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保健システムのbuilding blocks別、アーリーキャリアの構築法

グローバルヘルス業界のキャリア形成に関する記事はいくつか執筆しており、とりわけ保健システム強化の分野を専門性を確立したければ、まずは6つのbuilding blocksの中から1つを選択すべし!と以前指摘した。

とは言え、building blocksの1つを選んでも、更にその下に小分野がいくつか存在し、その細かい小分野毎に求められるqualificationが異なる。グローバルヘルス業界は他の業界よりも専門性がより細分化している。その求められるqualificationを理解し、それに沿った学歴&職歴を積まないと、興味のある求人に応募してもショートリストされないかもしれない。

私は国際機関で働くことを希望する若手に対して、↑のような求められるqualificationを理解するために、興味のある国際機関の求人のjob descriptionをいくつか読みなさい、と勧めている。しかし、それでも分かりにくことは正直否めない。私も国際機関入職前の自身を振り返って、求められるqualificationの解像度が荒かったと反省&後悔していない訳ではない。

そこで本稿では、上記building block別にどのような小分野があり、どのようなqualificationが求められて、それを満たすためにアーリー・キャリアをいかに過ごせば良いのか、私見も交えて記してみた。執筆するのに結構時間がかかったので有料記事とさせて頂いたが、日本語で書かれた同様のウェブ記事は見たことがなく、私自身が国際機関で働いてきて上がった解像度を元に執筆しており、オススメである(←自画自賛)。本稿は保健システム強化に絞って記事を書かせてもらったが、グローバルヘルスを志す若者にぜひ一読してもらいたいと願っている。


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