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Service Design Inspiration!

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サービスデザインの現場から、さまざまな挑戦や学びをレポート!日常にひそむサービスの捉え方、ビジネスモデルの考え方にも切り込みます。 共創型サービスデザインファーム グラグリッドが… もっと読む
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記事一覧

なぜ抽象画にするの?言葉の限界を突破するグラフィックで「意味を探索」する理由

なぜ抽象画にするの?言葉の限界を突破するグラフィックで「意味を探索」する理由

Service Design Camp2024で、グラグリッドは「意味を探索するビジュアライズ実験〜抽象画で意味を描こう!〜」というワークショップを実施しました。その中で「抽象画で意味を描く」ワークがあったのですが、多くの反響をいただきました。
そこで、今回は、なぜ抽象画で考えるのか?その理由に迫っていきたいと思います。

「意味を探索する」ことは
デザインの重要な活動のひとつワークショップレポー

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 意味のイノベーションのための思考法? 分類しない!制御しない!意味を探索するワークショップ

意味のイノベーションのための思考法? 分類しない!制御しない!意味を探索するワークショップ

“デザイン”の領域が広がりつづける中、新たな存在を生み出すデザイン、文化を醸成するデザインなど、“デザイン”は「問題解決」を超えた役割を担うようになってきました。
今回は、そんな「意味形成のデザイン」のための思考法の一つとして、グラグリッドが提供した斬新で破壊的なワークショップの様子をレポートします。

舞台はワークショップの祭典
Service Design Camp 20242024年1月21

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ビジョンデザインに大事なことを語ろう~Xデザイン学校公開講座「ビジョンとパーパスのアプローチと実践」~

ビジョンデザインに大事なことを語ろう~Xデザイン学校公開講座「ビジョンとパーパスのアプローチと実践」~

7/8(金)に、Xデザイン学校公開講座「ビジョンとパーパスのアプローチと実践」にて、弊社三澤が登壇いたしました。
昨今、「企業、事業やプロジェクトのビジョンやパーパスが重要」といわれている中で、どんな活動があって、どんなことが大事にされているのでしょうか?
この記事では、プレゼンの内容の一部ご紹介と、ビジョンデザインのプロジェクトマネジメントに携わる一員として、感じたことを書いていきたいと思います

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「自分達らしさ」こそ、10年続く組織に必要なビジョンデザインの肝

「自分達らしさ」こそ、10年続く組織に必要なビジョンデザインの肝

昨年2021年10月に10周年迎え、次の10年に向けて動きだしたグラグリッド。
お世話なってきた皆さまにご挨拶をしている中で「10年続く秘訣はなんですか?」聞かれることがあります。
誠実さ、懸命さ、広い視野に深い洞察、挑戦する心など、いろいろあるかもしれませんが、私達がこれまで大事にしてきたことを、せっかくのよい機会なので、記事にしておきたいと思います。

「自分達らしい姿」を追求してきた10年間

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協創が加速する!コ・デザインのためのワークシート集、公開!

協創が加速する!コ・デザインのためのワークシート集、公開!

リモートワークをしながら、オンラインで状況共有したり、アイデアを出し合ったり。オンライン会議がだんだん当たり前になってきた方も多いのではないでしょうか。さて、今回は、そんなオンラインの会議で大活躍するワークシート集をご紹介します。

オンライン会議をうまく進めるコツは、視覚的に考えることオンライン会議をしているとき、
・今、何について話している?
・これから、何を考えていく?
・この議論はなんのた

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「ビジョンデザインの実践とアプローチ」Xデザイン学校公開講座の省察的記録

「ビジョンデザインの実践とアプローチ」Xデザイン学校公開講座の省察的記録

「ビジョンデザインの実践とアプローチ」と題したプログラムが、先日(2020年6月26日)にXデザイン学校の公開講座で行われました。

(講座の内容と集まってきた質問 miro by 東海大学 富田研究室)

いまこそ、ビジョンデザインが必要に社会状況を考慮して、新たにビジョンを作ることに、注目が集まってきています。

トヨタでは「コネクティド・シティ」というビジョンを掲げて、その実現に向けて未来の

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新しいことに踏み出せる、仲間をつなぐビジョンカード

新しいことに踏み出せる、仲間をつなぐビジョンカード

春から始まった実践的なチャレンジとしてご紹介した、和菓子素材の卸問屋・秀和産業さんとのプロジェクト。新しいビジョンを社内外へ伝えながら、共に産業を発展させるために進み続けています。

企業の考えを示し、共感を生むビジョンカード秀和産業さんがこれから変えていこうと考えているのは、自社ではなく、自分たちを含んだ産業全体を対象としています。

各所から品物を仕入れ・届けながら見えてきた課題を新しい機会に

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問屋からブランドプロデュースへ 〜物流から変革するサービスデザインの挑戦

問屋からブランドプロデュースへ 〜物流から変革するサービスデザインの挑戦

グラグリッドでは、この春、サービスデザインの実践的なチャレンジがいくつか始まります。その中のひとつ。和菓子素材を中心とした卸問屋さんの新しいチャレンジについてご紹介します。

新しいビジョンをもった社長との出会いお声がけいただいたのは、秀和産業の植田社長。
秀和産業は、千葉県浦安市にある和菓子の材料の卸問屋さんです。

(秀和産業さんのホームページより)

以前、浦安のまちづくりプロジェクトでご一

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「サービスデザインシンポジウム2020」をグラレコで見てみよう!

「サービスデザインシンポジウム2020」をグラレコで見てみよう!

2020年2月21日(金)に、経済産業省主催のサービスデザインシンポジウム2020「サービス視点によるビジネスの(再)構築に向けて」が開催されました。

本シンポジウムは、経済産業省の委託事業「我が国におけるサービスデザインの効果的な導入及び実践の在り方に関する調査研究」(受託者:株式会社コンセント)の一環として、国内の民間領域におけるサービスデザインの導入・実践に向けた学びの場とすることを目的と

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ビジョンデザインに大事な5ステップ

ビジョンデザインに大事な5ステップ

ここ最近、TOYOTAの「コネクティッド・シティ」プロジェクト「Woven City」等のように、新しい事業やサービスを創っていく際、ビジョンをデザインして掲げていく方法に注目が集まっています。
経産省でも、ビジョン駆動型のアプローチの必要性がトピックとして挙げられていますね。

■ビジョン型のアプローチがより必要となる
(中略)
しかしながら、ビジネスや社会課題解決において、将来が不確定で、さま

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ふりかえり、薄っぺらくなってない? 自分のことを自分の外から見つめるリフレクションのススメ

ふりかえり、薄っぺらくなってない? 自分のことを自分の外から見つめるリフレクションのススメ

創造的な事業を生み出す現場や、教育現場等で注目を集めている「リフレクション」。今では、自分を「ふりかえる」という概念を越え、自分と社会の「新しいつながり」をつくるための方法として、活用されはじめています。

しかし、さまざまなメソッドやフレームワークがある一方で、「毎回やっているのに、行動が変わらない」「問題点の列挙ばかりで根本的な課題を見つけられない」という声を聴くことも。

さて。それでは、ど

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3年サービスデザイン:最終プレゼンテーション

3年サービスデザイン:最終プレゼンテーション

( 多摩美術大学 吉橋研究室/サービスデザイン ゼミ 2019.12.17 より転載。)
(カバー画像は、グラグリッド 三澤さんによる当日のノートをお借りしました。)

3年生「サービスデザイン」は学内での最終プレゼンテーションを行い、学生たちが「TRUST」をテーマにした13件のサービス提案を発表しました。

日立製作所の丸山さん、高見さん、ゲスト講師としてグラグリッドの三澤さん、ゲストとして

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最強のプロジェクトチームを目指せ!グラグリ流ふりかえりプロセス

最強のプロジェクトチームを目指せ!グラグリ流ふりかえりプロセス

こんにちは!尾形です。

グラグリッドがプロジェクトで大事にしていることのひとつが、価値観を共有できるチームづくり。「価値観を共有できる最強のチームがあってこその、最高のプロジェクト」と、多くの人が実感しているのではないでしょうか?

その土台となるのが、チームを活かすプロジェクト運営!

今回は、「初めてプロジェクトマネージャーを任されたけど、思うように上手くできなかった!」という人へ向けて。

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『えがっきー®』のビジュアル・アイデンティティ開発記録

『えがっきー®』のビジュアル・アイデンティティ開発記録

『えがっきー』開発メンバーの竹内です。
現在グラグリッドで新しく開発しているリフレクションツール『えがっきー』で、プロダクトのデザインを担当しています。

今回はゲスト執筆というかたちで、『えがっきー』のビジュアルがどのように作られていったかについてご紹介します。

ビジュアライズの第一歩「言語化とエレメント化」新しいプロダクトのビジュアルを検討する上で、まずはどんなイメージが相応しいのかをチーム

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