物語世界を召喚する〜朗読のススメ〜
ごきげんよう。吟遊詩人の妙遊です。
最近は、とある小説の朗読をしています。
これがね。
すうごく楽しいんですよ。
私は吟遊詩人なので、ふだんは自分の言葉で物語世界を語っているわけです。
が、朗読は作者さんの言葉に100%身を委ねるので。その世界観というテーマパークで遊ばせてもらってる感じがします。
皆様もね、朗読、おすすめですよ。
好きな小説を手に取って、ちょっと試しに読んでみられてください。
お気に入りのキャラクターが出てきた場合は、めいっぱいそのキャラクターになりきって!
素敵な風景が出てきたら力と気合いをこめて!!
かっこいい言葉がでてきたらクールに!!!
……どうでしょう?
物語の光景がブワッと見えませんか?
言葉のリズムにワクワクしませんか?
キャラクターの心が手に取れるように感じませんか?
朗読をすると物語世界がいきおいよく自分の中に流れ込んできます。
昔に遡ってみると、もともと書物は声に出して読むものでした。しかし、今は黙って目だけで読む「黙読」が主流です。
黙読は、声に出して読むより読むのが早いです。また、人前でも気にせず読めるのがメリットです。
ですがデメリットもあります。
声に出して読んだときよりも、はるかに吸収が悪いのです。
読書をしたことある方ならご経験があるかと思いますが「読んでるうちに内容が頭に入ってこなくなった」「どんどん眠くなる」のがあるあるです。
しかし、声に出して読むと、内容が勝手に脳に入ってきます。さらには眠くなることもあまりないでしょう。
そしてなにより、楽しい!!
皆様もぜひ、声に出して本読み。
なさってみてください。
吟遊詩人の妙遊でした。
また、お会いしましょう。
浮き沈みはげしき吟遊詩人稼業を続けるのは至難の業。今生きてるだけでもこれ奇跡のようなもの。どうか応援の投げ銭をくださいませ。ささ、どうぞ(帽子をさし出す)