成長と問題行動
ひらそるは元気にやっています(笑)
さて、表題の記事だが児童の療育を行っていると感じる事だが、成長する事、問題行動が減る事というのは必ず一致しない。
支援の初期特にコミュニケーションが取れだした時期というのは、子供の自我や意思が出る事がとても重要なので、一般的に見ると甘やかしているように見えたり、楽しく過ごしているだけに見えたりすることがある。
その結果、良い事、悪い事問わず自分の意思を強く要求することがよくある。
この際のアセスメントについて、専門家や幼稚園、保育園などで意見が分かれる事がしばしばある。
①「意思表示が出るようになった、コミュニケーション能力が向上した」
②「わがままになった、いう事を聞かなくなった」
専門家、幼稚園、保育園それぞれ担当の方によってその内容は変わる事も多いが、専門家の方が①、幼稚園、保育園の先生方が②のような評価となる事も多い。
また、専門家であっても普段から支援に入っているスタッフについては、②の評価となりやすい。
理由として一番大きいのは、そのような行動を取られると人手や時間が必要になるからだ。
これはどちらが悪いかなどという話は今回の主旨ではない。
ただ、一度は調子が悪くなったように感じたり、より支援が必要になる事もあるという事だ。
そして、支援の期間に関してはその子の成長度合いによってはもちろん長くなることもある。
時々見かけるのは、この問題行動を避けようとして、大人の言う事を聞く、従順な良い子に育つような支援の仕方をしている場合が見受けられる。
支援者側が成長の一つなんだという事を理解していないと、落ち着いて過ごせていたのに悪くなった、静かにしていたのにわがままになったと、その部分を直そうとしてせっかく伸びていたその子の成長の芽を摘んでしまう事になる。
一時的な支援の大変さにあまり流され過ぎず、必要な事、必要な支援というものをつかみ取れるように自分たちも成長していきたい。
周りが穏やかに本人の良さを見つけつつ、本人が出来る範囲で課題や教育、興味の拡大を行っていく。これが出来れば、本人の中で早いペースで成長は進んでいくと言われている。
もちろん、穏やかに好きな事だけして過ごすだけでは、本人の成長は望みにくいというのは当然のことである。
この課題、教育、日常生活、社会性などを教える部分にも当然専門性がある。
最近はストレスそのものが悪い物かのように言われているが、実はストレスとは幸せで張りのある生活を送るためには必要だと言われている。
何も期待されず、好きな事だけをすれば良い。これはやってみると実は無気力になってしまう可能性だったり、自己肯定感が下がってしまう可能性等を秘めている。
結論から言えば、本人の状態を見ながら、過負荷にならない範囲で課題や教育、興味の拡大等を行っていくというのが大切なんだろうと感じる。
こういった、バランス感覚というのはとても抽象的で、支援する一人一人で見解も違うだろうし、日によっても違う、成長すれば変化もするし、当然場所が違えばかなり違ってくる。
個人的にはこのようなバランスといった抽象的な言葉は好きではない。。。
しかし、療育を行うに当たって理解しなければならない事である。
これを見るためには本人の状態を観察し、ストレスがある時にどういう反応になるのか、何がストレスになりやすいのか等を客観的な指標を用いて確認する必要がある。
まだまだ、未熟ではあるけれども少しずつ自分たちも、療育している児童たちも成長していけるように頑張っていきたい。
余談だが、私自身にも自己評価するためのチェック項目がある。
①趣味のゴルフに行けなくなる(行く気力がなくなる)
②夜寝れなくなる
③仕事の開始が遅くなる
④一日を通して無気力で、やる気が出ない
対応としては、
①仕事量を調整する
②、③一日休みを取る
④数日休みを取る
とすると大体の場合は落ち着くことが多い。
という事で、一度今の自分の状況を評価してみた。
①行く気がしない
②寝れる
③いつも通り遅い
④事務仕事をしているとやる気がない
まずい!!!
一週間くらい休んでゴルフ行かなきゃ!!!
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