス「Chillキャリ」を展開したりしています。

加藤さんの人懐っこさが滲み出る可愛らしいスタイリングです

そして実際に買い物に来たもう1人が、社長の高岡泰仁さん。奈良在住ですが、全国各地を転々としています。「どうせなら自分で選ばない服を着てみたいので、すべてお任せします」と強気な高岡さん。検討も熱を帯び、2時間ほど商品を物色しました。

今回一緒に買い物できたのは加藤さん、高岡さんだけですが、もちろん他のメンバーたちもそれぞれコンサル結果を受けて、おのおのでスタイリングを考えました。

そして2024年1月に開催する経営合宿には、変身した姿で集まるよう呼びかけたのです。

その時の様子がこちらです。

どうでしょう......! 皆さんそれぞれの感性が爆発したファッションに生まれ変われているのではないでしょうか。

さらに感性に磨きをかけるため、合宿では、お互いの2024年のキャッチコピーも作り合いました。

グループに分かれて、相手のキャッチコピーを考えるワークを開催。最後はそれぞれ絵の具と筆を使いながら、思い思いに表現しました。

今回見た目にも感性を爆発させようとイメージコンサルを導入しましたが、結果、自分自身に向き合い、お互いが何を思っているのか、どんな人なのかを認識し合って感性が磨かれる良い機会となりました。

今回見た目にも感性を爆発させようとイメージコンサルを導入しました。

メンバーからも好意的な声が聞かれました。双子コーデの2人の声を紹介。

イメージコンサルの提案結果が並んだイラストを見ると、服装はバラバラなのに一体感があって、多様なものを認めつつ、一緒になってやっている感があってよかったです。“私服の制服”という印象でした。
こういう服を買ったら自分の良さや雰囲気を伝えられるんだというのが明確になって選びやすくなりました!

唐津凌介さん

単にオシャレな服を選んでもらうのでなく、自分のWillや過去なども含めて丁寧に聞いてもらいまして、作り出したいイメージから一緒に決められたのがすごくよかったです。ご提案いただいたものは、自分では選ばないような服やメガネでした。
妻からは普段と印象が変わってびっくりされました。子どもからも最初パパだと気づかれなかったです(笑)。

加藤史紘さん

自分自身と向き合い、お互いが何を思っているのか、どんな人なのかを認識し合って感性が磨かれる良い機会になったと思います。

新しい自分やメンバーの一面を知る手がかりとして、イメージコンサルを導入してみるのも1つの手かもしれません。