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よく考え行動せよ。良くも悪くも何かしらの形で自分に返ってくる。

私は座右の銘の一つに「因果応報」(良いことも悪いことも必ず自分に返ってくる)という言葉をいつも意識するようにしています。

自分の日々の行いを振り返り、見直し、
必要に応じて軌道修正できるようにするためです。

他者を見ていても、「因果応報」をよく感じます。

周囲や現状への感謝が乏しい人は、
本人も人から感謝されることが乏しいです。

家族や友達、学校や職場の先輩・後輩、目上の人、
親しくしてくれている人、そういった人たちを
大事にしない人は、本人もその人たちに大事にされません。

人を貶めようとすれば、自分の方が最後は貶められます。

気に入らない人がいて、その人の評判を落とそうと、
あることないこと言いまわっていると、
大体は早々にバレて、自分の方が嫌われます。

そういう意地悪する気持ちは無いにもかかわらず、
自分のしていることが実は残念な形で相手に届き、
残念な結果が自分に返ってくる人もいます。

例えば、友達や恋人など、
自分はとても好意的に相手を想っていて、
あれこれ尽くしたいのに、それがかえって
相手に迷惑がかかる結果となり、距離を取られるなどです。

気持ちとしては純粋に相手のことが好きで、
もっと仲良くしたくて、
思いやりのつもりで接しているのですが
その気持ちが依存心として膨れ上がり、
執着となり、相手の方に「重い」と感じさせてしまうのですね。

その依存心に身勝手さも含まれてしまっているとなおさらです。

・これだけしてあげてるんだから、それなりの反応が欲しい。
・相手にも同じ気持ちを示してほしい、こちらにも尽くしてほしい。
・私がこうしたいと思ってしたことは相手も絶対に喜んでいるはず。私と同じように喜ばないなんて人としておかしい。
・必要としてほしい。自分を一番の存在と思ってほしい。
・恩を売っておきたい。その恩でずっと繋がっていられるはず。
・嫌われたくない。
・自分が今あなたと一緒に居たいんだから、あなただってそう思うでしょ?
・私達いつも同じ気持ちだよね?違うなんて認められない!

想いが強すぎていつの間にか身勝手な思いや、
自己満足の考えになってしまうのです。

相手が満足するかどうかはまた別の話。
その点を見失って、自分の気持ちだけで突っ走った言動が多くなると、相手に負担をかけてしまうことも結構あります。

相手から負担に思われてしまうと、
距離を取られたり、
喧嘩になったり、
ある日突然連絡が取れなくなるなど、
恋愛やら友達付き合いでこういうことは多いと思いませんか。

一方的にしてしまった分
今度は一方的に突き放されたり
こちらの気持ちも分かって当然だろう!
これはしてほしいことではない!と
自分は予想もしていなかった相手の気持ちや不満をぶつけらてしまうことも。

結局のところ、どこかで見返りを求める気持ち、
好意や恩という名の束縛が見え隠れしてしまうから
”それはいかん、考え改めよ”という意味で
思いがけない残念な結果が自分に返ってくるのです。

相手を想う、思いやるにも、その示し方・接し方は
よく考えないと、良くない結果が生じてしまいます。

自分だけの一方的な思いになりやすいのが私達人間です。
だからこそ、相手の気持ちはどうだろうか?という視点は忘れてはなりません。

いくら好意を持っていても、良かれと思ったことでも、
物事の線引き、相手の考え方・生き方・距離との線引きは必要なのです。

その線引きが適切に保ててこそ、人間関係も恋愛も仕事も、そこそこ上手く成り立っていくのです。

相手を想い、大事にしたいならば
見返りを求めず
意図的に恩を売ろうとせず
してあげた、とばかり思わず
してもらったことは感謝し、忘れず
不義理なことをしないようにする。

そうしていたにも関わらず、
自分の方が不義理なことをされたのであれば
それは相手からの不誠実さ。
自分が悪いわけではないことももちろんあります。

どちらが悪いとか、何をしたとか、
何がきっかけだったとか、
物事にはいろんなことが生じます。

考え方も人それぞれ異なるからこそ
答えがあってないようなものですが
いろいろ見つめ直していく中で
正すべきところがあるなら正すことを心掛けましょう。

人間関係のことだけでなく、認められたい・称賛されたいからと良い恰好をして振舞っても、望んだような結果はあまり起きません。
打算で人に良いことをしても感謝されません。
「あいつ、せこいな」「魂胆が見え見えだな」と呆れられるだけです。
同じような打算ばかりで良い恰好する人達が寄ってくるだけです。

良い意味で返ってくるものは喜ばしいことですが、
残念な意味で因果応報の状況が起きないように
欲を出さず、人に求め過ぎず、己を律して生きていきましょう。


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