見出し画像

理想を掲げる少女は光に向かって歩き始めた【アニメ観た・アークナイツ始めました日記#1】

ソシャゲ(スマホゲー)からだいぶ離れてたんだけど、さまざまな要因が重なって、もう一度やってみるかーと思い立った。

結論から言うと、このままプレイし続けます。面白い。ものすごく肌に合う。

要因

アークナイツ触れるまでの経緯を軽く書くと、

・とあるソシャゲをプレイするも「これをやるなら、他の面白そうなコンテンツ触った方が良くないか?」と感じた。

・流行りのコンテンツを追いかける習慣が無くなったせいで世間に取り残されてる感じがして、少しはなんか触れないとなーと思うようになってきたから。

・「孤星」というイベントのシナリオが非常に出来が良いらしく、そのざわつき方が「あ、これはオタクが大げさに喧伝してるんじゃなくて本当にすごいんだな」と直感したから。

・シリアスなSF世界観やビジュアルのカッコよさが元々好みだった(じつは1年前にちょっとだけ触ってた)。

アンセルくん、エフイーター。

そもそも1年前に触ったのは、ツイッターのタイムラインでたまたま流れてきたアンセルくんの水着衣装を見たからなんですよね…。大陸版では新衣装が発表されたらしい。
銀髪、チャイナドレス、筋肉の陰影のついた太もも、飄々とした性格のお姉さん、デカ腕ガジェット…ぜんぶ好き。


難しいけど少しずつ楽しくなってくるゲーム

タワーディフェンス。それは迫りくる敵から自陣を守るためにイイ感じに配置していくゲーム。この手のジャンルをほとんどやったことなかったので、「なんとなく難しそう…」という印象が強かった。先鋒?盾職を最初に置いちゃダメなの?ブロック数?範囲術師?速射手?どれがどれ? とキャラの職業の分類が最初はイマイチ理解できなかった。

いちおう序盤にはチュートリアルがあるのだけど、いっぺんに言われても解らないよドーベルマン教官…。

チュートリアルって一回やるだけだと「理解する」まで至らない時もあるから難しい…。

それでも、サポートの力を借りたり、Youtubeで動画を見たり、何度も失敗しつつも遊び方を理解してくるとジワジワと面白くなった。

最初はソシャゲ恒例ともいえる「このキャラが最強!!」みたいな動画見てたけど、本当に必要だったのはタワーディフェンスのセオリーを解説してくれる動画だった。

星3、星4の低レアでも攻略可能!と言われることがあるけど、ジッサイ低レアのみでクリアできるのはゲームに慣れている人、という印象。間違ってはいないと思うが、自分は低レア攻略動画を参考にしつつ、手持ちの低レア+フレンドから強いキャラを借りることが多い。

最も重要となる初手、先鋒。フェンだけは絶対使えるキャラなので、まずはこの子を育てよう。
(画像は別衣装なんだけど、いつどこで取ったか覚えてないな…)

それでも低レアを育てるのは、最高レアの育成リソースで低レアが複数体育てられるから。ゲームの性質上、頭数を揃えた方が圧倒的に有利。戦いは数だよアニキ。

ソシャゲは育成がめんどい(アークナイツもそこそこ大変)が、必要素材がドロップするステージを記載してくれるの地味にありがたい。


メインストーリー以外にも常設コンテンツが多く、合計400体もの敵を倒してガチャ石を手に入れる「殲滅作戦」、「統合戦略」というローグライトシステムでタワーディフェンスをする高難易度コンテンツも存在する。

ユーザーから「ローグライク」って呼ばれてるけど、一戦闘後に報酬を受け取ったり、ユニットの増加・強化、イベントマスを選択して進んでいくスタイルはどちらかと言うとスレイザスパイアのようなデッキ構築型…ローグライトが近い。
まぁ名称は分かりやすさ重視ってことでいいか…。

ちょっと触っただけでも、この統合戦略が特に面白くて時間泥棒な予感。普通に考えて時間がかかりがちなタワーディフェンスにデッキ構築型を組み合わせたらプレイ時間とんでもないことになる…。こちらもプレイしていくと報酬が貰えてシナリオも読めるので、育成が進んだら再挑戦していきたい。

ソシャゲって一度期間限定イベントを取り逃すと次の復刻までシナリオが読めないことが多かったのだけど(今は違うかな?)、アークナイツはシナリオ有りのイベントは「エピソード・サイドストーリー」に追加され、事象の結晶というアイテムを使用することでイベントマップを遊ぶことができる。もちろん後から始めれば積読状態でしんどいが、いつでも読めるというのは安心感がある。

開催時の素材報酬は貰えないが、イベントマップを進めると、配布キャラなどは手に入れられる。
なかなか親切な設定なのでは。
事象の結晶は毎週一つ補充される。週1で読める文量じゃない気もするが、待てば無料だ。


最初はゲーム内専門用語やアイテムがいっぱいあるし、TD初心者はゲーム部分でも覚えること多い。やること満載で取っつきにくい印象があったけど、少しずつ慣れていけばなんとかなるもんですね。あとは素材を集められるイベントが開催されることを祈ってる。


シナリオ1~3章&アニメ1期の話

シナリオの話。

詳しい話は上述の記事でだいたい言っている。身体が徐々に石になって最後は破裂し感染を広める「鉱石病(オリパシー)」に起因する、差別や争いを描いたシリアスな世界観のシナリオだ。

アニメ1期(ゲームでは1~3章部分)は、アークナイツのヒロイン・アーミヤが目指す理想と、その道程で立ち向かうべき敵と失うモノが描かれる。

その理想とは、鉱石病に限らず全ての病におびえ苦しむ人々を救い、病が引き起こす全ての諸問題の解決――。それはあまりに壮大で、現実はどこまでも厳しい。

アーミヤが代表を務める「ロドス・アイランド」という会社は鉱石病感染の研究と同時に感染者受け入れもしており、所属する大部分の人々は感染者で、それはアーミヤも同じだ。
そのため非感染者からは忌避されており、道すがら助けた親子に拒絶されるという1話からしんどいもんを見せてくる。

さらにしんどいのは、ロドスが今戦っている相手「レユニオン・ムーブメント」は武装蜂起した鉱石病感染者の組織だ。

よくある抑圧を強いる悪の社会とその改善を目指す主人公たち…の構図ではなく、差別されている者同士で争わなくてはならない構図なわけだ。こんな不毛な戦いがあっていいのだろうか。

追い打ちをかけるように、任務で出会ったミーシャという鉱石病に罹った少女を助けられず、1期は終わる。

ミーシャとのストーリーは紆余曲折あるが、
結果的にアーミヤは彼女との約束を果たすことが出来なかった。
ヒロインに終始こんな絶望顔をさせてるコンテンツ、そうそう無い…。

守りたいと思っている人々、救うべき人々から拒絶され、戦わなくてはならない孤立状態。そしてどんなに気高い理想と優しい心を持っていても、全てを救うことはできない非情な現実。まだ10代であろう少女が背負っていいものじゃないだろ…。

それでも、皆の先頭に立って理想に向かって歩くアーミヤの力強く健気で、応援したくなる。

OPでアーミヤが夜明けの朝日に向かって歩くシーンは彼女の生き方そのものだ。

どんなに重苦しい物語が待ち受けていようとも、彼女が光に向かって歩き続けるのなら、それを見届けたい。助けになりたい。そう思わせてくれる、力強い物語だ。


アークナイツ、シリアスでしんどいお話だけど、それ以上に熱量を感じる。これからマイペースでやっていきたい。


余談。
ゲームでは完全に顔が見えないが、アニメでは白髪と目だけうっすら見える。
さらに声は甲斐田ゆきさん(テニプリの不二周助など)
なので中性的で性別などちらともとれる。良い。
余談2。
フランカ(左)とリスカム(右)のコンビが良い。
百合というほどではないけど、良い感じの腐れ縁バディ。


いただいたサポートはお菓子に変化します