2023年1月に読んでよかった本・読んでよかったWeb記事
■読んでよかった本
先生、どうか皆の前でほめないで下さい
そのアンサーがほしい方にもってこいの一冊。
(意図的に)現代の若者を皮肉るような目線と口調で書かれてはいるものの、若者を決して見下さず、行動の背景にある心理を、筆者の推測も交えながらリスペクトをもって丁寧に説明してくれます。
「令和時代の若者心理」って買いてあるので、きっと2000年代生まれの若者のことだよな〜なんて気持ちで読み進めていたら、平成生まれのぼくにも当てはまる項目があり、ギクッとする場面も。
「主体性や実行力を求める企業と、周囲から浮きたくない学生とのギャップ」や「いい子症候群の若者が社会貢献に向かうワケ」を解説している部分が、特におもしろかったです。
令和時代の若者を部下にもつマネージャーにも、ぜひぜひおすすめしたいです。
同志少女よ、敵を撃て
2022年の本屋大賞受賞作品。
たまたま目にとまったので読んでみると、詳細でリアルな描写で描かれる世界観に一気に引き込まれ、あっという間に読み終わってしまいました…。
読後の爽快感はありつつも、狙撃兵となった少女の経験をつうじて、敵と味方、善と悪の境界を問いかけるようなストーリーを前に、なんとも言えないモヤモヤした感情を抱きました。
激動の時代をなんとか生き抜こうとする少女の葛藤は、その時代を生きた人にしかかわからないものだと思いつつも、書籍という形でそのほんのわずかな片鱗に触れることができたのはすばらしい経験になりました。
■読んでよかったWeb記事
「私考える人、あなた作業する人」を越えて、プロダクトマネジメントがあたりまえになるチームを明日から実現していく方法
プロダクト開発が順調に進み、開発の拡大とともにプロダクトマネージャーがボトルネックになってきた。開発に関する意思決定の質も下がっているような気がする…。
そんな悩みに寄り添ってくれるのがこの記事。各々の役割を超えて、チーム全体でプロダクトマネジメントを進める重要性とその方法を丁寧に解説してくれます。
視座の可視化
「視座が高い」とはどういう状態か?から始まり、「メンバーの視座の高さを可視化してみると…」と進んでいくこの記事は、私が普段考えることはあってもなかなか言語化・可視化できていないテーマに光を当ててくれました。
言葉だけでなく、メンバーの状態が可視化された図も合わせて使うことで、より伝わりやすいコミュニケーションができそうだなと思いました。すぐにでもマネしたいですね…!
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