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さらまわしネタ帳113 - 90年代の音

1990年代の音源で、しかもアナログレコードがリリースされていて、しかも自分が好きなものといったら、それなりに限られます。でも意外にあるなあという印象もあります。その中から、当たり前過ぎてつまらないだろうということを念頭に外していくような作業をしています。

真っ先に外したのはエリック・クラプトン「チェンジ・ザ・ワールド」です。なんだかリズムが違うリミックスも含め、アナログ盤があることはあるのですが、そして90年代を代表するヒット曲だとも思いますが、今回はパスです。「当たり前過ぎ」といったところです。

次に外したのがOasis!これも当然ながら「当たり前過ぎ」です。Oasisは今でもよく耳にします。つまりラジオで流れているということなんでしょう。曲は限られているかもしれませんので、大ヒット曲以外でという選択肢もありますが、やはり「Don't Look Back In Anger」とか「Roll With It」「Wonderwall」「Champagne Supernova」あたりで行きたいなあと考えると、別の機会に回っていただくことになります。

そしてメタリカ、ニルヴァーナ、マライア・キャリー。この辺もアナログはありますが、「当たり前過ぎ」といった印象です。かける曲も決まってしまいますから、ちょいと番組のカラーには合わない気がします。何か特集の中で使うにはいいのかも知れませんけどね。いまだにラジオでかかることも含め、やはり別の機会に、となりますかね。アナログ盤があるだけでも褒めてちょうだいと言いたいところですけどね。店で鳴らすとさすがに気持ちいいので、時々かけますけど(マライア・キャリーはかけませんけど)、「ちょいと心残り」と言いつつ選漏れ。

今回の1990年代のアナログを選曲し始めた段階で意識したのが、単なる懐かしさだけではない、時代を語れる曲にしたいということです。自分のお店でやるトークイベントでは年刻みでやることが多いのですが、それは1967年から1989年までで止まっており、1990年代は一度も手をつけていないんです。それでもやろうかと言っているときにコロナ騒ぎとなりましたから、ある程度の準備はできているんです。年表づくりとか、ビルボードの資料とかですけどね。だから、その辺を語りたいわけで、選曲にも影響するわけですね。

そして、収録3日前となって悩ましいのがアシッド・ジャズとか言われた連中でして、インコグニート、ブラン・ニュー・ヘヴィーズ、ジャミロクワイあたりです。この辺は別に特集したいなあ。サウンド・オブ・ブラックネスとか一緒にしたら怒られるかなとか思いつつ、アナログ盤があるものは限られますからねぇ。この辺の連中はやはりアナログで聴いてみたいものでもありますし、実際店でかけると「これ、いいね」とかいったお声が必ず飛んできまして、「低音の出方がちょいと違いますね」みたいな話題で盛り上がれます。

今回は1990年代全体ですからねぇ。インコグニートとブラン・ニュー・ヘヴィーズとジャミロクワイから1曲って選べます?ロニー・ジョーダンとかもうかけちゃってるし…。うへっ、悩ましいな、やっぱり。2回に分けるかなぁ…。アシッド・ジャズ特集とかもいいなぁ…。前半後半に分割するのもありなんだけどなぁ…。

…ダメだ、こりゃ。




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