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活動の目的地が見えてきた!「イベントふりかえり&戦略シート」

ワークショップなどのイベントを通して、自分たちの活動に興味を持つ人を増やしたい!
そんな思いでイベントを企画したけど、いざイベントを振り返るとなると、実際に何がうまくいって何がうまくいかなかったのか整理できない…
次のイベントに向けて戦略を考えたいけど、何をどう考えたらいいかわからない…

そんなお悩みを抱える方に活用していただきたいのが、イベントふりかえり&戦略シートです!

この記事では、イベントふりかえり&戦略シートの使い方について紹介します。



イベントふりかえり&戦略シートとは?

イベントふりかえり&戦略シートの全体像
左側で現在地を確認し、右側で未来の方向性を考えます


イベントふりかえり&戦略シートとは、運営側がイベントの目的達成度合いや、うまくいったこと、うまくいかなかったことをふりかえり、次のイベントの具体的な戦略について考えるシートです。

ここでは、自分たちの活動に興味を持ってもらう人を増やしたり、参加者とつながったりするために企画したイベントを対象にしています。

今回は、1月10日に開催した『正解がない時代のビジョンのつくり方』出版記念イベントの運営のふりかえりを例に解説します。


イベントふりかえり&戦略シートの使い方

1.当初の目的をふりかえる

イベント当初の目的は何でしたか?
イベント終了後に参加者がどのような状態になることを目指していたのでしょうか?

知ってもらうことが目的の場合、「認知する」に丸をつけるなど、目的としていた参加者の状態に印をつけてください。

2.イベントの結果をふりかえる

うまくいったこと、うまくいかなかったことの観点から、それぞれの事実と考察を明らかにします。
参加者のコメントやアンケートを読み解いたり、運営側の主観をもとに話し合ったことを書きます。
グラフをつけるのもいいかもしれません。

3.次のイベントに向けた具体的な戦略を考える

左側と右側で、ターゲット別に次回の戦略を検討した

今回のふりかえりをもとに、次回の戦略を考えます。「目指す方向性」を決め、「必要なアプローチ」を考え、「具体的な方法」をブレインストーミングして書き出すというように、徐々に細分化していきます。

サンプルでは2点の改善策が見えたので、それぞれのアプローチを考えました。

4.参加者にもたらした効果、影響を総括する

次回以降のイベントの設計に繋げるため、今回のイベントの意義と効果を再度見直し、総括します。
イベントが参加者にどんな効果・影響を与えたのでしょうか?


未来の方向性が可視化されることで、一人ひとりが創造性を発揮しやすくなる

可視化することで、課題と次の戦略が明確になった!

イベントふりかえり&戦略シートを活用した結果、メンバーから次のような感想が出ました。

あらためて、目的に対して結果を整理することで見えていなかったことが見えてきた。

次にむけた戦略までチームで共有できるから、皆が工夫するきっかけにもなる。

個人的に、思考は整理されていたので、記入することで発見はなかったが、
自分の考えていたことが言語化され、共有していくために効果的だと思った。

チームメンバーの感想より


イベント運営では、事前準備から実施、アフターケアまで様々な人が関わります。役割が違えば見えてくる反省点や、そこから導き出される戦略も異なります。そうした様々な視点を集約し、反省点と戦略をチーム内で共有することで、チームとしての次の活動の方向性が具体的に見えてきます。

そして、未来の方向性が具体的に示されることで、一人ひとりが目的に向けてそれぞれの視点からアイディアを出すことができます

目的地がわかるから、それぞれがアイディアを出しやすくなる!



イベント後の振り返りに、ぜひイベントふりかえり&戦略シートを活用してみてください。
(小森)


今回ご紹介したイベントふりかえり&戦略シートは以下のページよりダウンロードできます。


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