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MT4インジケータ|キリ番ラインを自動で描画(既存 水平線インジへの機能追加)

機能を追加しました!

キリ番の水平線を自動で描画(MT4のグリッドを非表示にしています)

機能体系図

これまでの自動で水平線を描画する機能に加えて、キリ番(ダブルオー)となる価格に水平線を描画する機能を追加しました。具体的には、たとえばドル円でいうと「149.00円」のように小数点以下の数字が0になっている数字などのことです。キリ番(ダブルオー)は 「キリ」の良い価格であることからマーケット参加者(トレーダー)が重要視し、そのためチャートも キリ番を意識した値動きをしているといわれています。

本インジケータの機能一覧

キリ番はレジサポ

多くのトレーダーがキリ番に注目することから、サポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)として機能することがあります。また、キリ番をブレイクした場合、トレンドの転換や加速のサインとなることもあるため キリ番近辺での値動きは見逃すことはできませんね。

たとえば、キリ番を使用したエントリーの考え方は、以下のようなものがあります。

  • キリ番に近づくと反発する可能性が高いので、その付近での利益確定や損切りを検討する。

  • キリ番をブレイクしたら、その方向にエントリーする。ブレイクアウトやフォロースルーを狙う。

  • キリ番をブレイクした後に跳ね返されて 一旦 キリ番まで戻ってきたら、キリ番ラインがサポートラインとなる可能性が高いので、その付近でエントリーを検討する。

EURUSDのチャート例(執筆時の直近チャート)

上の図では、水色の点線で描かれた水平ラインが、今回追加したキリ番を示すラインとなります。白色の実線は2回以上跳ね返りポイント(=頂点)を確認して描画しているためレジサポラインとして機能しているかと思いますが、キリ番ラインも意識されているようにみえますね。

プロパティ設定

このインジケータのプロパティ設定画面は以下の通りです。

プロパティ設定画面(1/2)

描画期間:過去の値動きによる「わだかまり」(=何度も注目を集めた価格帯。トレーダーたちのさまざまな思惑や、ポジション状態から売りや買いの注文が集中しているポイント)は 時間の経過とともに徐々に解消されていきます。ですから、ブレイクアウトラインやサポレジとして機能するのは最近の値動きに重点をおき、古い値動きは参考程度に考慮することとなります。このインジケータでは、どこまでを有効期間とするか設定できます。

除外期間:最高値および最安値が更新されたときに、すぐに追随して最高値/最安値ラインを更新しないようにしています。たとえば、最高値を抜けてもすぐにトレンドを形成せず、一旦、ブレイクアウト前の最高値付近まで戻ってくることがあります。そのため、しばらくの期間は 最高値や最安値を更新しない期間を設けることにしています。

価格スケールへの価格表示:
MT4のチャート画面の右側に価格が表示されているエリアがありますが、そこに各水平線の価格を表示するかどうかを選べるようにしました。3種類すべての水平線の価格を表示すると相場によっては見難くなりますし、「直近期間」がどこまでなのかが分かりやすくなるよう、デフォルトでは 最高値、最安値およびキリ番ラインに価格を表示するようにしています。このプロパティ設定にて変更することができます。

水平線の線種類、線色 および 幅の設定:
各水平線の線種(実線、破線、点線、など)の変更。線の色の変更、および、線の幅(太さ)を変更できます。

プロパティ設定画面(2/2)

キリ番(ラウンドナンバー)の値幅指定:
時間足ごとのキリ番設定を変更できます。キリ番ラインの間隔を pipsにて指定することができます。

頂点判定用パラメータの設定:
最高値と最安値の間のサポレジラインの判定は、値動きの山と谷(=頂点)をみて 判断しています。各頂点の判定は zigzagアルゴリズムを利用してます。このプロパティ設定を変更することで 頂点の判定を変化させることができます。


インジケータ名:eimSuiHeiSenWatch_Kiri.ex4

ダウンロードは こちらのページです。

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