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【コラム】Generative AIとのCreativeな対話

AIがデザインをする事例も出てきたりと何かと話題の生成AIですが、かつてインターネットが普及し始めた頃ネットサーフィンに明け暮れたように、生成AIのプロンプトを前についつい時間を忘れて夢中になってしまいます。
デザインにAIをどのように活用できるだろうか?どんなインプットを与えると何が生成されるのか?期待と興味は尽きません。

AI「を」デザインする!?

AIは人間に従順であるという先入観を取り除いて、クリエイティブな刺激を与えてくれる対話相手だとしたらもっと面白いことができるのではないか?などと考えてみたりもします。
AIを使ってデザインをするのではなく、こんなAIがあったらどうなる?(AIをデザインする)と視点を変えて、

  • 「ブワ~ッ」「シュッ」「ゴゴゴゴ・・・」など擬音で生成してくれるAI

  • 質問に質問で返すAI

  • いつも間違えるドジなAI

  • プロンプトからの言語入力ではなく表情やジェスチャーで生成するAI

などといった、意外なアウトプットが生まれやすい環境をデザインすることで、AIがよりクリエイティブな刺激を与えてくれる存在になるのではないでしょうか。

ちなみに、タイトル画像はBing Image Createrで「ブワ―っとした建物」を生成したものですが、どのあたりが「ブワ―っ」なのか、私には理解不能です。。。
とは言え、それがたとえ理解されなくても、曖昧な問いかけに何かを返そうとする姿勢はある意味凄いと思えます。

Microsoft Bing Image Createrが生成した画像

こちらは同じBingで「コーヒーを飲みながら物思いにふける猫」を生成したものですが、これはこれで面白いとは思いますが、人間が取るポーズを猫にさせているだけだったりもします。
プロンプトに何をインプットするかによる影響が大きいですね。

どうせなら楽しいAIライフを

かつてインターネットが新たな情報伝達手段として世に出てきて、今や生活の一部やエンターテインメントのツールになっていることを考えると、「使える」テクノロジーというものは、当初想定されていた使い方からは思いもよらない使われ方や普及の仕方をするものだと思えます。
言い換えれば、ユーザーが「使い方」や「使われ方」をデザインしていると言えるかもしれません。

私たちが肌身離さずスマホをを持ち歩くように、生活シーンにAIが深く入り込んでくるそんな時代を見据えて、こんなAIは役に立つ、こんなAIがあったら笑ってしまう、などなど、様々な思考実験やトライ&エラーを続けていければと思います。

(担当:S)