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【横河武蔵野FC vs.日本大学】試合後コメント

天皇杯東京都予選決勝/横河武蔵野FC 1-1(5PK4) 日本大学(2024.05.11)
59分 新関成弥(武蔵野)
90+6分 國枝蒼空(日本大学)

石村俊浩監督(武蔵野)

Q.まず一言いただきたいと思います。よろしくお願いします。

「まずはもう率直に非常に嬉しいと思っています。数年前から提携していたクラブとは、経験を積んでプラスになったことも多くありましたが、今年から横河武蔵野というクラブ名に戻して、この名前で天皇杯に行けたというのは、本当に喜びもひとしおです。本戦でも東京都代表としてしっかりプレーしたいと思います。」

Q.終了間際にコーナーキックから失点した場面は、本当にもう、頭の中が真っ白になったんではないでしょうか。

「膝から崩れ落ちましたけども。まあでも、日大さんももちろん全てをかけて上がってきているわけで、サッカーではよくあることだとも思います。あの後の短い時間でみんな切り替えて、選手が何人も「最後まで楽しんでいこう」という声をかけ合っていて、そういった雰囲気が良い結果につながったのかなと思っています。PKを外した選手に対しても、みんなで茶化すぐらいの余裕があったので。相手の日大さんにも、良い試合をしていただいて、こういうドラマチックな試合ができたなと大変感謝しています。」

Q.改めて天皇杯への抱負をお願いいたします。

「今年は38人の選手が所属していて、サッカークラブとしては少し多いのですが、彼らも仕事を夜遅くまでやっていて、遅刻もいたり欠席もいたりという中でトレーニングをしています。それでも彼らは本当に一生懸命やってくれていて、今日の試合でまたぐっとチームとしての結束も高まったと思います。今回は4年ぶりの本戦出場になりますが、今シーズンのチーム発足の時にも、天皇杯本戦出場は目標のひとつにしていたので、それが達成できたというのは大変嬉しいです。トレーニングからしっかり構築して、まずは栃木県の代表と、ひとつずつ戦っていければと思います。明るく楽しくやってこようと思っています。」

後藤京介選手(武蔵野)

Q.私もちょっと興奮してしまって、何を聞くかあまり整理できていないままここに来てしまいましたけれども。簡単な試合ではなかったと思います。特に前半はずいぶん硬い試合でしたし、後半の最後にああいった形で失点してしまって。試合全体を振り返っていかがでしたか。

「暑さもありましたが、僕たちが天皇杯にかける想いというのは試合を通して表現できたと思います。前半は硬い試合になってしまいましたけど、相手もそれぐらい優勝したいという気持ちで臨んでいるというのが伝わってきたので、僕たちも負けちゃいけないなという想いでやっていました。その中で後半に良い形で、セットプレーで先制点が獲れて、そこは非常に良かったと思います。最後の最後で追いつかれてしまいましたが、そこから延長戦でもみんな良く動けていたので、これまでリーグではあまり出せていなかった気持ちの強さが、チーム全体として良い場面で出せたんじゃないかと、個人的には思っています。」

Q.終了間際に失点して、そこから延長戦に入るまでの間に、短い時間でしたが円陣を組みましたよね。そこではどういった話が出たのかということを伺ってもよろしいですか。

「僕たちは社会人のチームでみんな仕事もしてますし、そういう中で、自分たちのクラブの名前を全国に見せられる大会に出るというのはとても大事なことだと思いますから。僕たちのことを日本中に知ってもらえるということも含めて、楽しもうという話はずっとしていました。今日も、終了間際にああいう形になってしまったからこそ、逆に楽しもうというのは僕からも伝えましたし、やるしかないから、楽しんでやろうというのを心がけてみんなプレーしていたと思います。それが良い方向に結果として出たのかなとは思っています。」

Q.こういった大きな大会でPK決着になったという経験は、今までありましたか?

「うーん、たぶん僕、高校3年の時に引退試合でPK外して負けたんですよね(笑)。でも今回はもう、全然気負うこともなく、緊張することも一切なく蹴れました。その辺も余裕をもってできていたと思います。僕の前の日大の選手がパネンカをやってきて、ちょっと流れがあっちに持って行かれたかなと思いましたが、僕のPKで1回ちょっと黙らせたというのも感じましたし。もちろん澤野が決めてくれれば良かったですけど、そこはますますドラマチックになったのかなとも思いますし、そういうのも含めてウチらしさかもしれませんね。ハラハラドキドキしながらも、それでも勝てたというのは大きくて、チームの自信にもつながったと思います。今後も本戦でどうなっていくか、楽しみですね。」

Q.改めて天皇杯への抱負をお願いいたします。

「本戦出場に関しては久しぶりなのでとても楽しみです。公式戦の舞台でJ1のチームと試合できる機会は他にはないので、そこはもちろんチームとしても目標にしています。1回戦の栃木県代表にしっかり勝って、札幌に行ければと思っています。」

末次敦貴選手(武蔵野)

Q.本来は90分で終わらせたかったと思うんですが、終了間際で失点してしまい、決められたあの瞬間はどんなことを思いましたか。

「うーん、すみません正直に言うと、何やってんだと思いました。その前にセットプレーになったシーンのところも含めて、90分でゲームを終わらせるためのプレー選択が、正直できていなかったと思います。それで、後半が終わったあと僕はぶっちゃけブチ切れてしまって。でも、ベンチにいた(中川)諒真と(山田)梨功がすごくポジティヴな声をかけてくれて、僕自身がこんな立ち振る舞いをしていちゃだめだなと気付かせてくれたので、すごく感謝しています。」

Q.天皇杯はトーナメントなので、点を獲られなければ絶対に負けないわけですよね。そういう意味ではキーパーにかかっている部分もあると思うんですが、その辺りの意気込みをお願いいたします。

「自分で何か全てを変えられる力があるわけではない、自分はそういうキーパーじゃないと思っていますし、そういうキーパーだったらもっと上のカテゴリーでやってると思うので。自分ができることを100%しっかりやることにフォーカスして、チーム全体で勝っていきたいなと思っています。」

Q.最後に、いつも熱心に応援してくださっているファン・サポーターの皆さんに、ぜひメッセージをお願いいたします。

「PKの時やシュートを止めたときに、末次コールをしてくれる、あれはいちばん僕の原動力になっていると思います。そうですね、いかにファミリーの皆さんの週末を良い週末にできるかというところが、僕らの役目だと思っていて、今週はすごく良い週末にできたなと思っています。なので、毎週毎週、皆さんにとって良い週末にできるように、もっともっと日頃から頑張っていきたいなと思ってます。いつも応援ほんとうにありがとうございます。みんなの顔は、もうしっかり覚えました。ありがとうございます。」

小林大地選手(武蔵野)

Q.他の記者の皆さんがたくさん質問してくださって、記事も出ると思いますので、私からはひとつだけ。そんなにたくさんではないですけれども、いつも本当に熱心に応援に来てくださる武蔵野ファミリーの皆さんに、ぜひメッセージをお願いいたします。

「東京はたくさんJチームがあって、その中でも我々を応援してくれていて、しかも今となってはJリーグに上がらない企業チームの僕たちをね、本当に必死になって応援してくださっている皆さんがいるからこそ、うん、いや僕、涙もろいんですよ。泣いちゃいますね…。うん、サッカー以外にもみんな仕事がめちゃくちゃキツくて、練習に出られない選手もいたりだとか。そんな中でも、キツい練習をやって、キツい試合を戦えているのは、本当に、皆さんが声をかけて背中を押してくれているからこそだと思うので、本当に感謝しています。もっと良い景色を、皆さんと一緒にたくさん見たいと思います。ありがとうございます。」

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