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三浦半島探検紀行 番外編


前回、三浦半島に出かけた記事を書きましたが、載せきれなかった写真がけっこうありました。

下手すぎる写真を撮ることでおなじみの私・え。
残念な写真が多いですが、せっかくなので番外編としてお蔵出しです。









観音崎公園

横須賀美術館前の海。人はぽつり、ぽつりとしかいません。



三浦半島と言えば、海。
海の匂い、打ち寄せる波の音。
海から離れたところに住んでいる私は海に限りない憧れを持っています。

こちらは横須賀美術館前の道路から見える海の見える風景。
海の向こう側に千葉県の陸地らしき影があります。
大きな船舶やヨットが行き交うのも見えます。

海って、いつまでも眺めていたくなります。


横須賀美術館横の小道をのぼっていくと、三軒家園地という開けた高台に出ます。
解放感のある眺めと心地よい潮風。
ここでのんびり読書でもしたら最高だろうな~


横須賀美術館の脇の小道に延々と紫陽花が植えてありました。
紫陽花の季節に来たら壮観でしょう…来年は6月に来なければ!





灯台へ続く、壁に挟まれた石畳の狭い道。
遺跡のような神秘的な雰囲気に思わず振り返ってパチリ。


灯台敷地内に何やら置かれています。
灯台頂部のレンズと電球を守る「灯ろう」という部分なのですが
これは平成2年11月まで東京都八丈島の神湊灯台で使われていた灯ろうのようです。


前回載せた写真。灯台から東京湾を見下ろした風景ですが
左端、海の中に何やら人工物が写っています。



東京湾に侵入する潜水艦を察知するため、
海中の音を測定するためのソナーを置いた水中聴測所跡なんですって。
うぁ~近くで見てみたい!





灯台からの帰り道、海の方向へ道を下っていきます。
古びた鎖がとしまえん「アフリカ館」ぽくていい感じです。




下から灯台を見上げます。
ああ、白飛び……写真下手すぎる己を呪う。


海沿いを歩いていると現れる崖に、謎の洞窟発見!ああピンボケ……
観音様が祀られていますね。



この洞窟、権現洞窟と呼ばれる洞窟で波の浸食によって岩石が削られてできた「海蝕洞窟」です。ご覧のように地層をはっきりと見ることができます。

え~、超ザックリ言うと……
むかしむかし、この洞窟に住みついた大蛇が漁民や船乗りを苦しめていたそうです。諸国修行の途中でこの地に立ち寄った行基善菩は大蛇を退治して、観音像を掘り洞窟のそばに祀ったのです。
それからこの地は観音像に守られた岬「観音崎」と呼ばれるようになったのですね。

現在祀られているのは火災で焼失してしまった観音様を、文献をもとに再現した十一面観音像なのだそうです。


結論。海が好き。





横須賀市・ヴェルニー公園

のんびり海と山に癒された後、横須賀行きのバスに乗って京急汐入駅に向かいます。
汐入で降りたかったのに、うっかり終点・横須賀まで行ってしまったので歩いて引き返すと、ヴェルニー公園に出ました。

マニア必見!
アメリカ海軍や自衛隊の艦船が見えます。


ヴェルニー公園の名称は日本の近代化を支援したフランスの技術者、レオンス・ヴェルニー(1837~1908)より。
旧名称「臨海公園」を2001年フランス庭園を取り入れた公園にリニューアルしました。

ヴェルニーは横須賀の海軍施設、横須賀製鉄所、その他の近代施設の建設を指導して日本の近代化を支援。
日本近代化と日仏友好の象徴的な人物となっています。
そうそう、初代・観音埼灯台の建設に関わったのもヴェルニーさんでしたね。


対岸にヴェルニーさんが建設に貢献した横須賀製鉄所跡地があります。



かわいらしい双子の建物発見。





正式名称「海軍番兵塔・軍港正門門柱」1930年頃建設。
フムフム、これが横須賀軍港の正門で
ここに番人がいて部外者が入らないように見張っていたということですね。




写真白飛びしちゃってますけどね(安定の下手すぎ写真)
ドーム型の屋根、帽子かぶってるみたいですごくかわいいフォルムですねぇ。
八角形の構造、レンガ造りの外壁、小さな窓もレトロでそそられます。


ばらで有名なヴェルニー公園、園内にはりっぱなばら園がありました。
今回は残念ながら時期外れでしたが、春や秋はきっと美しいばらが咲き乱れる様子が見られるはずです。

艦船と歴史とばら。

守備範囲広すぎ!
そういうとこ嫌いじゃないよヴェルニー公園!


三浦海岸


京急線・三浦海岸駅。
改札を出て下を見下ろすとさかなの形のガードレール。




駅の階段を下りると目の前を鳥が飛んでいきます。
見上げると照明の上にツバメの巣が。
お母さん?がせっせと子供たちに餌を運んできます。



少し離れたところでお父さん?がじっと巣を見守っています。
お母さんが留守の時子供たちに何かあっては大変。この場から動こうとはしません。




駅構内のツバメの巣をしばらく観察。
何といい場所におうちを作ったものか。
子供たちが元気にごはんをおねだりする声が聞こえてきます。
おかあさんは何往復もして、せっせせっせとごはんを運びます。

そして、じっと巣を見守っているお父さんツバメにほろり。
三浦海岸のツバメ一家に幸あれ。

せっかくの三浦海岸ですが、今回は海岸には行かず。

三浦海岸まで行くといつも野菜を買って帰るのですが、ここの野菜販売所、おばちゃんは椅子に座っているだけで、客は自分で金額を計算してお金をボックスに入れ、自分で野菜を袋に入れて持ち帰る、完全セルフになっております。
いつも掘り出し物の新鮮野菜が売っていて、ここへ寄るのが楽しみのひとつです。



ゴリラの支援に使わせていただきます。