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頑張ることが今日明日の生き方を変えていく

『力足らざる者は中道にして廃す。今汝は畫れり』
力が足りないかどうかは、力の限り努力してみなければ分からない。
力の足りない者は中途でたおれるまでだ。
今お前は、はじめから見切りをつけてやろうとしない。
それではどうにも仕方ない。

『仮名論語』雍也第六より

これは論語に出てくる私の好きな章句の一つです。

私はこの言葉を通して、力の限り努力する・頑張る意識を持ち続けることの大切さを改めて感じます。

現代人、特に若者・働き世代はこの心意気が足らないのを
私は残念に思います。

私は”頑張る”という言葉が好きです。
頑張ることは生きることだからです。
頑張っているから生きていることを実感できるのです。

頑張れば頑張っただけ、成果や自分の実力、将来がそれなりに充実したものになります。
頑張らなければ、頑張らなかった分のツケが将来にまわってきます。

頑張りの程度や、頑張れることは人それぞれですが、
奮起しようとする心意気が根底にあるかどうか、そこが重要です。

私自身、働き世代と言われる年齢ですが、周囲に
努力することを怠らない! 力の限り頑張る!
という考えの人は残念ながらとても少ないです。

早々に自分の限界を決めてしまい、
「しんどそうだからやらない」と言って、勉強でも仕事でも、
自分のできる範囲のことしかしたがりません。

苦しいながらも頑張った先にある達成感や充実感というのは
今の若者世代にはあまり魅力的ではないのかもしれません。

勉強も仕事もそこそこの頑張りに留め、休む時間の方をむしろ充実させる方が大事、と考える人が増えました。

確かに適度な休みは必要ですが、そればかりに重きを置いて
自分の可能性をより磨こうとしないのは、もったいない人生だと思うのです。

今に満足し、奮起しないでいて良いのかと、
私は周囲の人に問いたいのです。

日々何が起きるか分からないからこそ
多少の苦労もしながら毎日をしっかりと生きる。

それを同世代の人に、
そして私達を見て育つ子ども達に意識してもらいたいと思うのです。

共同マガジンで現在お世話になっております、”頑張る隊”
”励まし、励まされる”という運営コンセプトも
真に頑張っている人が多くおられることも
好きだなぁ…と思い、参加させていただきました。
よへい様の、”頑張る人を応援したい”というお気持ちも素敵だなぁと。

この記事の最後に

「さて皆様、今日はどんな1日にしますか?
泣いても笑っても、2024年4月23日は今日限りです!
その1日をどんな1日にしますか?
その1日にどんな記事をしたためますか?
また明日の朝、皆さんとnoteを通してお会いできることを楽しみにしています!」

この言葉が一番印象に残り、ほんとに好きだなぁとしみじみ思いました。

泣いても笑っても今日という日はこの一日だけ。
二度とは来ない一日。
今日限りの一日をどう過ごすか。
それを毎日意識して、より充実した一日を過ごそう、
悔いが無いように頑張って生きよう、と思える方々が
もっと増えると良いなと思いました。

今日も、明日も、その次の日も。
毎日が大切な、限りある一日として、もったいない過ごし方をしないように
できること、今すべきことにしっかりと向き合い、行動する。
そういう頑張りが私は好きです。

明日が来るかどうかなんて、誰にも保障されていません。
今日明日で死ぬかもしれない可能性だってあるのですから。
そうなった時に後悔のないように生きるのです。
”明日も充実して生きるぞ!”という思いも同時に持ちながら。

「明日やればいいや」「明日から本気出す」なんて言って、
今日を無駄にしてはいけないのです。

以前書いた、↑の記事に以下のようなことを書きました。

「“明日死ぬかも”と思って、今日一日をどう生きるか、より良く生きるかを考えてみてください」
これは同業の後輩や、契約先の方々、相談に来られる方、知人に時々言っている言葉です。

この記事を読んでくださった、日頃、論語の勉強でお世話になっている先生(私にとって論語の師匠)が「マハトマ・ガンディーも同じようなことを言っていたよ」と、ある言葉を教えてくださいました。

明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。

マハトマ・ガンディー

明日死ぬかもしれない可能性は誰しも持ちながらも、
死ぬことなくしっかりと日々を生き、そして生涯かけて学び続ける。
そのために今日も明日も、生きていくことを頑張る。

そんな風に私はこの言葉を受け取りました。

・勉強を適当に済ませず、集中して頑張る。
・仕事で手を抜かず、自分がやります・手伝いますの精神で頑張る。
・頼まれたこと、与えられた仕事に対して文句を言わずに取り組む。
・人に頼らず、甘えず、まずは自分で物事をよく考えて行動する。
・ずるいことはしない。
・楽して稼ごうとしない。
・困っている人のために自分から行動する。
・すべき課題や仕事を明日にまわさない、すぐに後回しにしない。

頑張る内容はそういったことで良いのです。
壮大な目標を決め、それを成し遂げるために頑張るでも良し。
日々の細々したことからまず頑張るでも良し。

怠けること、楽をすること、手を抜くことに注力しないようにしてほしいのです。
そこに甘えた結果、仕事も信頼もお金もなく、自分の周りにまともな人もいなくなる……そんな人になってしまいます。

頑張っている人を見て、自分も負けていられない!もっとやれることが自分にもあるんだ、頑張るぞ!と思える人が増えてほしいのです。

”頑張る隊”をはじめとした各共同マガジンや、note全体でお見掛けする
真に頑張っている方々の心意気、情熱、努力、
頑張った先に見える喜びや生きがい、
ガンディーが残した言葉のような生き方が
頑張ることに距離を置いてしまっている人達に届きますように、
心に響きますように、と願い、この文章を書かせていただきました。

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