見出し画像

【コラム】ノードの数はLOVEの濃度?

仕事で使う道具の選択や使い方には、その人の個性が強く現れるものです。今回のスタッフコラムでは、マインドマップをこよなく愛するSさんに、そのこだわりのポイントを伺いました。

- マインドマップのどこに惹かれるんでしょうか?

僕はホワイトボードに書きながら考えるのが好きなんだけど、そこで書いたものをマインドマップに持って行って整理したり、構造化したりする使い方をしています。そこで整理してから、またホワイトボードに戻ったり...2つの道具を行ったり来たりしていますね。

言わば、前頭葉の様な役割なんですよね! 頭の中の仮置き場というか...キーワードどうしのつながりの可能性をシミュレーションするための場所。何と何をつなげても自由なわけですよ。この場所では。そうした、ブリコラージュ的な思考実験をできることが楽しいんですよね。このツールは。

- 時に、大作のマインドマップが出来あがってくる時もありますよね。1つの作品の様な…

作り始めると、止まらなくなってしまう時があって(笑)。最初はクライアントさんの持っている長所や課題を書き出していったりするんだけど、書いているうちに色々なことが頭の中で連想されて来る。

相手の長所や課題の横に、自分が好きなことや関心のあることとを並べてみたりするんです。そうすると、思いもよらないアイデアが出ることもあるし、お題に対しての自分事化も進んでいく。好きになっていくわけですよね。そのテーマが。

そうして、ノードを作ってはつなぎを繰り返しているうちに脳が発火して、気づいたら巨大なマップが出来ているわけです(笑)

- Sさんのキャラクターや語りと相性が良いですよね。妄想が爆発している頭の中を、そのまま覗き見ている様な感じがします。

あくまで自分が考えるための道具なんだけど、このマップ自体を面白がってもらえることもあります。共有して困惑されることもあるけど(笑)結果的には、自分のプロジェクトへの愛を伝えるメディアにはなってるのかもしれないですね。

(語り手:S、聞き手:M)