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ぐるなび初の厨房機器販売店「テンポスぐるなび」オープン。飲食店のDX化推進に向け前進を!

2024年4月5日、ぐるなび初の厨房機器販売店「テンポスぐるなび」が東京都江戸川区にグランドオープンしました。約30万点もの厨房機器・調理道具・食器などを取り揃え、飲食店モデルコーナーを設けた国内最大級のICT商品専門売場も。店舗の詳細やオープン初日に行われた内覧会についてお伝えします。

テンポスぐるなび江戸川店イメージ

1号店としてオープンした「テンポスぐるなび江戸川店」は約400坪の延床面積で4フロアからなる大型店舗。1~3階には厨房機器・調理道具・食器などが並び、4階には、国内最大級の最新レジシステムや配膳ロボットなど国内最大級のICT商品専門売場が展開されています。
 
ぐるなび初となる厨房機器の販売に踏み出したきっかけは、中古厨房機器販売における60店以上持つリーディングカンパニー「株式会社テンポスホールディングス(以下、テンポスHD社)」との協業。2022年5月に業務提携契約を締結し、両社のノウハウを最大限に活用した飲食店支援事業への有効支援について検討を続けておりました。

2022年5月業務提携開始時の様子(左・ぐるなび杉原章郎社長、右・テンポスHD森下篤史社長)

飲食店に値する出店のフェーズに強みを持つテンポスHDと、飲食情報サイトなどの販促支援を中心とした経営サポートを行うぐるなび。2022年8月より開始した加盟飲食店への厨房機器販売が好調に推移。飲食店の倒産増や慢性的な人材不足の解消を目指すさらなる起爆剤として、テンポスHD社の子会社である株式会社テンポスバスターズ(以下、テンポスバスターズ社)とフランチャイズ契約を締結し、「テンポスぐるなび」の名称でぐるなびが厨房機器販売店を初出店しました。

ぐるなび 今村俊一常務執行役員

 内覧会では、今村俊一常務執行役員が登壇し「テンポスぐるなび江戸川店」について関係者へ「飲食店経営における入り口から出口に至るまで、トータルで補完できるサポートづくりを目指した取り組み」と説明。「テンポスぐるなび江戸川店」の機能として①中古・新品の厨房・調理機器の販売②業務用厨房機器の出張買取③厨房・図面設計④開業支援サポートを挙げました。DX推進について触れ、「デジタル活用を促し、対応できないお客様についても人の力でサポートします。店頭にいらしていただき、我々との絆を作ってくださったお客様との販促を作っていきたい」(今村常務)と話しました。 注目は、4階のオリジナル売り場。飲食店をモデルとした販売ショールームを設け、22社による30種ものサービスを展示・販売しています。内覧会には参画企業の皆様も登壇され、各社の展示ポイントなどについてご紹介くださいました。

内覧会での各社サービス説明の様子

クラウド型のオーダーシステムを活用し、特許取得のフリーレイアウトが特徴のモバイルオーダーやセルフレジなどを手掛けるOkage株式会社は「飲食店のオーナー様やスタッフ様、来店された皆様を笑顔にしたい」と話しました。

Oplus株式会社はシフト管理サービスを取り扱っています。シフト希望をスマホで管理・自動でシフトを組むことができるそう。「まずは無料のプランから始められる。悩んでいる方の一助になれば」。
 
あらゆる場所でクレジットカード決済ができるモバイル機器を世界で初めて開発したSquare株式会社は「(通常は)オンラインサービスで提供しており、実際の製品やサービスをご覧いただく機会はこれまでなかった。ご覧いただけるのが楽しみ」と喜びを表現されていました。
 
株式会社スマレジは、店舗事業者向けのソリューションを展開。スマレジ、クラウドポスレジのアプリなどを展示するといい「クラウドデータをAPIで連携が可能です。モバイルオーダーなどとの連携で、さまざまな機能が活用できます」とPRされていました。
 
レジを50年、デジタルサイネージを35年以上手掛ける株式会社TOWAはクラウド対応タッチ券売機も併せて展示。「製品を使っていただく飲食店の皆様に支えられ、我々もまた飲食店を支えられば。業界を盛り上げていきたい」
 
テンポスHDの一員であるテンポス情報館は、POSレジをアピール。「テーブルオーダーや、キャッシュレス券売機、セルフレジなどをオールインワンで使ってもらえるので、ぜひ実機を見てほしい」と力を込めました。
 
有線放送サービスの株式会社USENは、配膳ロボットなどを実演。とある飲食店のオーナーがレコードを変えるたびにバックヤードへ忙しく出入りしていたことからサービスを着想したエピソードを披露しながら、「人でしか提供できない価値“ヒューマンバリュー”を創造する時間を作るためにさまざまなサービスを提供します」と話しました。
 
リブオン・エンタープライズ株式会社は、デリバリーに特化した製品を扱っています。デリバリーに特化したポスレジについて「フードデリバリー、電話注文の販売経路もまだまだ多い。デリバリーを始めたい飲食店の力になれたら」と話しました。
 
アルバネクス株式会社が販売する密封した食材をマイナス50度のアルコールに入れ瞬間的に凍らせる卓上型液体凍結機は、旨味を逃さない冷凍保存で下ごしらえの効率化に貢献。「後は解凍して使うだけの状態で保管できるので、人材確保に役立つのでは」と提案しました。
 
また、油跳ねが生じず、油の劣化を抑制するフライヤーを展示するクールフライヤー株式会社は「特に揚げ調理の現場は過酷。そういう現場にクールな環境を作ることができたら」と、食文化への貢献やSDGsの取り組みへの繋がりを期待していました。
 
「採用のミスマッチをなくし、欲しい人材が見つけられる。人材難が続くが、飲食業界を盛り上げたい」と話したのは、シェフが対象の求人マッチングアプリを開発した株式会社iii(トリプルアイ)。開発者自身の50年以上にも及ぶ飲食店経営の経験から生み出されたそう。
 
富士工業販売株式会社は、業務用換気扇を展示。電気調理器向けの油煙除去装置や、スチームコンベンションの蒸気回収装置は、ダクト配管が不要。「省エネ、省塵化することでこれまでは難しかった地下での開業も可能に。場所を選ばず出店ができます」と活用を呼びかけました。

テンポスぐるなび江戸川店 山下健史店長

多種多様な企業の製品が勢ぞろいする「テンポスぐるなび江戸川店」。飲食店の経営側・ユーザー側の双方のニーズを把握しているぐるなび社員が店頭に立つことで、マッチした提案や販売を行うことを目標に掲げております。山下健史店長は「飲食店の経営課題に全力で向き合いたい。近郊だけでなく、全国各地から来たいと思えるような店舗づくりをしていきます」と決意を新たにしました。

国内最大級のICT商品専門売場

DX化推進の一助となるサービスや、コストカットを担う技術を用いた機器が一堂に集結。実際に触れて体験できるのはもちろん、さまざまなサービスを一度に検討できます。開店時の準備だけではなく、経営を進めるにつれて検討が必要となる課題に対しても解決の手助けとなるようなヒントが多く得られる場所となりますので、ぜひ一度ご来店ください!

テンポスぐるなび江戸川店
住所     :東京都江戸川区南葛西2丁目11-17
営業時間   :10:00~20:00
定休日    :無休(年末年始を除く)
駐車場(無料):専用4台、共用1台
URL     :https://tenposbusters.co.jp/store/069.html

▼店舗詳細はこちらの記事もご覧ください


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